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第二次世界大戦5

この世界の世界大戦でもあれは落ちてしまうのか。そこら辺も注目です。

 第二次世界大戦5


同時刻 日本国防総省総合司令室(参謀本部)

入間より入った連絡は司令室にいる全員が聞いた。

スピーカーモードに対応した隊員がしたからだった。

室長は青ざめたように口を開けてしばらくすると焦ったように

司令室に命令を下した。

「速やかに警報発令!」

その瞬間関東全域の警報器に立川から情報が伝達されて警報が発令された。

そして、さらに命令を下していく。

「うちと府中、厚木、百里、羽田、古河の各飛行隊に通達。速やかに関東近郊に迎撃体制を整えるように。首相官邸と枢密院、最高裁判所と皇居に今回の一件を連絡。速やかに要人を避難させろ。うちと練馬、朝霞、横浜、千葉の戦車隊に基地を脱出させて避難させろ。あとは、首都圏域広域防空基地に連絡して対空機銃隊迎撃命令。あと、横須賀の海軍艦隊も速やかに避難させろ。空軍は東北方面隊の松島と中部方面隊の浜松から援軍を呼べ。総員速やかに自身の役職がすべきことを実施せよ。」

「了解しました。」


11時35分 東京都心

「ウゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

空襲警報が首都圏で初めて鳴り響いた。

行く人は足を止め空を見上げる。

首都圏には歩行者天国化しているところも多くあり彼らは一斉に響き渡る警報音を聴いて困惑したように足を止める。

平和ボケした首都圏域の人間にはこういうときにどうすればいいのかわからなかった。

さらに街中に設置されたスピーカーから国防軍から避難してくださいと大きな音で呼び掛けられる。

彼らはなにかしら大きなことが起こっていることを理解した。

さすがに義務教育とほとんどが高校まで行っている日本人はすぐに避難しようとした。(ただ、どこに避難するのかは分からないが。)

ただ、誰かが「空襲警報だから地下に逃げろ!」

と言ったのでみんなの足がそこに向かった。

地下鉄の入り口は混雑して我先に逃げようとして衝突事故や階段での転倒が発生した。


首相はその時、議会にいた。

「バカな!」

首相は連絡を受けたときそう言った。

「なんで、早く言わないんだ!宣戦布告されたことを聞いてないぞ!」

その怒りに補佐官は今すぐ逃げる方が先です。と言いたかったがぐっと堪えて、

「宣戦布告は今から1時間半前に行われました。その後すぐの奇襲です。」

「軍は何をやっているんだ!」

「ですから、迎撃中です。」

「遅い!」

本当にこの首相はバカだった。ちょうどこいつが野党の党首でたまたまそのときの与党が汚職をしたため辞任。そして、そのときの選挙で野党が勝ったためこいつが党首になったのだ。

この相生宗次郎首相は経済政策と野党同士の調整は上手かったが外交、国防は専門家が行っているぐらいの無知というかバカだった。

だけど彼が今、最高指揮権を持っている首相であることは変わらないのですぐに避難させようとする。

まだ会議が始まる前でまだ国会議事堂に来ていない議員もいた。

また国会議事堂内は防音で外のサイレンは聞こえないがそれでも聡い議員は国会議事堂地下のシェルターに避難していた。

というか議事堂内でも避難していなかったのはこのやり取りをやっている彼らぐらいだった。

補佐官と警護官は首相を無理やり引っ張ってシェルターに入った。

その直後爆音が聞こえた。


その頃皇居や枢密院でも要人は地下司令部に避難していた。


横浜上空

ここでは横須賀に向かおうとする英国空軍の爆撃機と戦闘機と横須賀を守ろうとする厚木海軍航空基地の防空戦闘機が攻防を繰り広げていた。

府中と百里、羽田、古河の部隊は東京都心上空で破壊活動をする敵機とさらに撤退しようとして群馬の方に向かう途中に待ち伏せしていたため横須賀防衛隊は少なかった。

また、ある程度羽田から応援は来ていた。

さらに空母航空隊の決死の防衛で避難しようとする軍艦に襲撃できたのは少なかった。

ただそれでも避難しようとする軍艦に敵機が接近して攻撃する。

空母蒼龍は魚雷6本を受けて右舷側に複数の穴が開き転覆した。

さらに空母隼鷹にも爆撃機によって甲板上に4つの爆弾が落ちて大破した。

そして当時、空母よりも最高攻撃目標だった戦艦は悲劇だった。

そもそも速力も速くなく当時最高司令部から逃げろと言われて近くには防空駆逐艦も少なく生存は絶望的だった。

それでも金剛は得意の速力を生かして四発もの魚雷と爆弾をくらいながらも浜松まで撤退した。(正確には岐阜と浜松のエアカバー圏内の焼津港。)

しかし、低速戦艦はそんな運が良すぎることはなかった。

戦艦の扶桑、陸中、阿波は撃沈された。

どれも1920年代に建造された船だった。

戦艦長門は駆逐艦と巡洋艦の死闘の末なんとか仙台港まで撤退できた。

そして、駆逐艦と巡洋艦の被害は壊滅的だった。

駆逐艦は16隻、軽巡洋艦は11隻、重巡洋艦は8隻が横須賀にいたが無事に焼津か仙台まで撤退できたのはわずか駆逐艦7、軽巡洋艦6、重巡洋艦2。

重巡洋艦は最新の最上型が破壊されるなど大きな被害を受けた。

潜水艦はほぼすべてが逃げ切りマリアナ諸島サイパン潜水基地を経由して安全地帯のトラック岩礁まで撤退した。

さらにイギリス、ソ連空軍は館山の海軍航空基地や首都圏域のの鉄道網、飛行場、港をすべて壊滅的な損害を与え、都市高速も破壊して彼らは新潟沖の空母に撤退した。

しかし、イギリス空軍もソ連空軍もビックリするぐらいの損耗率だった。

イギリス空軍の帰還率は20%、ソ連空軍の帰還率は7%だった。

これには首脳部も困ったが異次元の生産能力を持つソ連製の爆撃機が日本が混乱から回復するまで日本の空を飛び続けることになる。



一応載せときます。(日本海軍の設定)

海軍の最高司令部は立川総合基地

西太平洋及び日本海司令部は横須賀と呉(今回の攻撃で壊滅的なダメージ)

中央太平洋司令部はパールハーバー

南太平洋司令部はシドニー

南シナ海及び南西太平洋司令部はボルネオ中央

この5つの基地に正規空母部隊がいる。

各基地に2隻ずつ。

さらにトラック、高雄、ダバオ、パース、オークランドに軽空母が2隻ずついて、また潜水艦隊はマリアナ諸島、スラウェシ諸島、メルボルン、呉、ソロモン諸島に多く配備されている。(他の基地にいないわけではない。)

現在の空母

赤城 加賀 飛龍 蒼龍(転覆) 瑞鶴 翔鶴 隼鷹(大破)

翔鷹 安芸 蝦夷 

空母は日本が復活してから量産し始めるとどんどん増えます。





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