言葉に込める弾丸
そう思った理由は何であれ「部活を途中で退部すれば、内申に響く」と親に言われた方はいませんか?
私は父に言われました。その当時は「辞めたいと思うほど追い詰められている」ということすら、分かってくれないことに相当ショックを受けましたね。
私が「昭和の時代では、みんなやり遂げてきた部活を続けられないほど弱いメンタルの人間」と他の人に知られたくないのでしょうね。あと、靴も結構お金がかかるんですよ。それが全部無駄になるから、怒ったんでしょうね。
あーあ、あの時は本当にいつ死んでもおかしくなかったのに。父はいつも飛び込み自殺のニュースが流れた時、自殺をした人に対して言っていました。
「死ぬか死なないかは自分の判断だけど、そこに電車を使うのは辞めろ。遅延が出るだろ」と言っていました。だから、私はもし自殺するなら飛び込みで死んでやろうと思っていました。今はそんなこと思いませんが。
今は、死ぬまでこの状況に抗ってやる。誰かの希望になれるように抗ってやると思っています。
でも、本当に内申に響くのか気になって、私はネットで調べてみました。
――関係ないそうです。たくさんの記事を見て、内容をまとめて書くと、内申書はただ生徒本人の良いところをアピールするためのものらしいです。ただただ褒めるそうです。退部のことも書きますが、それに対して「○○はメンタルが弱い生徒」といったようなコメントは書かないそうです。
そう、つまり全部嘘だったのです。昭和はそうだったのでしょうか。どうでもいいですが。
皆様に読んでほしいのはここからです。
父は、自分より年上の人や、祖父のことをいつもこう言っているんですよ。
祖父には「普通に生きていたら自然と身に着く常識が無い」だとか「祖父が俺の親って思うと恥ずかしい」と言ったり、年上には「アイツらは全然今の情勢に合わせた“アップデート”が出来てない」とよく言っています。
それも分かります。親以外によく関わる「大人」はまず「先生」でしょう。その先生がそういう人ばかりでしたから。
ただ、私が退部してから約三年ほど経った今。「内申に響くかどうか」を調べてあげても結局「関係ない」という結論に至りました。
そして、それを言っても「いやいやいや、高校は内申がないけど、中学は関係あるから」とケンカ腰で言い張っています。アップデートできないのはどちらでしょ。まあ、こっちは調べてそれを言っているので、いくら強い口調で言われようが「まあ、調べた結果だから」と思えますし、それが事実。
間違っているのは父なのです。
ちなみに、こちらから「調べた情報だ」とは言っていません。どうせそれも嘘だと言うでしょう。
ふふ、私、調べるのは得意なんですよ。
例えば、国語のテストで「この説明文の要約をしなさい」という問題が出てきますが、執筆活動に置いての文字数制限でかなりつきました。
たくさん記事の作成者が、その記事のどれもが嘘を言うわけないのです。三年間も古い情報でやりくりして生きているようです。
まあ、己の無知とやらを知らずに生きていけばいいのです。
古いデバイスに最新の情報を詰め込んでも、使えなくなるだけ。
ほんと……笑えない。まだ社会に出る前に知られて良かった。この無知によるお話はここまで。私で断ち切れそうです。
私が順風満帆の人生を送れず、そういうことに気づけない日々を歩まなくてまん延しなくてよかったです。
親でも所詮他人。過ごした年代も全然違うし、環境だって違います。
だからこそ、絶対期待通りの人生を歩んでやんねえ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。