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第七話 決戦日!№1

(続きかきました。)

第七話 決戦日!№1





コポコポッ…


良い香り…


母がコーヒーを淹れている香りで毎日起きる。


今日も良い朝だ。


いや、今日は悠長な事は言っていられない。


そうだ、鞘師先輩と小田先輩と戦う。


ララと二人で…


この試合を勝てば…もしかしたらマネージャーとして認められるかもしれない。


もし勝てなかったら?


私達の目標の憧れ人「嗣永玲」に会う事は出来なくなってしまうのか。


朝からベッドの上で頭をかかえてしまう。


ふと窓の方を見ると、カーテンから太陽の光が射している。


そう迷っていたところで、すでに今日という朝は来ている。


やるしかない。自分とララを信じてロードに乗るしかない。


羽毛布団の下にあった手を胸元へもってきてグッと力を込める。


そして、リビングへを降りていく。


珍しくララと起きるタイミングが一緒だったようで


隣の部屋どうしのドアからララが出てきてるところで


目があった。


「ララおはよう!」


「キキおはようっ!その顔は、もう覚悟決めましたって顔ね。いいじゃない!」


父と母に挨拶をかわし、二人で朝食をとる。


「二人とも、またロードに乗り出したんだってな。

二人で夢中になってくれるものがあって、お父さんは嬉しいよ」


と、父はすごく嬉しそうで優しい笑顔を浮かべてくれている。



「そうなのよ。二人共夢中で夜遅いんだから。

まだ高校も入りたてなんだから無茶はしないでね。」


と、母が朝食とコーヒーを淹れてくれた。



朝食にしては、これまたすごい量が目の前に置かれた。



食べるのに必死になっていると、


ララが


「うーん。本格的に始めるのは今日決まるのよね。

ねっキキ。頑張るから応援しててね。お父さん、お母さん!」


「父さんも母さんも、いつだって二人の応援しているよ。

でも相当の気合の入れようだな。頑張ってこいよ。父さんはそろそろ行くけど

応援してるからな」


「あなたいってらっしゃい!」


私達も二人で「いってらっしゃい」と声をかけた。



大量にあった朝食も、もうすぐ終わる。


あとは身の回りの用意と…!


今日は、気合を入れて二人でポニーテールにすることにした。


見分け方はリボンだ。


私はピンク ララはブルー のリボンをきつく結んだ。


支度も終わり、母に行ってくると挨拶を済ませ、二人で学校へと急いだ。


歩きながらララに何度も心構えは大丈夫かと聞かれる。


「大丈夫だよ。ララこそ、大丈夫なの?」


「私は、キキと違って余裕よ」


と私の方へ振り返りキラキラした笑顔を向けてきた。


双子のはずなのに、とても眩しい。


マネージャーにならなくてもララなら「嗣永玲」に近づけるのではないだろうか。


この美貌なら…


と、考えていたら


頭をポカッと叩かれた。


「キキ、今マネージャーじゃなくてもいいんじゃないか。って思ったでしょ。ダメよ!

手っ取り早く「嗣永玲」に近づくにはマネージャーにならなきゃ!」


なんで分かるんだろう…って顔をしていると


「まぁ、私が可愛いのは認めるわ!」


ギクリ


「ララって人の心読めるの!?」と思わず心の声が出た。


「キキが分かりやすい顔してるだけよ。

そんなのいいから、ちゃっちゃっと授業終わらして試合よ!試合!」


とララが私の手を取り学校へと二人で走った。


授業も順調と終わり…


等々、決戦の時…


放課後…


決戦の時!!


私達は、部室の扉を開いた。


扉を開くと、フルキャストでお出迎えされた。


竹内勝一郎 鞘師桔平 加賀烈吾 生田俊 小田好友 夏焼輝…


あまりの眩しさと威圧にクラクラしてしまう…。


鞘師が自信満々の笑顔で近づいてくる。


「さぁ、この山の精霊と言われている俺に挑む気持ちの準備は出来ているかね?」


悔しいが笑顔が眩しい。


小田も不愛想ながらも余裕の顔をして近づいてきた。


「なんで、わざわざ、インターハイに向けて準備期間だってのに女二人の相手しなきゃなんないんだよ。まいったぜ…」


すごくめんどくさそうにされている。


残念ながら私達は完全に勝負とされていない…。


竹内も駆け寄ってきて笑顔で話し始めた。


「さぁ、試合だ。昨日も言った通り、2対2で赤城山を登ること。

 クライマー鞘師とオールラウンダー小田とだ。

 昨日も言ったが、

 勝ち負け関係なく勝負の進行具合でサポートメンバーに相応しいか。

 本当にマネージャーに相応しいのか判断することとする。」


夏焼が満面の笑みに駆け寄ってきて


「君たち恵まれてるね。うちのエースの先輩達に、部活入って早々に試合してもらえるなんて羨ましいよ!」


羨ましいよ!と心で叫び

じゃないよ…。と、私はうなだれつつ輝を見た。


「あれ?楽しみじゃないの?」


と、顔を覗き込まれる。


笑顔でいる夏焼輝…


怒る気になれない…。


加賀も会話に加わる。


「お嬢さん達、今日は頑張ってね。俺達は、赤城山頂上で試合見守ってるよ。期待してるよ!」


と、いつものように肩を抱き寄せられた。


いつも動揺しているが、あまりに加賀のスキンシップの多さに麻痺してきたのか慣れてきてしまった。


「桔平!好友!負けたら、お前らインターハイメンバー降りろよ~!じゃぁ先に行ってるぜ」


と、先に赤城山と向かっていった。


「あ加賀先輩!待ってください!」と生田も外に向かう。


その時に軽く声をかけられた。


「鞘師先輩も小田先輩も強いよ。全力で頑張ってね。じゃ僕も先にいってるよ!」


と加賀と共に生田も赤城山へと向かったようだ。


竹内が、また口を開く


「俺も先にいってる、ついたら連絡をいれるから、スタートだ。

 夏焼、お前がやっておいてくれるか。

 そのあとは、部の他のものと同じ練習をするように!」


夏焼が


「僕がやっていいんですか!ありがとうございます!」


と、会釈している。


「じゃぁ、俺も加賀と生田と共に行ってるからな。二人共負けるなよ。ハハ」


そして、私達に近寄り


「さぁ、上國料キキさんとララさん君たちのお手並み拝見だ。楽しみにしてるよ!」


と肩をポンと叩いて外へ出て行った。


「はっはい!」


と緊張で声がうわずってしまったが返事は出来た。


ついに勝負の時が近づいてきてる。


緊張し始めて足がガクガクしてきた。


ララが私の緊張してる様子に気がついたようで、手を握ってきた。


「大丈夫よ。大丈夫!」


ララの心強い言葉に安堵した。


鞘師と小田に目を向けると、三本ローラーへと向かっていた。


ローラーに乗り始めた二人が私達に声をかける。


まずは口を開いたのは鞘師だ


「竹は君たちに期待してるようだが、俺は女子と戦う気なんてないぞ。」


続いて小田も


「同意見だね。なんで女相手に試合なんてしなきゃならないんだ。

 お前達、女子の試合出ればそこそこ強いんだろ。

 こんなところで油売ってないで、そっちで頑張ればいいじゃねぇかよ」


私達も体を温めるために三本ローラーへ乗る。


ララが先輩達へ強気の口調でいった。


「あんまり私達を甘くみないでもらいたいですね。全力でいきますから先輩達も手ぬかないでくださいね」


どうして、そんな強気になれるのか…


漫画の読者なら彼らの強さを知ってるはずなのに…


「ララ!そんな強気な事言わないで」


と思わず弱気の言葉が漏れた


「キキ!最初から負け試合なんてやる気は私はなかったわよ。もちろん勝つ気できたわ。あなたもでしょ」


「それはそうだけど」


鞘師が鼻で笑った


「ほう。俺達に本気で勝ちに来たんだ。面白いじゃないか。度胸だけは認めよう!」


小田が続いて


「いい度胸じゃねーか。一年のくせに。しかも女。面白い。手抜いてあげよう何て思ってたけど

 逆に手抜いたらお前達に失礼だろうから手は抜かないで行くぜ。」


「先輩方、絶対負けませんから!」


と、ララが強気の言葉をかけ、しばらく4人で無言で三本ローラーを回す。


いい感じに体も温まってきたところで、鞘師に電話が入った。


「竹か、遅いぞ!ついたか。わかった。こっちは準備できてる。わかったスタートするぞ」


と電話で竹内で話している。


と、いうことは、ついに試合の時がきた。


「夏焼!スタート合図頼むー!」と鞘師が叫び


夏焼が走ってきた。


「とうとう、試合ですね!僕も頂上から試合の様子みてみたいな~!」


「お前はまだメンバー入りしてないだろ。補欠だ!ちゃんと皆と練習してろッ」


と小田が夏焼にいう



私達は夏焼が、この漫画の裏主人公なみに重要人物だと知っているが


まだ一年はじめ。


彼の重要さは部で知られていない様子だった。


「そっか輝君まだ、メンバー入りの試合してないんだったけ…」


ポツリと、思わず口に出てしまった。


夏焼は何の事かわかっていない様子で


「ん?何のこと?」


と不思議そうな顔をしていた。


「じゃぁスタートの合図しに外に出てるから!」


と、外へ走っていった。


インターハイメンバー入りするには代々先輩達と戦い勝者がインターハイに出れると決まっている。


時期にインターハイメンバーを決める選抜メンバーに彼は選ばれる。


ただ、まだ部内で夏焼が重要視されてるわけではなく、


漫画では、三年メンバーしか彼の秘めた強さに気が付いてはいなかったという展開だった。


小田の顔色が変わり話かけてきた。


「ん。なんでお前そのこと知ってんだ。まだ三年のインハイメンバーしか知らない事なのに」


まずい…。漫画読んで展開知ってます。なんて言っても頭おかしいやつとしか思われない…


「ええっと!こないだ輝君と走ったとき、ものすごく強かったから、あのそのえっと…」


と、ララがサポートしてくれたが、うまい言葉が出てこない様子だった。


鞘師はジーと私達を見つめ


「君たちは、この強い部のメンバーの中でも夏焼を認めたのか。不思議な奴らだな…」


と顔を曇らせて続けた


「小田、この試合気抜くなよ。」


「鞘師?なんだよ。いきなり目マジにして…」


「彼女らは、まだ部にきて数日だというのに、上位メンバー以外の夏焼をインターハイメンバーなんじゃないかと

 言ってる。この意味わかるか」


「だから、なんだよ。」


「我々、三年が数日チェックを重ねた結果を1回の走りで理解してるということだ」


「…」


「気抜くなよ」


「うるせっ。わかってるよ。やってやるよ!」


小田が私達二人を見つめ


「さ、竹が山で待ってる。お前さん達のことはよく分からないが、負けるつもりはないぜ」


と、鞘師と小田はロードを持って外に出たていった。


横を見るとララが怒っている…


「キキ!フォロー出来ないような言葉出すのやめてもらっていい!?」


「ごめんなさーい!」


とララに向かって手を合わせる


「漫画で未来の事知っています エヘッン なんて言えないでしょ!」


「はい…」


「そして、彼らを本気にさせてしまった。最初から先輩達全力で来るわよ」


「うっ」


「責任とって頂上とりなさいよ!」


「へっ!はい!」


ふ抜けた返事しか出なかったが思いっきり背中をララに叩かれ気合いが入る。


私達も鞘師と小田に続き外へ出た。



(続きかきました。)

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― 新着の感想 ―
[一言] この連載小説は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。 今後、次話投稿されない可能性があります。予めご了承下さい。 って書いてますけど、もう書かないんですか? 残念です。ほんとにつづ…
[気になる点] 続きが気になる点です! いつ続きが出るんですか!?。
[一言] まだですか?ちょと遅いです
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