ロボオタ君のなんでもない日常
思い付き発信の短編集みたいなものなので、書く気になったら続き書いてきます…
ここは、とある高校。偏差値も高いわけでもない中くらいの学校…
その中で普通(?)に暮らす、PC部の二年『呂坊 拓也』(通称ロボオタ君)の物語である
ロボオタ君「ちわー」
ヤオイちゃん「おっすおっすー」
この子は『矢尾 泉』(通称ヤオイちゃん)。同学年だ。なんというか、一般的にはクラスのマドンナなのだが、中身が残念なのでPC部のメンバーは皆恋愛対象には見ない…
ロボオタ君「あれ?早くない??」
ヤオイちゃん「まあねー。何か知らないがHRが早く終わったんよねー」
ロボオタ「なるほー」
学生鞄を机の下に置いて、パソコンの起動ボタンを押す
ゆっくりとファンが回りだし、カチッカチッと学校の安っぽいタワー型の起動音が鳴る
ヤンデレ君「おいすー」
こいつは、『病出 礼人』(通称ヤンデレ君)同じ二年で、顔の顔面偏差値は悪くないが、趣味がヤンデレが大好きなオタク…結構それがおおっぴろに言うせいか、あまり女っ気が無い
そんな解説を入れる俺は顔面偏差値は無い…無いんだよな…ハァ…
ロボオタ君、ヤオイちゃん「「おっすおっすー」」
ヤンデレ君「よー、ロボオター…これ見てくんね!」
書籍を一つ見せてくる。駅?をバックに女性が二人立っている表紙だ…まさか
ロボオタ君「おま…それは!?」
ヤンデレ君「応ともさ!!スクー○デイズよ!しかも書籍版!!いやー、見つけたら即買いよね」
ヤオイちゃん「ぜつーぼーうのー」
ロボオタ君「むこーおーへとー」
ヤンデレ君「たどりーつーけーるかーなー」
三人でハイタッチしてた
ヤンデレ君「んじゃ、読書タイムはいるから」
自分の席に座り、パソコンを立ち上げ終えたヤンデレ君が先ほどの書籍を取り出す
よく見れば、皆思い思いの事をしている
俺はドット絵を描いていて、ヤオイちゃんはヤオイ本片手にPI○IVにて小説の執筆を行っている
格ゲ兄貴「よっすー」
三人「「どうもっすー」」
この人は、『格下 悠馬』(通称格ゲ兄貴)一つ上の三年で、三人からもそれなりに信頼のある先輩で、コミュニティ能力がそこそこある
ちなみに、二年の三人はコミュ力が『ZERO』…永遠のゼロ…
格ゲ兄貴「みんな何しとるん?」
ヤオイちゃん「執筆」ロボオタ君「ドット絵作成」ヤンデレ君「読書」
格ゲ兄貴「oh…ここ(PC部)でまともな作業1人…」
そういうと、格ゲ兄貴は自分の席でゲームを始める
『NEXT Challenger‼』
ロボオタ君「いや、先輩も格ゲーやるんすか!?」
格ゲ兄貴「ん?おう!格ゲーのコンボは一日にしてならずだZE」
ヤオイちゃん「いや、ZEじゃないっすよw」
ちょっとして…
仏先輩「おいすー」
二年組「「どーもっすー」」
格ゲ兄貴「おっすー」
この人は、『宝塔 善木』(通称仏先輩)格ゲ兄貴と同じ三年で部長。同年代からは性格からなのか…あまり部長扱いをされない。後輩からも仏先輩と呼ばれているが、それなりに信頼がある
仏先輩「一年は?」
ロボオタ君「全員来れないみたいっすよ」
仏先輩「あーそっか。了解」
仏先輩が鞄を自分の席に置く
仏先輩「おれもちょっと先生に呼ばれてるから…なんかあったらケータイ鳴らして」
二年組「「了解っす」」
仏先輩がPC室から出る
ヤオイちゃん「ところでさ、ロボオタ君」
ロボオタ君「ん?どしたん?」
ヤオイちゃん「最近ロボットアニメを見てさ…すっごい良いシーンあったの!見てくれない!?」
ロボオタ君「お、おう。どれどれ…」
手元に持ったミルクティーを飲みながら画面を見た
ロボオタ君「ブッ!!」
思わず飲み物を吹く。否、手元で抑える
映し出された光景は、少年が半裸で男性にムチ打ちを食らっているシーンだった
ヤオイちゃん「いやー、アル○ノアって良いわー。ショタのムチ打ちって…性癖刺さりまくり…」
何とかミルクティーを飲み終わり。開口一番
ロボオタ君「これは…ズルくない!?こんなの笑うじゃん!!」
ヤオイ「いやー…ね?共感してもらいたくて…」
ロボオタ君「ロボットアニメなのに!ロボットシーンじゃねーじゃん!!」
ヤオイちゃん「何ならロボットシーン無くていい」
ロボオタ君「いやそれロボットアニメですらない!」
ヤオイちゃん「なんならこういう恋愛路線でいい」
ロボオタ君「別アニメだそれー!」
少しして…
ヤオイちゃん「よし!入稿(新規小説投稿)完了!」
ロボオタ君「おめでとー」
ヤオイちゃん「さて、画像漁ろう」
ヤンデレ君「ロボオタァ!」
急に呼ばれてビクッとする
ロボオタ「ワッホイ!…なんだよ。どうした」
ヤンデレ君「これ!これみて!!」
指定された文章を読む…
ヤンデレ君「めちゃくちゃ描写細かくない!?」
ロボオタ君「あーたしかに。この血が出る描写とかいいね」
ヤンデレ君「な!わかるよなー…後さ、ここのさ…そう!ここ」
挿絵を指さす
ロボオタ君「あー!これはなかなか…」
ヤンデレ君「いいよな…」
ヤンデレ君が、感動したのか…目頭を押さえる
ヤオイちゃん「んー?どれどれ、ってこれエロシーンやないかい!」
二人の頭を叩く
ヤオイちゃん「でも、とりあえず…」
ロボオタ君「みんなそろえて…」
全員「「誠○ね!」」
ヤオイちゃん「…格ゲ兄貴、乗り良いっすね…」
格ゲ兄貴「まあ、少しでもスクー○デイズ知ってたらやるネタだしね。やっちゃうよね」
少しして…
ロボオタ君「そういえばさ、二人って仮面○イダー見てた?」
ヤオイちゃん「あー、声優さんの関係で電○は見てたなー」
ヤンデレ君「俺は、5○5見てたなー。結構ベルト凝ってて好きだったなー」
ロボオタ君「俺も見ててさ、龍○好きだったんだがな?最近特撮好きな幼馴染がさ、最近の○イダーをプレゼンしてくれたんよ」
ヤオイちゃん「ほうほう」
ロボオタ君「そこの話なんだがな?最近ってな、結構変わっててさ…コレクターズアイテムが主流なんだってさ」
ヤンデレ君「コレクターズアイテムって?」
ロボオタ君「まあ、いわゆる収集品ってやつでさ。ベルトだけで全部揃うんじゃなくて、ガチャやネット専売とかもあるみたい」
ヤオイちゃん「へー、そうなんだ」
ロボオタ君「最近の有名になる俳優を起用してることでも有名だけど…二人で一つの○イダーとかも有名だよね。当時はデザイン不評だったけど」
ヤンデレ君「あー、あの二色で半分に分かれてるやつか!」
ロボオタ君「そうそう。あれも全部セットじゃなくて、武器とかに変身道具を付けたんだってさ」
ヤオイちゃん「うっわ、親がいやな目してるのが目に浮かぶ…」
ロボオタ君「そう思うだろ?それがな…喜んで買ってたんだって」
ヤオイちゃん「あー…ビジュアル効果ね…」
ロボオタ君「大正解。主役がイケメンだったから商品がバカ売れだったみたい」
ヤンデレ君「イケメンがそんなに売れるのか…」
お前が言うな!
ロボオタ君「まあ実際にイケメンが主役で平成作品は推してるしね。去年のジ○ウとかもイケメンで推してたが、気付いたらメインとサブのどちらも可愛い系だったらしい。ちなみにイケメン枠はヒロインな」
ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「マジかwww」」
ロボオタ君「ちなみに、ヒロインの迷言は『何か言った!?バキュン‼』だからな」
ヤンデレ君「いや、怖いじゃんw何か発砲してるしww」
ロボオタ君「映画は映画で面白かったよ。一緒に見たが、『なあ、お前たちの平成って…醜くないか?』ってシーンがまさかあんな意味だったなんて…」
ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「どういうこと!!?」」
ロボオタ君「まあ、それは…DVDでも借りて…ね?」
ヤンデレ君「ちょ!?お前、ここで話を終わらせるとか卑怯だぞ!!」
ヤオイちゃん「そうだよ!ちゃんと話してよ!」
ロボオタ君「…ニヤッ」
ヤンデレ君、ヤオイちゃん「「ちょ、おいーーーーーー!!!!」」
少しして…
仏先輩「よっし、終わるよー」
仏先輩が部活の終わりを告げる。鍵を持って部室を閉めるために催促してくる
仏先輩「みんな忘れものないよね?はい、閉めます」
ガチャリと鍵を閉め、盗難防止のセキュリティカードをセットする
仏先輩「鍵とセキュリティカード返却するから、先に帰ってねー」
全員「「はーい」」
まあ居残るが
全員近くのベンチに腰掛ける。一部のベンチが対面になっており、真ん中に机がある
ヤオイちゃん「よし、ロボオタ君。カードをしよう」
改めてみんなに言おう。この話を読んでいる諸君。ここはベンチだ
わかるね?ベンチがある場所は…?
そう、外だ。野ざらしだ…ちょっと風が吹いてる。正直、ちょっと風が冷たい
が、俺も男だ
ロボオタ君「やったろうやないか!!」
デッキを鞄から出す
ヤオイちゃんも鞄から出す。カードは遊○王
ヤオイちゃん「デッキは?」
ロボオタ君「ロボオタ舐めんな…機械族だ。そっちは?」
ヤオイちゃん「無論、HEROデッキ…ヨハ十最高!!」
ロボオタ君「そこまで聞いてねえよ!いくぞ!」
ロボオタ君、ヤオイちゃん「「決闘!!」」
結局二人が帰るのは、それから二時間後のすっかり空が暗くなった後の事だった…
誤字脱字があったら指摘お願いします
また、「こんな風にした方が良いよ!」っていうのがあれば御意見お願いします