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80/108

80.え?なにそれ


 俺は思い切って弓作成のLvをMAXの10まで上げた。


「放ってみてくれ。」


ダンッ


 矢が地面に当たり衝撃を与え一瞬で消滅する。

 どうやらアロ―では耐えれれないようだ。

 その為に矢の作成Lvも上げる事になりLv8まで上げた。

 本当は10にしたいがSPが足りない。


 そして放ってみてくれ。

 何てもう言わん。

 アロ―が耐えきれず消滅した時の衝撃音ですら大きかった。

 今のLv8の矢で放てば間違いなく奴らにバレる。


 そして残念な事にLv8の矢を一本作成するの80MPも消費する。

 凄い燃費悪いが威力に期待するとしようじゃないか。

 ユウカが目立てば俺のクレーターのあだ名が薄まる。


 射手をLv10にしたら職業が妙手になった。

 妙手はステータスの恩恵があるようでDEXが2だった。

 そのままLvを上げ恩恵のDEXを更に2得る。


 STPは妙手VITに20。

 AGIに5振る事にした。

 敵の攻撃力を考えても最低50無いと一撃死が頭を過ぎったからだ。


 そしてHP関連のパッシブスキルを取りLvを上げる。


 最終的にMPが回復仕切ってるユウカのステータスはヤバかった。


ハガク ユウカ Lv30 

 HP  :755 

 MP  :1406 

 STR :0

 VIT :50

 AGI :25

 DEX :10  +72

 INT :55  +125

 RES :30  +188


『ポイント』

 STP :0

 JP  :0

 SP  :4

 PSP :7


職業【委員長LvMAX】

  【妙手Lv2】


固有能力 :なし


『スキル』

・没収Lv1  ・親身Lv1  ・支援魔法一途LvMAX

・弓作成LvMAX ・矢作成Lv8

・アローLvMAX ・シールドLv2 ・隠れ蓑Lv3


『パッシブスキル』

・HP増加Lv10 ・HP自動回復Lv7

・MP増加Lv6 ・MP自動回復Lv20

・感情過敏化Lv2 

・RES値増加Lv3 ・DEX値増加Lv3 ・知力強化Lv5

・火傷耐性LvMAX ・不安耐性Lv4 ・孤独耐性LvMAX



 ごめんマッチョオークいやオークジェネラル。

 お前のLv比例の強さはおかしいと思ってたが。

 数値だけで見たらメンバーの方が異常だったよ。


 恐らくこれでユウカはミノタウロスと戦えるだろう。

 但し後衛で狙われない事が前提だが。

 見つかればAGI的に反応出来るか怪しい。

 それだけミノタウロスは早い。

 そこは俺はユナさんが惹き付けるしか無いだろうな。


バンッ

パリーン。


「「「「「・・・・」」」」」


 全員が一斉に座り込んだ体勢から中腰になる。

 音の近さ的に恐らくこの建物に入ってきたと見るべきだ。


ダンッ


 次の瞬間部屋のドアが突き破られ一体のミノタウロスが姿を現す。


「ユナさんッ!」


「ッ!」


 ユナさんは俺が声をかけるよりも早くミノタウロスに斬りかかっていた。

 そしてそれを見た俺が指弾で目に米粒爆弾を高速で飛ばす。

 飴ちゃんを使うとユナの邪魔になる可能性があるが。

 目元で爆発させる米粒爆弾ならなんら影響は無い。


 俺は米粒爆弾を目に当たる時に起爆させミノタウロスの片目の視界を一瞬奪う。 

 ユナさんに反応して殴りかかっていたミノタウロスだが。

 片目の視界を不意に一瞬奪われた事により距離感が変わり。

 ユナさんの頬の真横をミノタウロスの拳が通り空を切る。


 ユナさんが手に持っていた包丁で首を斬りつけ。

 ミノタウロスの首に当たった刃が折れ攻撃は虚しく終わる。

 反撃を感知したユナさんが後方に飛び一時の間が出来る。


「ごめんなさい。」


「いえ、仕方ないですよ、ユナさんもいい加減新しい武器って事ですね。」


「そうね。」


「任せてくださいッ!」


 俺とユナさんの間を矢がいきなり横切りミノタウロスに飛来していく。

 そしてミノタウロスの首を吹き飛ばし胴体と頭を二分する矢。

 矢はそのまま後ろの壁をも突き破り進んでいった。


「強い。」


「私の武器ひとまずは要らなさそうね。」


「いやいや、それはダメですよ。ちゃんと武器要ります。」


「お兄さん!私やりました。」


「偉いぞユウカ。」


 俺は近づいてきたユウカを軽く撫で褒める。

 ユウカが嬉しそうなら問題ない。


「アイ気を抜いたら死ぬぞ、それと他も」


「ご、ごめんなさい。」


 敵がこの建物に来た時の音でアイとモモカは反応して無かった。

 そして部屋のドアを突き破る音で慌ててた。

 相手の方が速い現状僅か1秒が生死を分ける。

 油断してたら一瞬で終わりだ。


 まぁ近接戦をしている2人のステータスなら一発なら耐えれる筈だ。

 その代わり受けた箇所は酷い状態になる事が避けられんが。

 

「バレたなら仕方ない、移動するぞ。」


 俺はアイテムボックスから爆弾を取り出す。


「お兄さんそれは?」


「これか?これはな、時限爆弾だ。この表示されてる時間が0になると爆発する。」


「んんッんッ!?私見間違いでしょうか?残り1分20秒とありますが、それにそんな爆弾知りませんよ?」


「まぁ言ってなかったからな、使う機会ありそうでなさそうだったし。」


「それより早く逃げるないと!」


「そうだな、という訳だ逃げるぞ皆。」


 俺はその場に時限爆弾を放置し皆で裏口から逃げ距離を取る。

 

「3・2・1・0」


ドガァンッ!


 爆発で建物が木っ端微塵に飛び散り噴煙が立ち昇り。

 

≪経験値を獲得しました≫


 先頭で近寄ってきてたミノタウロスが巻き込まれ死んでいく。

 その爆発の威力は極大爆弾には敵わないが。

 木材がメインで作られた建物を消し飛ばすぐらいなら可能だ。

 これが12時間でセットした時限爆弾だ。


 時限爆弾はセット時間が長ければ長い程威力が強い。

 正確に使うには何時間後に戦うか完璧な予測が求められる。

 しかし俺は抜け道がある。

 セットし時間が残り数分。

 もしくは数秒に来た時点でアイテムボックスにしまい時を止める。

 そうする事でタイマーも止まり好きな時に取り出しタイマーを進め使う。


 まさに最強最悪なスキルの合せ技であった。





 







 

 80話ですかとても早く感じます。

 それもこれも皆様がブクマ・評価・最近ではいいねをしてくれて、私のモチベーションがずっと高いから早いと体感できているのだと思います。

 

本当に有り難うございます。



(補足)

 主人公は41話、80話からすると半分やん!?

の段階で爆弾作成はスキルLv9になっており、時限爆弾はLv7で作れる爆弾です。

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