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植民地主義の陰りと日本連邦発足8

諸事情により明日の分を本日の夜に更新させていただきます。

 植民地主義の陰りと日本連邦発足8


1907年3月25日11時15分タンザニア自治政府庁舎首相執務室

「君たちは何者だ。」

俺は静かに刺激しないように尋ねた。まぁどこの所属かなんて分かっていたけど。

「俺たちはタンザニア王国解放政府だ。現在ここはすべて我々によって制圧された。本国外務省へ繋がる回線はどこだ?」

「なるほど。それは扉出た反対側の部屋だ。」

「教えろ。」

「わかった。」

俺はそもそも解放政府が日本語を使っている時点で日本に影響されまくりじゃんと思ったけれど黙った。俺は反対側の扉を開いた。実はさっきの執務室にも回線はあるのだがあっちに長くいるとあいつらに部屋を詮索されると面倒だしこっちの部屋の回線を使うことにした。

「あれです。」

そこそこ大きい電話機を指した。

「これか。お前はそこで待っとけ。」

俺は椅子に縛られた。そして、彼らは日本本国に電話する。

「あっあー、こちらタンザニア王国解放政府だ。日本外務省繋がってるかー?」

「こちら、日本外務省。何があった?長淵長官ではないのか?」

「我々解放政府はタンザニア自治政府庁舎を制圧し長淵長官を人質にとった。我々の要求を伝える。日本政府はタンザニアの主権をタンザニア自治政府ではなく我々タンザニア王国解放政府に譲渡せよ。そして、速やかに日本軍はタンザニアから撤退せよ。以上だ。」

「待て、私たちでは対応しきれないので大臣に繋ぐ。」

そう言って対応が大臣に変わった。

「君たちが。解放政府だな。すぐには飲めない。時間が欲しい。」

そう言われてやつらは少し考えた後、

「24時間だ。それ以内に決断を出せないようなら人質を殺害する。」

「わかった。」

俺はバカだな。24時間も与えるなんて。そう思った。そんなことをしてる間に緊急作戦部隊が展開して制圧されるぞ。まぁその方が都合が良いが。


外務省

「厄介なことになったな。」

「ええ。大臣伝えますか?首相に。」

「いや、枢密院に連絡しろ。そして、確か国防海軍の第7艦隊が非常時に備えてダルエスサラーム沖に展開しているはずだ。国防軍に部隊を出してもらえ。これでテロに負けたなんてことになったら列強からなんて言われるか分からんぞ。」

「わかりました。すぐに枢密院に連絡します。」

「頼んだ。」



正面玄関前警備所

ここの正面玄関前警備所は幹線道路にT字路にありそこから20メートルぐらい入ったところにあった。最初に警察のパトカーがサイレンをならしてやって来たが解放政府は用意周到で迫撃砲を持ち出していてそれを発射したのだ。もちろんパトカーは大破。警官も命ガラガラ逃げ出す。後続のパトカーは前のパトカーがやられたことに気づいてT字路で止めて拳銃を構える。向こうからショットガンや、ボルトアクション式の銃の音が聞こえてくる。警官隊はパトカーに積まれている5.56㎜軽機関銃を取り出して攻撃する。

「門ごと敵を倒せ!」

そのまま後ろから来た警官隊の装甲車が突っ込みそうな感じだったが急停車して横一列に封鎖線を引いた。

「本部から連絡があるまで待機だそうだ。」

警官隊の猛攻は止まったが警察は秘密裏に奪還作戦を実施しようとしていた。

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