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天の邪鬼

作者: 海星

 「痩せながらでも生きてりゃ良いじゃねーか。

 鰻を取ろうとして河で流されるよりは」

 これは万葉集に書いてある。

 「夏バテに鰻」これは奈良時代から言われてる。

 土用の丑の日に「うなぎ」を食べる習慣なんてなかった。

 戦後まで「『土用の丑の日』には『う』の頭につくものを食べよう」って『うどん』とか『うり』とか食べられてたと老人達は言うし、私の父親もそう言ってる。

 もちろん金持ちは鰻を食ったらしいけど。


 平賀源内が産み出したのはおそらく『土用の丑の日、うなぎの日』みたいなキャッチコピーだけだ。

 奈良時代から「夏バテには鰻」って言われてるし、戦後の昭和まで土用の丑の日に鰻を食べる文化はなかった。


 「土用の丑の日に鰻を食べはじめたのは平賀源内」

 そんな訳ねーじゃねーか。

 お前らネットに、テレビに影響されすぎ。

 ちゃんと調べろよ。

 ・・・なんて私は逆に『自分で調べた事だけじゃなく、人の言う事を信じるように』って教授に言われてたんだけど。

 

 ヒトラーが名古屋の広小路通に来た時、女生徒は沸き立ったそうだ。

 あのチョビヒゲの小太りのオッサンが女生徒達の憧れの存在だったらしい。

 「韓国人アイドルがみんな同じ化粧して、同じ髪型で・・・。

 同一人物に見える」と思った。


 ちょっと考えな?。

 本当にアレが良いのか?。

 判子で押したみたいにみんな一緒じゃないか。

 周りが『良い』って言ってるから『良い』って錯覚してるだけじゃないか?。

 ネット、テレビに影響されすぎじゃねーか?。


 これが私が『天の邪鬼』と言われる理由です。

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