世界渡りの覇王 第五章 果てなき想いの答え6
「「無限の矢」」
私――弓先八葉は友情の殺し屋に全く勝てる気がしなかった。
私に近い位置に矢を多めに放つことで、なんとか接近を阻んでいる程度だ。
だが、それも時間の問題だろう?
向こうにはケタ外れの剣技と進む斬撃がある。
遠距離からも攻撃できる上に、接近戦がメチャクチャ強いのだ。
負ける?
私が?
愛には勝てたのに?
ようやく本物になれたと思ったのに?
その瞬間、ここに来れなかった火村くんの言葉を思い出す。
想いを力に変える?
できないなら、どうすればいいか、何が足りないか、徹底的に考える?
私は考え抜いた。
なら、イチかバチか、あれ(、、)を(、)利用(、、)しよう。
「全ては一つに」
「「たった一つの真実」」
今の私に放てる最大・最速の一撃を放つ。
速ければ、避けにくいはず!
それでも、友情の殺し屋は難なく避ける。
そして、私を難なく斬る。
私は想いを殺され、体に力が入らなくなって倒れる。
だが、安心している友情の殺し屋の背中に、私が全力で放った一撃が突き刺さる。
その一撃は光ちゃん(あれ)が居る(ある)位置で跳ね返っていたのだ。
「なっ!? どう・・・・・・して……。共闘の概念は殺したはず……」
「共闘? 私は勝つために、あれ(、、)が跳ね返しきれず壊れる(、、、)の(、)を(、)覚悟(、、)で(、)利用(、、)しただけだよ」
そう、共闘していたら、跳ね返せるとわかっていても全力の一撃を味方になんて向けられないのだ。
「ハハ、まさか、共闘の概念を殺したことがアダになるとは……ね」
偽物はきちんと本物になれただろうか?




