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彼は私の×××   作者: 夢呂
【第八章】私の好きな人
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看病

ドラッグストアで、とりあえず冷えピタとスポーツドリンク

、解熱効果のあるの薬を買って急ぎ足で戻る。


(きっと、昨日の夜、薄着で出掛けたからだよね…――――)


「ただいま…」

寝ているかもしれないからと、玄関先で小さめの声を出す。


「おかえりなさい」

寝室から、泉の声が帰ってきた。


「泉、寝てなかったの?」

買い物袋を持ったまま寝室へと向かうと、


「眠くなくて」

泉が子供みたいなことを言う。


「とりあえず、薬飲んで。」

水を入れたコップと買ってきた薬の錠剤を渡して、

泉が飲み終わったところでおでこに冷えピタを貼る。


「ありがとうございます」


「何笑ってるのよ、薬も飲んだんだし早く寝てよ」


「すみません…嬉しくて」


(ダメだ…ずれてる泉と会話が成り立たないわ…)

心配する私を嬉しそうに見つめて、泉は全く寝そうにない。


「寒くない?毛布とか要る?」

出来ることなら、何だってしたい。役に立ちたい。

落ち着きなくしている私を、泉は嬉しそうに見つめる。


「大丈夫です。―――大丈夫ですが…、」

ベッドに置いていた手を引いて、泉が私をベッドに引き込む。


「ゆりさんに添い寝して貰いたいです」

「え、ちょっと!?」


(何だってしたいとは思ってるけど、…――――それは、ダメでしょう?)

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