十 感謝の戦い
ネフゥレスが使役する「勇者」と戦う、、
しかし、水は「鬼邪王」の頃の戦いを思い出していた、、
だが、「勇者」は死者、、記憶は忘れ去られ始めていた、、
そうして、水はネフゥレスを、、、、
四騎士を倒した水の前に現れたのは、かつての宿敵、、「勇者」であった、、
「、、「勇者」、、まさか、またお前と戦うとはな、、でも、、お前と再戦するならお前が生きてる状態で戦いたかった、、」
水がそうつぶやくと、「勇者」は一直線に水に向かって行く、、
その速度は、当時と同じ速度であった、、
「相変わらず、、早いな、、だが、、一直線すぎる、、!!」
水は拳を構えた、、
その光景は、まさに「鬼邪王」であった時の、光景とリンクしていた、、
それを思い出した、水の反応が少し遅れる、、
しかし、今、戦っているのは死者、、もう、、人の感情を持っていない、故に、隙を決して見逃さない、、
「、、、、、、」
すると、勇者の攻撃が水に直撃する、、
「、、っ!!くそ、、!!」
「、、、、、」
「、、なぁ、ネフゥレス、、死者は喋れんのか?」
水は刺されたところ抑えながら問う、、
「、、えぇ、喋れません、、死者はすべてを忘れ始めますから、、」
「そうか、、なら、、もう容赦はしない、、」
水がそういうと、「勇者」を真っすぐ見つめる、、
そうして、「勇者」はもう一度、水に向かって行く、、
しかし、水にはもう甘さはなかった、、
「これでもくらえ、、」
水がそう言うと拳を振り下ろす、、
それを見た「勇者」は、「反光の盾」で防ぐ、、
しかし、水の攻撃は確かに反射した、、だが、水の攻撃は「反光の盾」を粉砕し、「勇者」を叩きつけた、、
「、、いった、、拳も痛いし、体も痛い、、」
「、、っ!?う、、嘘だろ、、ゆ、、「勇者」が、、負けた、、!?」
「当たり前だろ?私は、建物の崩落とお前らの逃走に防御魔術を使いながら、「勇者」と戦ったんだ、、だから、常に使っている魔術がなければ、負けることなどありえないんだよ。」
「そ、、そんな、、」
「さて、、最後の言葉は?」
「、、許しを請うたら、、助けてくれますか、、?」
「無理だ、、他の奴らならまだしも、お前は私の部下、、部下の責任は私が取らなきゃならない、、だから、、お前は恨むなら私を恨め、、」
「、、ふふふ、、私は、あなたのことを恨んだことはないですよ、、私は感謝しています、、今も昔も、、私のこの力は、あまたの種族から恐れられた、、「死ねばあいつの手下に、、」「戦場で死んだらあいつに操られる、、」色々と言われ、軽蔑の眼で見られ続けた、、しかし、あなたは私のこの力を認めてくれた、、私は、、それが嬉しかった、、この力が認められたこと、、私の実力をきちんと認めてくれたことが、、私はとっても嬉しかった、、」
「そうか、、」
「だから、、私があなたに言うことは、、私を拾ってくれてありがとうございました、、、私を、、私を認め、使ってくれたことを感謝いたします」
「、、お前は、、バカだ、、バカだが、、誰よりも私を慕ってくれた、誰よりも私に力を貸してくれた、、そうして、、私を怖がらないでくれた、、それが私は嬉しかったぞ、、だから、、お前がこんなことをしなかったのであれば、、私はお前と一緒に冒険がしたかったよ、、」
「、、それは、、惜しかったですね、、では、、さようなら、、、」
「あぁ、、さようなら、、ネフゥレス、、」
ネフゥレスが最後の挨拶をし、それを答えるように水も挨拶をした、、
そうして、水はネフゥレスに対し、悲しみと哀れみを込めた拳を振り下ろした、、
その威力は、「無階の塔」を壊した威力ほどでないものの、ネフゥレスを跡形もなく消し去った、、
「、、さようなら、、「不死を操るもの」ネフゥレス、、、」
そう言った水の眼から一粒の涙が流れた、、
そして、水は転移魔術を唱え、「聖国」へと帰った、、
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