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植民地主義の陰りと日本連邦発足9

 植民地主義の陰りと日本連邦発足9


1907年3月25日14時30分 自治政府庁舎地下

「ここか。」

「ああ、にしても70年前からこんなのが用意されていたなんて。」

「先人に感謝ですな。」

100人ほどの警察特殊部隊であるタンザニア警視庁特殊急襲部隊(TAT)が地下から侵入しようとしていた。

彼らは地下三階に掘られていた地下通路の端まで来た。

「一班は南階段から。二班はマル秘通路を通って六階の自治長官室の奥にいる協力者と合流。三班は二班の支援。四班は北階段。五班は西階段、六班は東階段。七班と八班は地下一階の総合警備室を制圧。九班と十班は人質の解放。以上。」

「了解。」


地下一階

総合警備室に5人。南階段に3人。廊下に4人。他の階段に2人ずつおそらく一階からの侵入に備えて若干上の方に備えていた。四個班が各階段を制圧中に二個班が警備室に近づくことになった。

「Go!」

七班の隊員二人がまず廊下の敵を制圧する。そして、その隙に18人が警備室に突入する。バンバンバン、銃声が響き渡った。中にいた5人は射殺された。

「本部へ。警備室制圧。」


六階 長官室(秘密裏の部屋)

私が扉を明けるとたくさんの黒服姿の特殊部隊の人たちがハッチから出てきた。

「タンザニア警視庁のレガーです。あなたたちを助けに来ました。」

「長官付き秘書の佐倉蝶花です。長官を助けてください!」

「わかっています。我々の目的は長官の救出です。長官は今どこに?」

「たぶんここの反対の部屋にいます。」

「他の犯行グループの数などは?」

「長官室に入ってきたのは11人でした。」

「私も手伝います。」

そう言って奥から一人の男が出てきた。

「長官室付きの監察官です。実は本土で港湾警察官でした。銃器の取り扱いができます。長官は警官辞めてさまよってた俺を拾ってくれた命の恩人なんです。俺にも付いていかせてください。」

「武器はあるのか?」

「この秘密の部屋にはアサルトライフルがあるんです。それを使います。」

「わかった。邪魔だけはするなよ。」

「わかってます。」

「行くぞ。」

警官16人と1人はゆっくりと秘密の部屋の扉を開いた。長官室には誰もいない。

「扉まで向かう。」

「Go!」

一斉に廊下に繋がる扉まで向かう。すると、廊下から怒号が聞こえる。おそらく下の制圧が始まったのだろう。

「Go!」

一斉に飛び出して次の扉を蹴り倒す。そして、銃を向けて敵を倒していく。銃撃戦になったが二名負傷者を出しながらも制圧した。

「長淵長官ですね?」

「ああそうだ。」

「よかった。タンザニア警視庁のレガーです。あなたを助けに来ました。これから秘密の部屋のハッチを通って地下通路から避難します。良いですね?」

「わかった。」

「では、1、2、3で出ますよ。」

「わかった。」

「1、2、3Go!」

また、来た道を全速力で駆け戻る。そして、長官室のドアを勢いよく開けて中にいる隊員に任せた。そして、それを見届けると下の隊員の支援に階段を下りていった。外では激しい銃撃戦になっているようで警察側は軍に要請して軽戦車を出してきて敵を圧倒していた。


1時間後タンザニア王国解放政府のメンバーは軒並み射殺されるか逮捕されて自治政府庁舎の事件は解決した。


夏休みが終わるので更新日を火曜、木曜、土曜にして更新していきます。ストックがあるようなら他の日にも更新するかもしれないです。これからも応援よろしくお願いします。

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