表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら(公社)魔法協会附属鍼灸院の院長になった  作者: MC sinq-c
第二章 魔法協会セミナー編
91/106

封筒

「ん、どうしたの? もしかしてピリスとケンカしたとか? ねぇねぇ、なんでなんで?」


 ウキウキした顔で聞いてくる。

 ケンカはしているつもりはないが、スッキリした別れとは言い辛い。


「ケンカになる前に仕事があるそうで帰ったよ」


 食欲をそそる匂いに誘われ、目の前のクリームシチューを一口食べる。

 はぁ、美味いし落ち着くなぁ、カヤの味は。


「……仕事ねぇ。それって、あの魔剣使いの娘絡みとか?」


 カヤも知っているのかよ。というか、後で聞いたらみんな知っていたみたいだけど、そういうことは先に教えて欲しい。


「そうだよ。うっかり俺が魔刀使いと言ったら血相変えて帰っていったよ」


 一番、血相変えていたのはカイルだけどね。曰く「魔刀使いというのは、フリーライト魔法剣士協会の会長代行と言われておりますが誰もその姿は見たものはいないのです」だそうだ。

 それに乗っかってンドルは青い顔して「オレっちも聞いた事あるぜ……1000年は生きている伝説の老人で現れた先では……死屍累々の丘が築かれるんですぜ……」だそうで。

 アカネも「眼が4つあって、あらゆるモノを見通す力と山をも切り裂く爪を持った大男なんだよ!」とはね。

 パシーはそれを聞いて爆笑しているだけだったが。


 少なくとも魔刀使い、サラ・ヴァーディは俺達と変わらない聾唖の美少女だったのが真相だ。

 信じられないような顔をしていたが、得てして真実とはそんなものだ。

 ……ただ、ウダルが銃口を向けた時に発した殺気の件は伏せておいた。

 (公社)を厄介ごとに巻き込むつもりはない。

 次のイベントなどに現れたら参加を丁重にお断りすればいいのだ。


「……なるほどね」


 えー!! と感嘆符だらけの言葉が飛び出してくると思ったが、カヤは何かを思案するよう腕を組んだ。


「魔刀使いと聞いて、驚かないんだな?」」


 返答がくるまで、目の前の良い香りがする料理を堪能する。

 いい予感がしないから、今のうちに少しでも食べてしまおう。

 カヤは立ち上がると手紙置きから封筒を持って俺に差し出してきた。

 ナイフとフォークを置いて封筒を開ける。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] カヤは料理もできるんですね! 料理おいしそう。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ