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第二次世界大戦6

第二次世界大戦6


北京政府と中国連邦政府の国境線はあれから数年がたち穏やかに軍も睨み合っておらず静かな雰囲気だった。

そうこのときまでは。

ソ連とイギリス連合軍が日本本土攻撃を行った時こちらの戦線も動いた。

こっちは停戦条約のため宣戦布告どうこうの前に停戦条約を北京政府が破棄して攻め込んだ。

さらにソ連極東軍も中国連邦を攻撃した。

前回の激戦地の徐州はあっという間に占領された。

また、雑魚な北京軍ではなく陸戦では強力な戦力になるソ連軍がバックについていることもあってどんどんと占領していく。

合肥、准安、南京北部とあっという間に占領された。

ソ連空軍の爆撃によって南京守備隊は壊滅的な被害を受けて

南京市は無防備都市宣言を実施。

さらにソ連軍は上海、杭州を爆撃した。

政府司令部、軍事基地、鉄道、港、飛行場のすべてが爆撃されて壊滅的な被害を受けた。

中国連邦政府は政府施設が爆撃されてさらに現職大統領が爆撃に巻き込まれて殉職。

軒並み閣僚も死亡した。

その日たまたま広州市にいた首席補佐官が大統領権限順位11位でトップとなった。

その首席補佐官は李雷神が臨時大統領になった。

既に政府や国民は大混乱だったが彼は国民に冷静な判断を呼び掛けた。

さらに、軍に対して長江を前線防衛ラインとして防衛するようにという命令が下っていたが彼はもうそれは手遅れだとして寧波、杭州、黄山、南昌を絶対防衛ラインとしてそこに軍を展開させた。

上海は放棄宣言が出されて上海市民は急いで杭州に逃げ込み始めた。

上海市民は120万人。

彼らが一斉に逃げ出したことで上海市の人口は15万人まで減り、さらに臨時市長は北京政府に対して無防備都市宣言を出した。

中国連邦軍は上海直前でその北部から撤退してきていた部隊が祖国を守るために防衛ライン構築のための時間稼ぎのため壊滅的な上海で北京軍とソ連軍に対してゲリラ戦闘を行った。

行った兵士の数はなんと15000人。

数多くのゲリラが爆撃された建物の残骸や市民が避難して廃墟になった建物、または地下街を使って行った。

ソ連軍はそのまま中国連邦軍の臨時首都である広州を落とすために上海を素通りしようとしたが彼らは山中に隠された戦車に側面突撃されて被害が甚大になりまた、後方に敵がいることは許容できないため仕方なくゲリラの殲滅に時間を費やすことになる。

さらに都市部に入って上海を統治しようとしていた北京軍の第一師団は都市部に入ると市民に扮したゲリラによって銃撃されたり狙撃されたり爆弾を仕掛けられていてそこに入り込んで全滅したりとさんざんな結果となった。

それは20m前進するために一個大隊が壊滅する損害を被ったためさすがの北京軍も前進を停止した。

こうして中国連邦軍の防衛線建築は成功した。

さらに1ヶ月以上一部の精鋭については終戦まで上海でゲリラを行うことになる。


日本領 北朝鮮州 

ここにもソ連軍と北京政府軍が攻めてきた。

しかしここの部隊は精強だった。

ここ朝鮮州は特殊で日本経済圏に入れば独立するという宣言に乗ったため独立準備が続いている。

そのため将来の軍隊になるべき州兵が誕生していてさらに朝鮮に駐留していた日本陸軍の第24師団は本土に帰って今ここにいるのは日本陸軍の第41旅団の独立後も日本軍の駐留部隊として残る部隊だった。

彼らは24師団とは違いあちらは戦車を使って攻撃してくるソ連軍対策の戦車を配備して平野で戦う部隊だったがこちらは山岳戦闘のプロだった。

ちなみに戦車の運用は州兵に任されていた。

彼ら北朝鮮州軍はここが故郷のため死ぬ気で戦っているし朝鮮半島がソ連の手に落ちれば九州が危険にさらされるため現地にいる第41旅団と南朝鮮州にいる第25師団と第36師団、第37師団も参戦した。

唯一、朝鮮半島でソ連製の戦車を圧倒的に打ち破る力を持つ3式戦車を配備する第25師団の戦車連隊が平野部でソ連と戦いながら山中では平壌に向かってくる敵歩兵部隊とゲリラ戦術を駆使する41旅団が戦闘を行った。

彼らは日本政府の中枢が回復するまでここを死守することになる。




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