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夢千夜  作者: 西野了
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彼女と二人きりになれない僕は入試勉強をいっさいしていない。

 彼女は運転が上手い。細い坂道でもバックで登っていく。少し左に寄ったので右に大きくハンドルを切った。広場に灰色のスカーを駐車した。だがここでも知り合いがいて彼女と二人きりにはなれないのだ。仕方がないので家に戻ると、また彼女を狙っている奴にあった。しかし僕と彼女は結婚しているので、この家では隠れる必要はない。畳のある部屋で炬燵に入ろうとすると彼女は座布団を用意してくれた。しかしその座布団は茣蓙で出来ていて、片一方は棒が差し込んでいて掛け軸のようだ。これでは座れない。

 朝、僕が学校に行こうとすると急に雨が降り出した。激しい雨で交差点では竜巻が発生したらしい。母が今日は入試テストの日だと教えてくれた。入試は確か23日だったから、確かに今日は入試日だった。二階の汚い部屋にあがって入試要項を見る。短い階段にはいろんな物が置いてあって上りにくい。朝8時30分から化学のテストだがもう9時だった。入試は夕方の6時まである。悲しいかな僕は試験勉強をいっさいしていない。試験に通る見込みは全然ないし、この試験は高校入試か大学入試か、それすらも分からないのだ。両親もどうしていいのか困っているみたいだ。

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