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転生後は猫魔道士でした  作者: 高畑まう
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悩みの中


 吾輩は猫である。名前はまだ無い。

 どこで生まれたか、とんと見当がつかぬ。



 昔の有名な偉人が書いた小説に、そんな始まり方の物語があった気がする。


 作者の意図だとか

 この物語に乗せられた思いだとか

 文法がどうだとか


 まだそんな事もよく分からない時に授業で教えられた話。

 私なんかぼんやりと窓の外を眺めながら右耳から左耳へと空気が流れるように聞いていただけだった。


 それでも、大人になった今でもこの物語の冒頭を苦もなく思い浮かべる事が出来るのだから、やっぱり偉人っていうのは本当にすごいと思う。



 さて、そんな現実逃避をだらだらとし続けても仕方ないと思いつつも、やっぱり今この状況を理解しうるのが難しい私は一体どうしたらいいのだろうか。


  1つずつ確認して分かった情報。



1つ、黒い毛に全身が覆われている。

2つ、目線がやたら低い。

3つ、二足歩行が不可能。

4つ、日本語を発音できない。

5つ、しっぽが生えているらしい。


 うん、もう十分だ。よく分かった。


「これ猫だよね!?」


 正式にはこの言葉すらちゃんと発せられているわけでもなく「にゃにゃん!?」などと、声にならない声が自分の口から出ている事が分かる。


どうしてこうなったしまっただろうか。


(最後の記憶は確か…)


混乱している自分を落ち着けるようにして、ゆっくりと、記憶の扉を開け、こうなった原因を1つ1つ確認して行く。



 目に止めて1話を読み切ってくださった皆様、本当にありがとうございます。


 忙しい方でも読みやすいよう、1話1話は短めに投稿していこうかと考えております。


 これからゆるりと投稿を楽しんでいこうと思ってるので、ぜひ読んで下さるとバク転して喜びます。


 どうぞこれからもよろしくお願いします。


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