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16.小型‥

 

 久しぶりに自分の部屋に居る気がする。

 昼は他人の家で仮眠をした。

 ユナさんには部屋に入ってください。

 みたいな感じで言われて入った。

 だからか、部屋に来たのが久しぶりに感じる。



 非常食と飲み物を全て収納してあるから、部屋が年末の大掃除後のように綺麗だ。

 って言っても、日頃から部屋の掃除をして気持ちを切り替えて居たから、別に汚いわけではない。

 むしろ同級生と比較したら男子の中ではわりかし綺麗なのでは?と思ってたぐらいだ。


 そんな事よりもレベル上げに行きたい。

 徹夜でレベル上げは当たり前がゲーマーだ。

 このゲームでの負け=死。


 だがのんびりしてて大丈夫って保証がどこにある?

 ログアウトしたらモンスターは居ない。

 街中は安全エリア。

 そんな要素は一つも無い。


 だったら寝てても最初の一撃は耐えれるだけの防御力や攻撃を感知するようなスキルなどを沢山保有するしか無いんじゃないか?

 ゲームみたいに敵は順番待ちなんてしてくれない。

 ゴブリンの次がなんで必ず次の強さのモンスターだと思うのか。

 その発想をもってるだけで危険だ。


 明日や今にでも急にラスボス級のモンスターが出てきたら。

 間違いなく死ぬ。

 それも一瞬で。


 そんな負け方して、なんだよこのクソゲーっと言っても。 

 死んだら終わりだ。


 そんなのは嫌だ。

 

 どうせならこの世界を俺がクリアする。

 

 


 そのためにもまずはレベルだ。

 他にステータスに影響する要素が無い今は、レベルが一番重要だ。


 それに俺の爆弾は最初っから、威力は高い。

 だけどINTを上げたら威力が上がるなんて事は確認した限り無い。

 つまり強敵が出て来たら。

 爆弾の数を増やして同時に爆破させるか。

 爆弾作成のレベルを上げるか。

 他の攻撃手段を確保するしかない。


 今は爆弾作成に期待したい。

 けど今は雑魚用の攻撃手段が欲しい。


 今からポイントを振って、一狩り行くか。

 

 夜戦の戦い方はどうしよう。

 勿論危なくなったら爆弾を使うが、夜に使うと昼間よりモンスターが集まりそう。

 それって大丈夫なのか?

 

 引き寄せてはいけない、夜型の凶悪モンスターが来たらそれこそ終わる。

 

 ステータスを確認しながらポイントを振る。

 そして謎の職業コレクターをLv5まで上げた。

 この職業はステータスが増加しないが、優秀な職業だと思ってる。


 ベツにユナさんのステータスジョウホウがみれたコトはカンケイナイモンね。


≪『コレクター』のレベルが5になりました。≫

≪ステータス画面を整頓します。≫


 ほら!、ステータス画面整頓なんて素晴らしい効果を手に入れた。

 ポイントを振ってごちゃごちゃしてると思ってた俺の画面が綺麗だよ!


 Lvを1から5にしたのに効果はこれだけでした...。

 

 ごめんなさい。

 ちゃんと残りは工作員に捧げます。




イトウ トキヤ Lv10

HP   :150→245

MP   :199→298

STR  :0    +9→13

VIT  :10→5  +3→5

AGI  :16→20  +9→13

DEX  :0     +18→24

INT  :16→30  +7→10

RES  :3→5   +4→6


『ポイント』

STP :25→0

JP  :25→2

SP  :25→0

PSP :50→3



職業【コレクターLv1→5】

  【工作員Lv6→8】


固有能力:職業変更権限


スキル

・鑑定Lv1 ・コレクションLv1 ・アイテムボックスLv2

・施錠Lv1 ・解錠Lv1 ・隠蔽Lv2 ・逃走Lv1 ・破壊工作Lv1 ・爆弾作成Lv3→5

・集中Lv1 ・観察Lv1 ・索敵Lv1 ・夜目Lv1→3 ・潜伏Lv4→5

・気配感知Lv1→2 ・魔力感知Lv1→2 ・敵意感知Lv1→2 ・危機感知Lv3→4 

・気配遮断Lv1 ・魔力遮断Lv1



パッシブスキル

・HP増加Lv1→2 ・HP自動回復Lv1→2 ・肉体強化Lv3→5

・MP増加Lv6→7 ・MP自動回復Lv6→8 ・知力強化Lv4→6

・DEX増加Lv2 ・INT増加Lv3→5

・毒耐性Lv1→2 ・麻痺耐性Lv1→2 ・疾病耐性Lv1→2 ・ストレス耐性Lv1



 無慈悲と言うのが獲得可能だったが取らない。

 今は必要無いだろうし、無慈悲とか取った感情が死にそうな気がする。


 それにパッシブスキルの〇〇値増加が〇〇増加に名前が短くなった。

 コレクターの効果はまぁ俺としては有り難い。

 戦闘には関係ないけど…。


 まぁこのステータスでどうにかなるだろ。

 攻撃手段としては爆弾作成Lv5で良さげなのを手に入れた。

 爆弾を作成する時に消費MPを1~25で選んで、米粒サイズから小型爆弾までのサイズを作れるのだ。

 それも形は自由自在!

 MP25サイズをいくつか作って、MP10を10個作って、実験用にMP1も作った。


 Lv4の爆弾は作った時に分かったよ。

 これインパクト爆弾だ。

 投げて何かに当たると爆発するやつだよ。

 夜に使ってたら結局音が大きいだろうから、無し。

 そのためレベル5まで上げたんだが結果が良かったから良し。



 早速外に行く。



 住宅街をひっそりと歩いていると、索敵に反応があった。

 誰かの家の敷地の庭でのんきに寝ている、ゴブリンが2匹見つかった。

 度々申し訳無いが、ゴブリンは実験するには最適な相手なのだ。

 ネズミと一緒かな。

 てかゴブリンってなんかネズミの進化系か!?


 っと一瞬思った俺が居る。


 ゆっくりと近づいていく。

 なるべく足音を立てないように、ゆっくり。

 今の俺の動きを誰かが見たら、それはそれは怪しい動きだろう。

 そしてようやく、ゴブリンとの距離が1mも無いほど接近した。

 何をするかって?


 MP10で作った、飴ちゃんサイズのこの爆弾をゴブリンの口に放り込むのさ。


「………・」


 順調。

 ゴブリン2匹は口の中に異物が置かれているに、反応が無い。

 ぐっすり寝ている。


 俺はまた同じように、そっとその場を離れる。

 10m程離れて起爆!

 

「ボフッ」

 

 みたいにゴブリンが口から煙を出した大量に…

 そして音の大きさは手を軽く叩いたぐらいなので、まぁ許容範囲。


 ゴブリンは頭だけ、爆発の衝撃で後ろ方向に動きそのまま死んだ。

 なんかデコピンされた人のオーバーリアクションみたいだった。


≪経験値を獲得しました。≫

≪経験値を獲得しました。≫


 次に米粒爆弾を適当に置き。

 少し離れて爆発させる。


「すげぇ~」


 威力は爆竹の1連分ぐらいだろう。

 それで音は手のひらにデコピンした時と同じぐらいの、微かな音しかない。


 こんなの昼間とかに使われたらわからんだろ。

 威力と音が比例してない気がする。


 

 



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