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機械仕掛けの男   作者: ゆーたん像
1/1

冒険者

初投稿です!

どんどん投稿するので応援お願いします!

幼い頃両親を無くした俺。

その後俺は養子として小さな村の優しい義両親に引き取られた。

その日からは毎日が楽しかった。

だが、そんな幸せは簡単に崩れる。

俺が5歳の時村にモンスターの群れが襲いかかってきたんだ。

俺以外全員死んだ····一瞬にして。

俺は生きていたが体が半分無くなっていた。


「おい、この子まだ生きてるぞ!」


「急いで病院に····」


「無駄だ、どうせその子はあと少しで死ぬ」


「だが、俺が生き返らせてやる」


「お、お前は誰だ!」


「なーに、ただの冴えない科学者だよ」


俺はこのdr.ミレーネという人物に回収された。


「お前にはこの数字がお似合いだ」


俺のなくなった右目に機械のようなものを埋め込まれ、そこには一という数字が刻まれていた。

その時、瞬く間に機械が右半身を形成した。


「成功だ! いくつも失敗を重ねてきたが、ついに····ついに!」




「ここは····どこだ?」


目が覚めた時周りには誰もいなかった。


「ウブっ····」


あの日のことを思い出し、吐いてしまった。

冷静になり、辺りを見渡す。


「うわー! なんだ····これ」


「俺の体どうなっちまったんだ····」


近くにあった鏡を見て、俺は半分機械ということに気づいた。

右目には眼帯がしてあった。

俺は怖くなって、置いてあった服に着替え、研究所を抜け出した。

その後俺は孤児院に引き取られた。

孤児院には俺と同じくらいの年齢の人もいたが、誰1人として俺に近寄らない。

この機械のせいで····


「なんで····なんで俺はいつも1人なんだ····」


孤児院での生活は地獄だった、何度も死のうと思った。

だが、機械がそれを止める。

そんな生活が続いた。



13年後····

俺は18歳になった。

もう1人立ちできる歳だ


「よし、まずはこの街に行こう」


地図を指した先はこの国で2番目に大きい街【アルデラ】。

今歩きだそうとした時、馬車が1台俺の前で止まった。


「なあ、あんちゃんこんなとこでなにしてんだ?」


「今からアルデラへ行こうと思いまして····」


機械の部分はフードで隠してるので気づかれなかった。


「おいおい冗談だろ? アルデラはここから歩いて3日もかかるぞ」


「ええ!? それはほんとですか?」


正直かなり焦った。

だが····


「その····なんだよかったら送ってやろうか?」


「いいんですか?」


「ああ、ちょうど行こうとしてたからな」


「あ、ありがとうございます!」


深々とお辞儀をして、馬車に乗った。


「忘れ物とかないか?」


「大丈夫です!」


「じゃ、出発するぞ」




11時間後····


「おー! 着いたー!!」


「おじさんありがとうございます!」


「おう、精々頑張れよ!」


「はい!」


着いた時にはもう夜だった。


「さて、まずは宿を探さないとな」


しばらく道を歩き宿を探した。

そしていい感じの宿があったので、そこに泊まることにした。


「1泊、3銀貨になります。他のお客様とご一緒になりますがよろしいでしょうか?」


「大丈夫です」


お金はというと、さっきのおじさんから貰ったのだ。


(マジでおじさんありがとう!)


お金を払い部屋に早速いってみた。


「もう、誰かいるのかな?」


部屋にはリュックと武器らしき物が置いてあった。

部屋をみる限り2人1部屋らしい。


「もう1人の人帰って来ないし、少し本でも読もうかな」


フードを脱ぎ、ベッドに横たわりながら本を読んだ。


ガチャ····


入室時の扉ではない扉が開く。


「あー、いい湯だったー」


その扉から下着姿の髪が金色の女の子が出てきた。


「え?」


「え?」


「きゃーーーー!」


(まずい、見られたか)


少し警戒する。


「と、とりあえず着替えてきたらどうですか?」


「そ、そうさせていただきます····」


彼女が着替えてる間に急いでフードをかぶる。

しばらくして彼女が出てきた。


「あ、あのすいません! いきなり叫んでしまって····」


「あー大丈夫だよ」


「同室の人が男の人だと思わず····つい····」


「そういうことね····それより、名前はなんて言うの?」


「ラウラ=アルカイデです、ラウラでいいですよ」


「いい名前だね、俺はマルスラン=グレン、同じくグレンでいいよ」


「それよりグレンさん、あの機械はなんだったんですか?」


(やはり、みられたか····)


「見られちゃったか····」


そして俺はフードを外し体の右側を見せた。


「そ····それは」


「小さいころ、俺が住んでた村がモンスターに襲われたんだ····」


「俺以外の人はみんな亡くなったんだよ」


「その時俺は体の半分を失ってね、目が覚めたらなくなった部分が機械になったんだよ」


思い出しただけでも吐き気がする。


「そんなぁつらいできごとがあったんですねぇ····」


何故かラウラは泣きながらそう言った。


「おいおいなんで泣いてんだよ」


「だってぇ····」


「それより、これを見て何とも思わないのか?」


「は、はい」


これを見て何も思わないと言われたのが初めてなので、喜びを感じたが顔には出さなかった。


「今度は俺が質問するぞ、その武器みたいのはなんだ?」


「あ、これですか」


すぐ泣き止んだラウラが取り出す。

ガシャンと取り出した武器は2mほどあり鎌のような刃がついていた。


「え、なんで女の子がこんな武器持ってるんだよ!」


「決まってるじゃないですか、モンスター討伐のためですよ」


(モンスター討伐? 確か馬車のおじさんがそんなこと言ってた気が····)


「へ、へぇ····」


ラウラがブンブン振り回しているのを見て言葉が出ない。


「まさかグレンさん冒険者を知らないんですか?」


「は、はい····」


前いた街ではなかったのだから当然だ。


「じゃあ、解説しますね」


「冒険者とは簡単に言うと様々な依頼をこなす人のことですモンスター討伐もその内のひとつですね」


「そして依頼を受ける所が街に1つあり、そこをギルドと言います報酬もギルドから貰えます」


「冒険者にはランクが決められており下からE、D、C、B、A、AA、S、SSと別れています、最初はEですが依頼をこなせば徐々にランクが上がっていきます、高ランクになればなるほど依頼が難しくなっていきます」


「なるほど、だいたいは分かったよ、ところでラウラはランクいくつなんだい?」


「あー私はAですよ」


「A!?」


驚いて声が裏返った。

(てことはラウラはものすごく強いってことか····)


「その、俺も冒険者になることはできるのか?」


「グレンさんなら全然大丈夫だと思いますけど····何故なりたいと思ったんですか?」


「いや、俺みたいにモンスターに襲われた人を助けたいと思って····」


「素敵ですね、凄くいい理由だと思いますよ····」


そう呟いているラウラの顔見てドキッとした。

(か、かわいい····)


「そうだ! 明日ギルドに冒険者登録しにいきませんか?」


「そんな軽いノリで大丈夫?」


「大丈夫です! 冒険者は誰でもなれますから」


「わかった、じゃあおやすみ」


「おやすみなさい」


日が窓から差し込んできて目が覚めた。

起き上がろうと思い体を動かそうとしたが動かない。

ふと後ろを見るとラウラが俺に眠りながら抱きついていた。


「お母さん大好き····」


そう寝言を言ってるアウラの頭を優しく叩いた。


「朝だぞラウラ」


「ふぇぇ? 朝?」


「ようやく起きたか」


「んー? グレンさん!?」


「私なんか変なことしてました?」


ラウラが慌てながら聞く。


「いや、なにもしてなかったよ」


「よかったー、私寝癖悪いので時々変なことしちゃうんです」


いつもの格好に着替え、食堂で朝食を食べる。


「まて、ラウラお前どんだけ食べるんだよ」


「空腹は冒険者の敵ですからね!」


かれこれラウラはパンを20個ほどたいらげてしまった。


「代金1金貨でございます」


「高っ!」


渋々払い食堂をあとにした。


「さ、冒険者ギルド行きますか!」

読んでいただきありがとうございます!

初めて小説をかいてみました!

気になる部分があればどんどん言ってください!

これからも頑張りますので応援お願いします!!

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