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彼は私の×××   作者: 夢呂
【第三章】遠距離/近距離の恋
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翌朝

「んーー…」

目を覚ました私は、自分の部屋ではない部屋のにおいに違和感を感じながら起きる。


「あれ…」


「おはよう、ゆり」

寝惚け眼の私を見つめていたのは、同期の春田くんだった。



「!!!」

私は、驚いてパッチリ目が開く。

(そうだ私…ここで春田くんのベッド占領して寝てた…ーー)


「春田くん、ごめん。寝れてないよね…」

目が腫れぼったい春田くんに、私は焦ってベッドから降りる。


「いや、ゆりがよく眠れたみたいで良かったよ」

春田くんが欠伸しながらそう言うと、

「折角だからシャワーでも浴びていけば?」

とバスタオルを渡してきた。


「え!?」


「今日、なんか用事あるんだろ?時間大丈夫?」

泉にもらった新幹線のチケットの予定時間まで、あと一時間だった。


(あぁ…服っ!昨日と同じだし…泊まり用の荷物も全部私の家だ…っ!)


「今から帰って仕度するから。じゃあ私帰るね!」


「おぅ、またな」


「うん」


挨拶もそこそこに、私は急いでホテルを出た。


タクシーで最寄り駅まで向かい、そこから自分の家まで電車で帰る。

そしてシャワーを浴びて、支度してすぐに家から出ると、

新幹線の時間まであと15分だった。


(間に合わないかも…ーーーっ)


泣きそうになりながら、私は電車に乗り新幹線の乗り場まで急いだ。

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