実家の二階掃除とジャズセッションのリハーサル
田舎の実家に宮本さんが来て二階の部屋をチェックしている。部屋の脇には埃をかぶった入れ物がたくさんある。僕は掃除機でその埃を吸い取らねばいかんと思った。埃が舞うと喉に悪い。宮本さんは廊下沿いの照明が不足していると指摘した。僕はこの二階は三部屋あって後からもう一部屋継ぎ足したので照明がないのだと説明した。しかしよく見ると廊下沿いにひとつ、丸い形の照明器具があった。だから僕は安心したのだが、宮本さんは「これでは足りない、あと三つくらいは必要だ」と言った。
僕たちはジャズのセッションをする為に自動車で移動していた。途中にボスが馴染の喫茶店に入ったが、これは彼のジョークだった。セッション場所はボスのピアノバーなのだ。僕たち一行がピアノバーに入るとすぐにリハーサルが行われた。僕たちの前にピアノとボーカルのディオが演奏したのだが、どうも上手くいかない。いつもはスムーズに演奏する2人なのにピアノの男性とボーカルの女性の息が合わない。
ボスはその閒、先日とある文学賞を受賞した老人と話をしている。ボスは僕を紹介して、「この人も小説を書くのですよ」と褒めてくれるのだが、老人は何の反応もない。彼が起きているのか眠っているのかすら定かではない。
僕たちの前のディオは相変わらず息が合わないけど、諦めてリハーサルを終えた。僕たちの番だけど、僕の楽譜がない。僕は一生懸命探したが、メモ帳や違う楽譜しかない。しかし僕は暗譜しているので問題はない。ボーカルは僕だけど、バースの音を出すステージ中央のスタンドマイクを扱わなければならない。僕たちのバンドは4人いるのだけど、今は僕とピアニストだけしかいない。残り二人が担当する楽器が何だったか、僕はよく覚えていないのだ。




