十六 マリスティアの覚悟
ルドルの足から血が流れていた、、
それは、リティアの能力であった、、
しかし、ルドルはまごうことなき天才、、
だが、リティアは、、マリスティアはその決意を叫ぶ、、
ルドルの太ももから血が流れている、、
それはあり得ないこと、、「湾曲のランタン」を持つルドルに対して攻撃を与えられるということ、、
「なるほど、、これがお前の策か、、」
「随分と、、冷静ですね、、」
「それはそうだろ、、だって、お前は「湾曲のランタン」を攻略したわけではない、、そうだろ?」
「、、嫌ですね、、注意深く観察しているやつは、、」
「そうか、、だが、これが俺の強みでもあるからな、、」
「そうですか、、では、わからぬまま死んでください、、」
「う~ん、、それも無理な話だ、「湾曲」を攻略したのであれば、今、俺に対して向かってくるはず、、だが、お前は俺に向かってくるどころか、俺からの攻撃に固執しているような構えだ、、だから、俺は攻めない、、」
「、、、そうですか、、では、、!!」
すると、リティアがルドルに向かって行く、、
しかし、「湾曲」によってリティアの攻撃は曲がる、、
それを確認したルドルは攻撃をする、、その攻撃はリティアの腕を切った、、
しかし、ルドルの腹にも切り傷が現れた、、
「、、やはりか、、」
それを見たルドルは何かに気づき、距離をとる、、
「、、ふぅ、、ふぅふぅ、、」
「随分と息が上がっているな、、」
「えぇ、、これだけ斬られていますから、、」
「それもそうだな、だが、安心しろ、、これ以上は攻撃しない、、」
「、、、そうですか、、気が付いたのですね、、」
「あぁ、、お前の攻撃方法は「特定の行動をした場合、指定した場所に同じ傷を発現させる」だろ?」
「、、えぇ、、当たっています、、」
「そして、その「特定の行動」は「湾曲のランタン」を使うこと、、「特定の場所」は、最初が足、次に腹だろ?」
「、、、、」
「沈黙は正解と取っておこう、、だが、頭などの致命傷になりうるところには今のところ、返ってきてはいない、、そのことから、俺に致命傷を与える場合、お前も致命傷を受けなければならないのだろ?」
「、、、あたりです、、初めてです、、「鬼邪王」様以外にこの能力が当てられたのは、、」
「そうか、、なら、、「湾曲」を使わず殺すだけだ、、」
ルドルがそういうと、「湾曲のランタン」を灯さずにリティアを切りつける、、
ルドルの斬撃は、「湾曲」がなくとも、何重にも見えるほどの剣速、、それは、リティアでは確実にかわし切れないものであった、、
「取った、、」
ルドルがそうつぶやくと、リティアがにやりと笑う、、
「なぜ、、笑う、、?」
「だって、あなたはもう負けているではないですか、、」
「何を言って、、、」
ルドルが何かを言おうとした瞬間、ルドルの全身が切り刻まれる、、
「、、っ!?ぐふっ、、!?」
ルドルが距離をとる、、
「ど、、どういうことだ、、!?お、、俺は「湾曲」を使っていないぞ!?なのにどうして、、!?」
「貴方、、私の能力を分かっていない、、だから負ける、、」
「ふざけるな、、」
「なら、、私の「特定の行動」をどうして一個しか指定できないと思ってるの?」
「は、、?ど、、どういう、、」
「私は、、「魔王軍 四番手 マリスティア」、、私は「鬼邪王」の側近にして、最高位に位置する魔術師だ、、」
「、、、それがどうした、、「魔王軍」と言えど!!弱きものは弱い!!俺と戦ったものも!!「魔王軍 六番手 グメルデン」と名乗っていた!!だが!!俺が勝った!!」
「それは、、グメルデンが優しかったからだ、、このような極寒の地でグメルデンは負けなしだった、、だが、その優しさゆえに甘かった、、自分が勝っても生かして返すような、、だが、私は違う、、私は「鬼邪王」の側近、、それは敵がだれであろうと私は「鬼邪王」の敵は殺す、、その決意は決して歪まず、、命令は必ず遂行する、、それが、、「鬼邪王」の、、最強の鬼の側近である!!」
その言葉は、「鬼邪王」であった時であっても、水になった時でも決して見放さなかったものの言葉であり、、信頼の言葉であった、、
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