表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢千夜  作者: 西野了
74/77

ヤマナカ君の奥さんはアラブ系のムスリムだった

 僕は高校時代の悪友、ハラダ君とコバヤシ君と列車に乗っていた。ハラダ君が突然、ヤマナカ君の店に行こうと言い出した。僕はヤマナカ君は病気で亡くなったと思っていたが、彼はまだ生きていたらしい。

 僕たちは列車を下りてバスターミナルに行った。運よくヤマナカ君の店の近くに行くバスの便があった。僕たちはバスに乗って終点近くのバス停で下りる予定だった。僕がバス料金350円を払おうとしたら300円まではスムーズにお金を取り出せたのだが、あと50円が上手く取り出せない。小銭が沢山あって上手く50円にならないのだ。コバヤシ君とハラダ君に手伝ってもらって、何とか350円払うことができた。バスの運転手は無表情だった。

 バスを下りた所はヤマナカ君の店の近くだった。僕らはヤマナカ君の店に入り白いルの椅子に座った。ヤマナカ君と奥さんが出てきた。奥さんはアラブ系のムスリムで華やかな色のヒジャブをバンダナのように巻いていた。

 僕は銀色のネクタイをしていたが、それを外そうとした。するとネクタイの真ん中あたりがバターで汚れてしまった。僕はヤマナカ君の奥さんに洗い場はないかと尋ねた。奥さんは店の裏にある洗い場に僕を連れて行ってくれた。その場所は広いグラウンドの端にあり、店は2階にあったことが分かった。僕は古い洗い場で蛇口から水を出し、汚れた所は石鹸でゴシゴシと洗った。隣でヤマナカ君の奥さんが不思議そうに僕の作業を見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ