表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ロボオタ君のなんでもない日常

作者: 藍屋 柴洛

思い付き発信の短編集みたいなものなので、書く気になったら続き書いてきます…

ここは、とある高校。偏差値も高いわけでもない中くらいの学校…


その中で普通(?)に暮らす、PC部の二年『呂坊 拓也』(通称ロボオタ君)の物語である



ロボオタ君「ちわー」


ヤオイちゃん「おっすおっすー」


この子は『矢尾 泉』(通称ヤオイちゃん)。同学年だ。なんというか、一般的にはクラスのマドンナなのだが、中身が残念なのでPC部のメンバーは皆恋愛対象には見ない…


ロボオタ君「あれ?早くない??」


ヤオイちゃん「まあねー。何か知らないがHRホームルームが早く終わったんよねー」


ロボオタ「なるほー」


学生鞄を机の下に置いて、パソコンの起動ボタンを押す


ゆっくりとファンが回りだし、カチッカチッと学校の安っぽいタワー型の起動音が鳴る


ヤンデレ君「おいすー」


こいつは、『病出 礼人』(通称ヤンデレ君)同じ二年で、顔の顔面偏差値は悪くないが、趣味がヤンデレが大好きなオタク…結構それがおおっぴろに言うせいか、あまり女っ気が無い


そんな解説を入れる俺は顔面偏差値は無い…無いんだよな…ハァ…


ロボオタ君、ヤオイちゃん「「おっすおっすー」」


ヤンデレ君「よー、ロボオター…これ見てくんね!」


書籍を一つ見せてくる。駅?をバックに女性が二人立っている表紙だ…まさか


ロボオタ君「おま…それは!?」


ヤンデレ君「応ともさ!!スクー○デイズよ!しかも書籍版!!いやー、見つけたら即買いよね」


ヤオイちゃん「ぜつーぼーうのー」


ロボオタ君「むこーおーへとー」


ヤンデレ君「たどりーつーけーるかーなー」


三人でハイタッチしてた


ヤンデレ君「んじゃ、読書タイムはいるから」


自分の席に座り、パソコンを立ち上げ終えたヤンデレ君が先ほどの書籍を取り出す


よく見れば、皆思い思いの事をしている


俺はドット絵を描いていて、ヤオイちゃんはヤオイ本片手にPI○IVにて小説の執筆を行っている


格ゲ兄貴「よっすー」


三人「「どうもっすー」」


この人は、『格下 悠馬』(通称格ゲ兄貴)一つ上の三年で、三人からもそれなりに信頼のある先輩で、コミュニティ能力がそこそこある


ちなみに、二年の三人はコミュ力が『ZERO』…永遠のゼロ…


格ゲ兄貴「みんな何しとるん?」


ヤオイちゃん「執筆」ロボオタ君「ドット絵作成」ヤンデレ君「読書」


格ゲ兄貴「oh…ここ(PC部)でまともな作業1人…」


そういうと、格ゲ兄貴は自分の席でゲームを始める


『NEXT Challenger‼』


ロボオタ君「いや、先輩も格ゲーやるんすか!?」


格ゲ兄貴「ん?おう!格ゲーのコンボは一日にしてならずだZE」


ヤオイちゃん「いや、ZEじゃないっすよw」


ちょっとして…


仏先輩「おいすー」


二年組「「どーもっすー」」


格ゲ兄貴「おっすー」


この人は、『宝塔 善木』(通称仏先輩)格ゲ兄貴と同じ三年で部長。同年代からは性格からなのか…あまり部長扱いをされない。後輩からも仏先輩と呼ばれているが、それなりに信頼がある


仏先輩「一年は?」


ロボオタ君「全員来れないみたいっすよ」


仏先輩「あーそっか。了解」


仏先輩が鞄を自分の席に置く


仏先輩「おれもちょっと先生に呼ばれてるから…なんかあったらケータイ鳴らして」


二年組「「了解っす」」


仏先輩がPC室から出る


ヤオイちゃん「ところでさ、ロボオタ君」


ロボオタ君「ん?どしたん?」


ヤオイちゃん「最近ロボットアニメを見てさ…すっごい良いシーンあったの!見てくれない!?」


ロボオタ君「お、おう。どれどれ…」


手元に持ったミルクティーを飲みながら画面を見た


ロボオタ君「ブッ!!」


思わず飲み物を吹く。否、手元で抑える


映し出された光景は、少年が半裸で男性にムチ打ちを食らっているシーンだった


ヤオイちゃん「いやー、アル○ノアって良いわー。ショタのムチ打ちって…性癖刺さりまくり…」


何とかミルクティーを飲み終わり。開口一番


ロボオタ君「これは…ズルくない!?こんなの笑うじゃん!!」


ヤオイ「いやー…ね?共感してもらいたくて…」


ロボオタ君「ロボットアニメなのに!ロボットシーンじゃねーじゃん!!」


ヤオイちゃん「何ならロボットシーン無くていい」


ロボオタ君「いやそれロボットアニメですらない!」


ヤオイちゃん「なんならこういう恋愛路線でいい」


ロボオタ君「別アニメだそれー!」




少しして…


ヤオイちゃん「よし!入稿(新規小説投稿)完了!」


ロボオタ君「おめでとー」


ヤオイちゃん「さて、画像漁ろう」


ヤンデレ君「ロボオタァ!」


急に呼ばれてビクッとする


ロボオタ「ワッホイ!…なんだよ。どうした」


ヤンデレ君「これ!これみて!!」


指定された文章を読む…


ヤンデレ君「めちゃくちゃ描写細かくない!?」


ロボオタ君「あーたしかに。この血が出る描写とかいいね」


ヤンデレ君「な!わかるよなー…後さ、ここのさ…そう!ここ」


挿絵を指さす


ロボオタ君「あー!これはなかなか…」


ヤンデレ君「いいよな…」


ヤンデレ君が、感動したのか…目頭を押さえる


ヤオイちゃん「んー?どれどれ、ってこれエロシーンやないかい!」


二人の頭を叩く


ヤオイちゃん「でも、とりあえず…」


ロボオタ君「みんなそろえて…」


全員「「誠○ね!」」


ヤオイちゃん「…格ゲ兄貴、乗り良いっすね…」


格ゲ兄貴「まあ、少しでもスクー○デイズ知ってたらやるネタだしね。やっちゃうよね」




少しして…


ロボオタ君「そういえばさ、二人って仮面○イダー見てた?」


ヤオイちゃん「あー、声優さんの関係で電○は見てたなー」


ヤンデレ君「俺は、5○5見てたなー。結構ベルト凝ってて好きだったなー」


ロボオタ君「俺も見ててさ、龍○好きだったんだがな?最近特撮好きな幼馴染がさ、最近の○イダーをプレゼンしてくれたんよ」


ヤオイちゃん「ほうほう」


ロボオタ君「そこの話なんだがな?最近ってな、結構変わっててさ…コレクターズアイテムが主流なんだってさ」


ヤンデレ君「コレクターズアイテムって?」


ロボオタ君「まあ、いわゆる収集品ってやつでさ。ベルトだけで全部揃うんじゃなくて、ガチャやネット専売とかもあるみたい」


ヤオイちゃん「へー、そうなんだ」


ロボオタ君「最近の有名になる俳優を起用してることでも有名だけど…二人で一つの○イダーとかも有名だよね。当時はデザイン不評だったけど」


ヤンデレ君「あー、あの二色で半分に分かれてるやつか!」


ロボオタ君「そうそう。あれも全部セットじゃなくて、武器とかに変身道具を付けたんだってさ」


ヤオイちゃん「うっわ、親がいやな目してるのが目に浮かぶ…」


ロボオタ君「そう思うだろ?それがな…喜んで買ってたんだって」


ヤオイちゃん「あー…ビジュアル効果ね…」


ロボオタ君「大正解。主役がイケメンだったから商品がバカ売れだったみたい」


ヤンデレ君「イケメンがそんなに売れるのか…」


お前が言うな!


ロボオタ君「まあ実際にイケメンが主役で平成作品は推してるしね。去年のジ○ウとかもイケメンで推してたが、気付いたらメインとサブのどちらも可愛い系だったらしい。ちなみにイケメン枠はヒロインな」


ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「マジかwww」」


ロボオタ君「ちなみに、ヒロインの迷言は『何か言った!?バキュン‼』だからな」


ヤンデレ君「いや、怖いじゃんw何か発砲してるしww」


ロボオタ君「映画は映画で面白かったよ。一緒に見たが、『なあ、お前たちの平成って…醜くないか?』ってシーンがまさかあんな意味だったなんて…」


ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「どういうこと!!?」」


ロボオタ君「まあ、それは…DVDでも借りて…ね?」


ヤンデレ君「ちょ!?お前、ここで話を終わらせるとか卑怯だぞ!!」


ヤオイちゃん「そうだよ!ちゃんと話してよ!」


ロボオタ君「…ニヤッ」


ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「ちょ、おいーーーーーー!!!!」」




少しして…


仏先輩「よっし、終わるよー」


仏先輩が部活の終わりを告げる。鍵を持って部室を閉めるために催促してくる


仏先輩「みんな忘れものないよね?はい、閉めます」


ガチャリと鍵を閉め、盗難防止のセキュリティカードをセットする


仏先輩「鍵とセキュリティカード返却するから、先に帰ってねー」


全員「「はーい」」


まあ居残るが


全員近くのベンチに腰掛ける。一部のベンチが対面になっており、真ん中に机がある


ヤオイちゃん「よし、ロボオタ君。カードをしよう」


改めてみんなに言おう。この話を読んでいる諸君。ここはベンチだ

わかるね?ベンチがある場所は…?


そう、外だ。野ざらしだ…ちょっと風が吹いてる。正直、ちょっと風が冷たい


が、俺も男だ


ロボオタ君「やったろうやないか!!」


デッキを鞄から出す


ヤオイちゃんも鞄から出す。カードは遊○王


ヤオイちゃん「デッキは?」


ロボオタ君「ロボオタ舐めんな…機械族だ。そっちは?」


ヤオイちゃん「無論、HEROデッキ…ヨハ十最高!!」


ロボオタ君「そこまで聞いてねえよ!いくぞ!」


ロボオタ君、ヤオイちゃん「「決闘!!」」




結局二人が帰るのは、それから二時間後のすっかり空が暗くなった後の事だった…

誤字脱字があったら指摘お願いします


また、「こんな風にした方が良いよ!」っていうのがあれば御意見お願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ