十九 水の観察
水と教皇は話をする、、
それは、「狂愛と依存」、「生物の製造」という禁忌の話、、
水は「依存」の「実験」について教皇に話す、、
教皇は人間の禁忌「生物の製造」について話す、、、
「さて、この部屋に防音魔術をかけたし、話を始めようか、、それで、どんな話から聞きたい?」
「でしたら、「実験」について。」
「そうだね、「実験」は私に「依存」させることでどのような動きをするか、結果はまだ出てないけど、途中経過であれば、皆、私の言うことを聞くし、リティアに関しては私の盾として十分な活躍をしてくれてるよ、、」
「では、途中経過ですが「実験」は成功している状態ですね。」
「うん、成功はしている、、けど、リティアは多分気づいている状態で私についてきている、、まぁ、ある意味成功しているんだけどね、、」
「え、、?ばれてしまっているのならば失敗では?」
「そうだね、普通は失敗だけど、リティアだけは小さい頃から育ててきた魔族、だから、私に「依存」はすれど「盲信」はしない、それがリティアを成功と言える由縁かな?」
「そういうことですか、、そうですね、様々な研究材料は大切ですものね。」
「そう、、それで、教皇ちゃんはどんな「実験」をしているの?」
「、、禁忌とされる「生物の製造」です。」
「それは、、だいぶ危険だね、、」
「えぇ、知られれば私は立場を追われ、反逆者になる、、でも、それが人の成長につながるのならば、私は続ける、、たとえ、人間を汚すとしても、汚名を被るとしても、、」
「そう、、それは君の勝手だけど、君とは仲良くいたいから長生きしてよね?」
「そうですね、、私もまだまだしたいので生きますよ、、それでは、「狂愛」につて聞かしてください。」
「そうだね、「狂愛」、、一番似合うのは「勇者」かな?」
「え、、?ゆ、、「勇者」様ですか?」
「うん、あれは人間のために自分の人生をも捨てる覚悟があった、、だから、私を倒せた、、私があいつに負けたのは強かったからじゃない、あいつが「人を愛していた」からだ、、」
「、、人を、、愛する、、ですか。」
「うん、「欲望まみれの愛」でも、「損得の愛」でもない、「無償にして、狂気の愛」それが「勇者」、、「愛と狂気の神」に見初められたものだ、、」
「、、それがあなたの「狂愛」の結果ですか?」
「、、う~ん、、あれは失敗だ、、「狂愛」を持っていたはずなのに、自分の気持ちだけでそれを抑え込んだ、、本当につまらない、、あいつは本当に失敗作だ、、」
「そうですか、、でも、「勇者」様は私たちの希望であり、英雄です、そのお方を馬鹿にされるのは気分を害されます、、、」
すると、教皇は水に対し、険しいまなざしを送った、、
「そうか、、ならば、「勇者」の肉片を使って新しい人間を作ってみなさい。」
水がそういうと、ネフゥレスとの戦いで採取していた勇者の肉が入った瓶を教皇に投げた、、
「、、あの戦いでも、、採取する余裕があったのですが、、」
「さぁな?それを答える意味はないだろ?」
「それもそうですね。」
「そうだ、「生物の製造」に行き詰っているのなら、「魔王軍 五番手 フレスト」に会ってきな、、」
「それは、、」
「知らない?それもそうか、、あいつは表に出ないし、名前も知られていないことの方が多いもんね、、」
「、、そいつは、、どんな功績を?」
「、、「魔族軍」の改造軍「メカスト」を作り上げた腕利きだよ、、それに、あいつだけは私に「依存」しなかった、、やっぱり、研究者は難しいね、、」
「ふふ、、だけど便利なのでしょ?」
「そうだね、、」
二人が談笑していると、扉が叩かれる、、
すると、扉が開く、、
「お話の中大変失礼しますが、教皇様、そろそろお時間でございます。」
「もうそんな時間?」
そう教皇が言うと、椅子から立ち上がる、、
「では、水さん、私はこれで失礼いたします。」
「うん、頑張ってね~、、」
そして、教皇は迎えに来た司教と部屋を後にした、、
「、、どうだ?あいつはお前のお眼鏡にあったか?フレスト。」
「そうですね、、人間にしてはだいぶいいところまでたどり着いていると思います、後は、積み重ねでしょうかね。」
「そうか、、お前がそういうならばそうなのだろうね、、」
「えぇ、ですので、私も近々そちらに行きます。」
「わかったよ、、」
そういうと、水は椅子から立ち上がり、リティアが寝ている部屋まで歩いていった、、、
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