声劇用台本*男とちょろい
男とちょろい
キャラクター説明 (比率)3:1:0
八代 昴 17歳 高校二年生
あだ名→ハッチ。運動神経の良いイケメン
黒羽 京介 17歳 高校二年生
あだ名→クロ。勉強のできるイケメン
牛島 千代丸 17歳 高校二年生
あだ名→もーちゃん。料理が得意なイケメン
木島 柑17歳 高校二年生
この子のみ他校生。かわいい女の子
【キャスト】
ハッチ ♂:
クロ ♂:
もーちゃん ♂:
柑 ♀:
ハッチ「まず同じクラスの佐々木と村田だろ?んでB組の滝川にC組の田中と綾瀬」
クロ「ほう?あの堅物委員長、綾瀬を落としたのか?」
もーちゃん「ハッチ君すごーい」
ハッチ「まぁ俺様にかかれば、ざっとこんなもんだな。んで、クロはどうだった?」
クロ「俺は3-Aの皆本さん、雨宮さん。3-Bの近藤さん、元木さん、四ノ宮さんだな。」
もーちゃん「え?四ノ宮さんってあの生徒会長の?」
ハッチ「やるなぁクロ。てか全員年上なのな」
クロ「ハッチが同学年を狙うのは予想がついたからな。それで最後はもーちゃんだな」
もーちゃん「えとね、桃華ちゃんでしょ、歩美ちゃんでしょ、結衣ちゃんでしょ、千尋ちゃんでしょ、そして咲子ちゃん!」
ハッチ「知らねー名前ばっかりだな。話の流れ的に全員1年か?」
もーちゃん「んっとね、咲子ちゃん以外は1年生だよ」
クロ「となると2年生に《咲子》という名前の女子はいないはずだから、3年生か」
もーちゃん「ううん、違うよ」
ハッチ「はぁ?おいもーちゃん。ルール覚えてるか?他校は禁止で、うちの学校内で何股まで掛けれるかって勝負だそ?」
もーちゃん「破ってないよ!」
クロ「、、、、、、!まさか」
ハッチ「どうしたクロ?」
クロ「、、、、、、吉本咲子」
ハッチ「誰だそいつ?聞いたことねーなぁ」
もーちゃん「保健室の先生だよ」
ハッチ「はぁ!?お前っ確かに《生徒》とは限定してなかったが、、、、、、はぁ?」
もーちゃん「あははは、面白い顔ー」
クロ「ふむ、まぁルール違反ではないな」
もーちゃん「わーい。でも困ったね、まさか全員五股なんて、どんだけ僕達仲良しなんだろう(笑う)」
ハッチ「言われてみりゃー全員五股だな。」
クロ「ふむ、五股だな」
もーちゃん「でも楽しかったからいいか」
クロ「ふむ、そうだな」
ハッチ「いーや、筑前としない」
クロ「、、、、、、もしかして釈然としない、と言いたかったのか?」
ハッチ「勝負には常に勝者がいて敗者がいるもの、、、、、、いざ尋常に勝負!」
もーちゃん「えーまた何股掛けれるかやるの?僕もう飽きたー」
ハッチ「飽きただと?」
クロ「俺はそろそろ勉強があるので失礼する」
もーちゃん「え?、、、、、、じゃぁ僕もー、うーんと勉強があるのて失礼するー」
ハッチ「おいちょっと待てよ!お前ら勉強と勝負どっちが大事なんだ!?そしてもーちゃんは帰っても勉強しないだろ?」
もーちゃん「ギクッ」
クロ「はぁ。どちらが大事かと聞かれれば、勿論勉強の方が大事だが」
ハッチ「おい!」
クロ「ハッチの言う通り引き分けのままというのも後味が悪い。いいだろう。もうひと勝負付き合ってやろう」
ハッチ「流石クロ!心の友よー」
もーちゃん「で、ジャイアン。何で勝負するの?」
ハッチ「人を映画の時だけ優しくなるガキ大将で呼ぶな、、、、、、うーん、そだな。クロ!なんかない?」
もーちゃん「困った時のクロ君だのみ(笑う)」
クロ「、、、、、、3人で同じ女子を口説き、3人のうち誰が選ばれるか?なんてどうだ?」
ハッチ「、、、、、、ほう。それはなかなか面白そうだな。よし!それにしよう」
もーちゃん『3人とも選ばれなかったらやだなー。ま、いっか』「よし、やろう!んで、どの子を狙うの?」
ハッチ「そうだなぁ。うちの学生だと、何股掛けれるかで美少女はあらかた落としちゃったしなぁ」
もーちゃん「となると他校ってことになるね」
クロ「そうだな。3人とも面識のないフリーの子を探さないとな」
ハッチ「別に彼氏いても、ぶんどればいいだろ?」
もーちゃん「ハッチ君だいたーん」
クロ「はぁ。他校の友人にきいてみるが、もし誰か気になる奴がいたら報告ということで」
ハッチ「おう」
もーちゃん「りょうかーい」
もーちゃん「今日のみずがめ座の運勢わーっと、、、、、、やった!1位だ!(笑う)えーと、今日のラッキーグルメは、、、、、、広東麺、、、、、、あんかけ焼きそばでいっか」
柑「うーん」
もーちゃん「ん?可愛い女の子発見!ねえねえ、大根見ながら悩んでどうしたの?」
柑「え!?私ですか?」
もーちゃん「君しかいないよ?」
柑「え?そ、そうですね(笑う)あ、あの、ママ、あっ、、、、、、お母さんに大根おろし買ってきてって言われたんですけど」
もーちゃん「大根おろし?大根じゃなくて?」
柑「は、はい。それで探していたんですけど見つからなくて」
もーちゃん「そーなんだ。はい、こっちおいで」
柑「え?ええ??」
もーちゃん「はーい。ここだよ」
柑「え?あ!野菜コーナーじゃなくて油揚げやお豆腐のコーナーにあったんですね」
もーちゃん「そーだよ」
柑「ありがとうございます」
もーちゃん「いーえ。それ桜高校の制服だよね?君名前は?」
柑「え?木島柑です」
もーちゃん「柑ちゃんか!可愛い名前だね!」
柑「あ、ありがとうございます」
もーちゃん「僕はね、牛島千代丸。ちー君とか、牛だからもーちゃんってよく呼ばれるんだ」
柑「もーちゃんですか、(笑う)可愛いですね」
もーちゃん「そう?じゃあぜひそう呼んでね」
柑「は、はい」
もーちゃん「柑ちゃんはお料理はよくするの?」
柑「い、いえ。できるようにはなりたいと思ってはいるのですが、なかなか」
もーちゃん「そーなんだ。それじゃあ僕でよかったら教えてあげよっか?」
柑「え!?そ、そんな悪いですよ」
もーちゃん「悪くないよ。僕作るのも食べるのも大好きでね。将来はコックさんになるのが夢なんだよねー。で誰かに教えたらその分自分も覚えられるからさ。柑ちゃんも僕もウィンウィン!ね?」
柑「そ、、、、、、そんな気がしてきました」
もーちゃん「よし、決まり!それじゃあ今度連絡するからLINE教えて?」
柑「は、はい」
もーちゃん「、、、、、、って言うことがあってねー。いやぁ可愛い子だっなぁ。あの子を落としたいな!って思ったけど3人とも知らない子じゃないとフェアじゃないよね?」
ハッチ「、、、、、、おいもーちゃん。今木島柑って言ったか?」
もーちゃん「え?うん。言ったよ」
クロ「、、、、、、LINEのアイコンがサンリオキャラクター、キキララのか?」
もーちゃん「あれ?僕そこまで言ったっけ?」
ハッチ「俺昨日木島に出会ったぞ!ゲーセンで!」
クロ「俺もコンビニで」
もーちゃん「ええええええええええ!、、、、、、ってか2人とも偶然知り合って、LINE聞いたの?」
ハッチ「あぁ」
クロ「当然だな」
もーちゃん「僕が言えた義理じゃないけど、どうしょうもないね」
ハッチ「って事は全員が全員、木島と面識があるってことだな?」
クロ「そうなるな」
もーちゃん「となると今回の対決内容は《誰が一番に柑ちゃんを落とすか?》って事?」
ハッチ「エサクタ!っつーわけで、お前ら、勝つのは俺だからな?」
クロ「ふん、全員が全員自信がなければ成り立たない勝負、面白い。必ず勝つ」
もーちゃん「僕だって負けないんだからなー!」
柑「す、すみません黒羽さん。お待たせしました」
クロ「大丈夫、少し前に来たところだから」
柑「今日はお世話になります」
クロ「いいよ、俺塾とか行ってないからさ。なかなか他校生と一緒に勉強なんてする機会ないし」
柑「私が一方的に教わるだけにならにゃきゃ、、、、、、ならなきゃいいんですけど」
クロ「(笑う)その時は何かお礼でもしてもらうかな?、、、、、、子猫ちゃん」
柑「も、もう!からかわないでください!」
クロ『木島柑との図書館デートに誘うことに成功した俺は、数学が苦手だという彼女に勉強を教えるのであった』
クロ「、、、、、、それで、このXにここの数字を代入すると」
柑「わぁ!解けた!凄いです黒羽さん」
クロ「解いたのは君じゃないか」
柑「黒羽さんの教え方がいいからですよ!うちの先生よりもわかり易かったです!」
クロ「(笑う)そんなことは無いだろう」
柑「もう、ホントですってば」
クロ『ふむ、なかなかいい雰囲気だな。ここで頭を撫でて、、、、、、』
柑「あっ、、、、、、うぅ////」
クロ「そんなに褒めても何も出ないぞ?」
柑「そ、そんなつもりで言ったんじゃ」
クロ『なかなか可愛い顔をするな、このまま強引にいってしまうか?いや、焦るのは良くない。今日はこのまま』
クロ「、、、、、、ほらあと3分の1くらい残ってる。これを片付けたら、なにか甘いものでも食べに行こうか?」
柑「甘いもの!よし、頑張るぞー!」
ハッチ「(鼻歌)」
クロ「なんだハッチ、随分ゴキゲンじゃないか?」
ハッチ「ん?そういうクロもなんだか機嫌が良さそうだな?」
クロ「ん?俺はいつもと変わらんだろ?」
ハッチ「無駄に付き合い長いからな、なんとなく分かるんだよ」
クロ「、、、、、、そういうものか」
もーちゃん「そういうもんだ!」
ハッチ「うおっ!もーちゃんいつの間に!?」
もーちゃん「(笑う)お二人さん、機嫌がいいところ悪いけど、僕は今週末に落とせそうだよー」
ハッチ「なっ!?」
クロ「!?」
もーちゃん「(笑う)それじゃあ今日は部活があるから、まったねー。今日は何作ろうかなー」
クロ『もーちゃん、そんなに自信があるのか?いや、俺もかなりの好印象、図書館後の会話もかなり好印象だったし、次のデートで落とせるはず』
ハッチ『マジかよ、この前のカラオケめちゃくちゃ盛り上がったのに、、、、、、畜生こうなりゃ攻めて攻めて攻めまくるしかねぇ!』
ハッチ「ごめん、まった?」
柑「い、いえ私も今来たところです」
ハッチ「それじゃあ行こっか?」
柑「はい!あー、ボウリングなんて久々だなぁ」
ハッチ「俺も小学生の時が最後かも」
柑「えぇ!そんなに前なんですか!?」
ハッチ「うん、なかなかやる機会がなかったんだよなぁ。だから木島に「どこ行きたい?」って聞いた時「ボウリング」って返ってきて嬉しかったよ。久々に出来るーってね」
柑「そうだったんですか。私は言っても半年ぶりくらいですかね」
ハッチ「そうなんだ」
柑「はい。スコアどれ位出るかな?」
ハッチ「前はいくつだったんだ?」
柑「うろ覚えですけど、110くらいだったかと」
ハッチ「、、、、、、それって高いの?低いの?」
柑「、、、、、、私もよくわかりません」
ハッチ「(笑う)」
柑「(笑う)」
ハッチ「それじゃあ勝った方が負けた方になんでも一つ、命令できるということで」
柑「ええええええええええ!?」
ハッチ「、、、、、、ギリギリ100は超えたけど」
柑「やったー!勝った!」
ハッチ「参りました」
柑「えへへー」
ハッチ「それではお嬢様」
柑「え?お、お嬢様?」
ハッチ「なんなりとお申し付け下さい」
柑「どうしました?頭でも打ちましたか?」
ハッチ「何でだよ!なんでも言うこと聞くって言ったろ!」
柑「あぁ!楽しくてすっかり忘れてました」
ハッチ「ったく、頼むぜ?お姫様」
柑「それ、恥ずかしいんでやめてください///」
ハッチ「赤くなってる。可愛い」
柑「もう!勝ったのは私なんですからね!」
ハッチ「はいはい。んで?」
柑「そうですね、、、、、、はい。決まりました」
ハッチ「どうぞ何なりと」
柑「もう1ゲーム、付き合ってください」
ハッチ「、、、、、、勝った」
柑「凄い、、、、、、160!?」
ハッチ「1ゲーム目でコツは掴んだからな。このくらい楽勝よ!」
柑「あぁ悔しい!でも凄いです。おめでとうございます」
ハッチ「ふー、いい汗かいたぜ。このあと予定あるんだよな?」
柑「あ、はい。私はまた駅へ戻ります」
ハッチ「そっか、じゃあ駅まで送るよ」
柑「え?そんな、悪いですよ」
ハッチ「俺がもう少し一緒にいたいから言ってんだよ」
柑「あ、、、、、、はい///」
ハッチ「んじゃ行くぞ」
柑「今日は楽しかったです。ありがとうございました」
ハッチ「俺も楽しかったよ。木島にも勝てたし」
柑「そんなに私に勝ちたかったんですか?」
ハッチ「あぁ、勝ちたかったね。だって、、、、、、なんでも命令できるから」
柑「え?えええええ!?」
ハッチ「さーて、何命令しよっかなー?」
柑「あわわ、もう1ゲームなんて言わなきゃよかった!」
ハッチ「(笑う)」
柑「、、、、、、良いですよ?どうぞなんなりとお申し付けてください!」
ハッチ「、、、、、、なぁ木島?今日楽しかったか?」
柑「え?それはもちろん、楽しかったですよ?」
ハッチ「この前のカラオケは?」
柑「楽しかったです。八代さん歌お上手で、また聴きたいなぁ」
ハッチ「俺も、柑と一緒で楽しかったよ」
柑「え?は、はい。」
ハッチ「俺、柑の事好きになったから」
柑「、、、、、、え?ええ?」
ハッチ「柑、俺と付き合えよ?それが俺の命令」
柑「、、、、、、」
ハッチ「、、、、、、」
柑「、、、、、、私なんかでいいんですか?」
ハッチ「お前だからいいんだよ」
柑「、、、、、、あ、あの」
ハッチ「ん?」
柑「私の方こそ、よろしくお願い致します」
ハッチ『よっしゃ勝ったああああああああああ!、、、、、、
にしてもこいつ本当に可愛いな』「なぁ今日もう少し一緒にいれないの?」
柑「あ、ごめんなさい。私もやしろ、(笑う)スバル君ともっと一緒にいたいんだけど、どうしても外せない用事が」
ハッチ「そっか」
柑「ごめんね?」
ハッチ「、、、、、、いいよ。あぁ、もう駅に着いちゃった」
柑「本当だ」
ハッチ「柑、またね(おでこにキス)」
柑「あ///うん。またね、スバル君!」
ハッチ「(鼻歌)俺にかかれば楽勝だぜ!あーなんか罰ゲーム設けとけばよかった。今からでも間に合うか?、、、、、、おっ!あそこにいるのはクロ!よーしからかってやろう。くうううろおおお!はっははー!残念だったな」
クロ「おぉ!ハッチ!残念だったな!」
ハッチ「は?」
クロ「ん?」
もーちゃん「やぁやぁお二人共お揃いで!いやぁ残念だったね!あーモテる男は困るなぁ!」
ハッチ「は?」
クロ「ん?」
もーちゃん「あれ?」
柑「えぇ?朋美も円香もたった五股?少ないわねぇ。アタシ?アタシはねぇ、、、、、、八股♡
はーいアタシの1人勝ち。え?あぁなんか少し前、急に他校生3人から声かけられてね、
ちょっとカワイコぶったらソッコーで落ちたわ(笑う)あー男ってちょろいわー」
【作品利用】
動画や生放送で使用する際は下記までご連絡ください。
事後報告で構いません
https://twitter.com/EdR11103
-------------------------------------------------------------------------------------
【あとがき】
テンスト(作者)は生まれてから今まで、色んなアニメ、ドラマ、漫画、小説を視聴してきました。
なのでそれらの影響を受け、パクリ…オマージュ…リスペクトが作品に組み込まれている場合があります、御了承ください。
そして誤字、脱字、衍字があったらすみません。
ここまで台本を読んでいただいた方、演じていただいた方、有難うございましたm(__)m