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第二次世界大戦21

 第二次世界大戦21


 Remember NewYork これが次の日のアメリカ全土の新聞に掲載された。

彼らにとって自国の領土がそれもヨーロッパの国によって攻撃されたことは驚きと怒りをもって受け止められた。

それまでアメリカは南北統一をしたら世界が戦争をしているのを傍観するつもりだった。(軍事援助はするけど)

しかしこれによって世論は大きく変わった。

また、ヨーロッパ諸国もそれを見越していて11月6日の午前9時にカナダ国境から英国陸軍90000人が五大湖最大の都市シカゴに向けて進軍を開始した。

さらに英国海兵隊はフロリダ半島にスペイン陸軍を誘って上陸。

南部を平定したばっかりの合衆国陸軍と衝突した。

さらにカルフォルニア州にはメキシコ軍が英仏蛮ソ連合側に立って参戦して攻めいった。

アメリカ各地が大混乱になり北部でもフロリダでもカルフォルニアでも厳しい戦いを合衆国軍は行っていた。

アメリカ国民は強い指導者を望んだ。

そして、彼がその地位になった。

第33代大統領 永田レイダーだった。

彼は共和党所属の上院議員だった。

国防に深く精通しており適任だった。

さらに民主党のフランクリンルーズベルトが病死したため彼に役割が回ってきた。

民主党はニューヨーク爆撃の失態で失脚していた。

彼は挙国一致内閣を組織。

また、合衆国軍に対してフロリダでの遅滞戦闘と五大湖の死守、カルフォルニアの防衛を指示していた。

また、太平洋艦隊司令部を危険なサンディエゴからポートランドに移すように命令を下し、大西洋艦隊には北西部沿岸の安全確保命令を出した。

また、国内の企業に対して軍需品の大量増産と速やかな納品を行うように命令を下した。

合衆国空軍はカルフォルニアにいる敵陸上部隊に空襲を実施した。

また、各地で合衆国軍によって反撃が行われた。

11月18日にはなんとか国内全域から敵軍を駆逐した。

しかしカナダ国境では依然として英国軍とにらみあっていたしメキシコ国境にはメキシコ軍とアメリカ軍によって長い防衛線がしかれた。

しかし、海では徐々に劣勢になった。

海軍力が違うのだ。

南はほとんど艦隊を持っていなかった。(大型のもの)

北はそこそこの艦隊を持っていたが大西洋で海洋帝国でありさらにスペイン帝国とフランス共和国の海軍を抑えるにはまったく数が足りていなかった。

また、潜水艦対策も上手くいかずスカンディナビアとの交易ルートは敵の潜水艦による危険地帯化した。

さらに、太平洋でもスペイン海軍によって通商破壊作戦が実施されてアメリカ海軍の船が足りなくなっていた。


11月25日 日本軍は体制を完全に整えていた。

彼らはすべての反抗作戦を一斉に実施した。

後世に旭日の反抗作戦と呼ばれる作戦が実施された。

手始めに日本国内から駆逐されたのは新潟にいた部隊だった。

既に11月11日起こった第二次日本海海戦でソ連と英国極東艦隊の部隊と日本海軍の大湊、舞鶴、呉の合同艦隊が戦った海戦。

当初、舞鶴艦隊がソ連艦隊に会敵した。

舞鶴艦隊は対ソ連を目的に作られたソ連の潜水艦と大型艦ではない中型艦多数の艦隊を撃破するために多数の砲弾を積んだ重武装の戦艦一隻と砲雷撃戦が得意な軽巡洋艦複数と対潜警戒用のフリゲートで構成されていた。

ソ連艦隊は会敵後水雷戦隊が魚雷を発射した。

日本艦隊はそれらを回避して魚雷を発射した。

日本海軍の舞鶴艦隊は高速艦隊だった。

鈍足な激重な戦艦ではなく高速戦艦だったため一発魚雷が当たったが

持ちこたえた。

壮絶な砲雷撃戦がそこから始まった。

魚雷と砲撃には海洋国家である日本に分があるが新潟がまだ占領されているため制空権によるエアカバーが少ないのが日本にとってのマイナス材料だった。

そして、少ししてから舞鶴艦隊の戦艦が放った一発が英国極東艦隊旗艦にクリーンヒットした。

艦橋に思いっきり激突し艦橋が壊滅。

さらに、運の悪いことに駆逐艦が放った魚雷が左舷側の装甲が薄いところを直撃。

また、衝撃で艦内の武器庫で誘爆が起こり戦艦が沈没した。

これはイギリス海軍が浮き足だった。

さらに日本の潜水艦隊が当時としては初の統制魚雷発射を実行。

敵の艦隊は海面上の艦船ばかり見ていたが突然の海中からの攻撃に混乱。

さらに、何隻もの駆逐艦が大破もしくは、沈没した。

これにはたまらず極東艦隊は撤退を開始した。

また、日本は潜水艦で追撃した上敵艦隊がウラジオストクに戻ったきりまったく出てこなくなったのを確認して新潟奪還作戦を海側からも実行できるようになった。

次の投稿日は水曜日です。

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