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焚き火のそばで 

風のない村で

風が吹かない村に、青年がひとり流れ着いた。
名前も語らず、ただ剣を持って、静かに焚き火を見ている。

この村では、名前を聞かない。
過去も語らず、未来も約束しない。
焚き火を囲み、パンを分け合いながら、ただ静かに日々を過ごすだけ。

黒衣の青年が村に来たのは、そんな空気が当たり前になった頃だった。
彼は多くを語らない。剣を手放さない。

――だけど、風が止まった朝、彼の目だけがわずかに揺れていた。

これは、死ねなかった誰かが“まだ生きる理由”を見つけるまでの、静かな物語。
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