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53.


 ということでユナさんの部屋に上がらせてもらった。

 ユウカはぐっすりとソファーで寝ていた。


 ユナさんが言うには、起きないだろうと。

 どんなけだよ!

 モンスターが居るんだぞもう少し神経質になろうよ。

 とても心配だ。




「そんなに、ユウカを見て、今すぐ襲おうって訳じゃないでしょうね。」


「なにを、言ってるんですか。まったく…」


 この状況で何をおっしゃるのだこの人は。


 俺はステータスを考えたいんだ。

 夜でも静かに倒せる術がオレも欲しい。


 まぁ可能性として一つある。

 爆弾魔のレベルを上げてMAXにする。

 そしたら上位職か、他の他の職業が選択出来るようになるはずだ。


 さぁ、昨日の昼間のコボルトのポイントを今こそ使おう。

 最近レベルが上がったら直ぐに使うって事が全然できてない。

 何かと考える時間が無いものだ。


「ユナさん、眠いなら寝てください。」


 ベットに座りながらウトウトしてた。

 今日、ユナさんが万全な状態じゃ無いなら、オーク殲滅も中止だぞ?


「大丈..夫、よ。 わたしは……」


 ダメだろ。


「ひゃあ?」

 

 どんな声出してるんだよ。


「はいはい、寝てください。」


 俺はユナさんの肩を後ろから掴んで倒す。

 はよ、良い子は寝ないか。


「そんな…急すぎるよ。」


 何が?

 もう、寝ぼけてるだろ。


「ユナさん、僕も一緒に寝ます?」


「うん。」


 やはり寝ぼけてる。

 

「はやく!」


 酔っ払いかよッ!

 ナンナンダヨ。

 

 仕方ないので、一緒に布団に入る。

 

「ユナさん、大丈夫ですから寝てくださいな。」


「にひぃひぃひ。」


 抱きつかれた。

 酔っ払いの相手をしてると思えば、変な気分にはならないな。

 良い発見をした。


 

 気がついたら寝てた。

 その速度は羨ましい。

 死にかけないと、そんな直ぐには寝れんぞ俺は。




 ようやく一人で落ち着ける。

 さぁ職業のレベルを上げるか。

 どうなるやら。


≪職業『爆弾魔』のLvがMAXになりました。≫

≪職業『爆弾魔』のLvがMAXの為、第4職業欄を開放します。≫

≪『爆弾魔』の上位職を開放します。≫

≪上位職に変更するにはポイントが足りません、『爆弾魔』の状態を維持します。≫




 やった!

 職業欄が増えたぞ。

 でも上位職とかあるのか。

 ポイントが足りませんってどれくらい足りないんだ?



 100...ポイント?

 はぁ?

 全然足りないじゃないかよ。

 上げるとなにか良くないものが出てきそう……

 よし、無視だ。



 これを無視して俺は第4職業を選ぶ。

 まずは候補の確認だな。


【獲得可能職業一覧】

市民、無職、自宅警備員、ゲーマー、奴隷商、残虐者、無慈悲なる者、遊び人、密偵、助手、運び屋、冒険者、魔法士、火事場泥棒、空巣、狙撃手、交渉人、格闘家、テロリスト、破壊人、誘拐人、魔物使い


 少し増えてた。

 物騒な職業しかないのは何故だろう。

 俺はテロ行為なんてした覚えもないし。

 誰かを誘拐した記憶もない。


 それなのに俺の職業欄に表示されてるのは変だ。

 考えるのをやめよう。

 気になっていた事がある。

 今。

 魔法士を使うとどうなるのかだ。


 俺は魔法士を選択する。

 そして試す為に外に行きたいが。

 ユナさんが起きる可能性があるのでまだ動けない。

 

 だからと言ってINTにポイントを振って良い悩む。

 明日。

 いや既に今日になっているが。

 俺は本当に倒せるのだろうか。

 あの出会ってすら居ないオークを。


 マッチョオークだけなら可能性はある。

 正直強そうなあのオークは分からない。

 残っているポイントを振りミスれば。

 その時点で今日の作戦は延期が確定する。


 何で1人で悩んでいるのだろう。

 相談すれば良いのに。

 マユリだって記憶力が良いから学力が高いんじゃない。

 地頭力がとても良いから学力が高いと言っても間違いないのに。

 俺は相談すらしていない。


 悪い癖だな。

 人を信用すればいいのに。

 俺は横に寝ているユナさんを軽く撫でて。

 反応しないので布団から出る。

 そのまま抜き足差し足忍び足。

 で部屋から出てマンションの外に行く。


「ふうぅ。」


 深夜の外は最高だ。

 気持ちが高ぶり落ち着く。

 前も気分転換に深夜の街を歩いていた。


 俺はゴブリンを探す。

 実験はいつもゴブリンだ。

 数分で寝ているゴブリン達を発見。


 俺は初めて魔法らしい魔法を使う。


「ファイヤーボール」


 スキルは。

 謎の感覚で分かるので。

 手を前に出し声を発する。


 手の平からバスケットボールのサイズの火の玉が出てきて。

 物凄い勢いで。

 二匹のゴブリンに飛んでいった。

 火の玉が着弾すると同時に炎は激しく燃え広がり。

 ゴブリン達は火炎放射器で全方位から炙られて様に焼け朽ちた。


「ははッ。」


 何だよ。

 めちゃくちゃ強いじゃん。

 ゴブリン相手にはオーバー過ぎる威力の魔法をゲットした。










 




 

 

この話の中間以降からが今年の私による執筆開始です。


52話までを書いたのが2021年7月の私です。

 その差は大きく文章の書き方も真似しても上手く行かず。

 笑いのセンスも昔の方があり、プロットも無い状態での復元だったので誤差が生じてると思いますが、可能な限り頑張らせていただきますのでこれまでと同じ様にこの作品と関わって頂ければ幸いです。m(_ _)m


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