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夢千夜  作者: 西野了
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気に食わない奴は同僚の恋人で、僕はそいつにKO負けをした

 同僚のイケダさんがダブルバイトをしているという。彼女にそんな余裕はないはずだが。その仕事を紹介した奴は彼女の恋人らしい。僕がそのバイト先に行ってみると案の定仕事は上手くいっておらず、僕は段ボール箱を運んだりして彼女の仕事を手伝ってやった。僕はイケダさんの恋人らしいやつに「どうしてイケダさんにこんな仕事をさせるのだ」と問い詰めっると奴は「だってこの仕事はイケダさんがやりたいと言ったのですよ」とニタニタ笑いながら嘯いている。

 そういえば僕は今夜、この男とボクシングの試合をしなければいけない。掛け率は6対0でコイツの方が断然有利だ。僕はボクシングのトレーニングをしていないので、奴のパンチがどれ程効くのか分からない。だがムカつく奴なので頭突きをくらわしてやると言ったら、奴はヘラヘラ笑っている。

 試合は予定通り奴のKO勝ちだった。1ラウンド開始の30秒でやつのワンツーパンチで僕がダウン。その後1分くらいに僕の左フックがカウンターで入り奴がダウン。でも2分30秒くらいに僕がKO負けとなった。シナリオに書いていた通りである。

 その後、夜中の3時に僕の彼女がマツコの店で待っていると聞いたが、僕はイケダさんのバイト先に行かなければならない。その部屋の整理整頓をするのだ。すると前の職場の同僚のタニモト君が「このラジカセは処分しておきますよ。僕のだから」と言ってくれた。僕はその壊れたラジカセが邪魔だったのでとても助かった。

 それから僕は急いで職場の近くの道路を歩いて彼女が待っている店に行くと時刻はすでに午前4時だった。マツコは「彼女は帰ったわよ」と言って部屋の奥のテーブルを二重顎で指し示した。そこにはボクシングジムの会長とトレーナーと僕に勝った奴が座っていた。僕は仕方ないから、そのテーブルに行って一緒にみんなとご飯を食べるのだろうと思った。



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