樺太道戦線6
樺太道戦線6
俺、金吉。街についた。俺はすぐに保安隊詰め所に向かった。
「大変だーー!!!」
俺はとりあえず大声を上げて詰め所に馬に乗ったまま突っ込んだ。
「なにやつ!」
当直の警備担当がライフルもって出てくる。
「樺太総合輸送の亀田です。」
「用件は?」
「報告します。街の北3㎞のところにロシア軍の斥候部隊がいました。自分はそこで沿岸警備隊から早馬の隊員が拷問されていたところを発見しました。」
「わかった。」
担当者が急いで本部に入っていく。
保安隊庁舎 総合会議室
「まさか、もう街の3㎞手前にロシア軍の斥候部隊がいるとしたら緊急事態だぞ。」
「ああ、緊急事態だ。警報を出さなければ。」
「市民の避難はどうするんだ。」
「和泉城跡地に避難させるか?」
「そこしかないだろう。」
「武器はあるのか?ないならば無防備都市宣言をした方が、」
「一応ライフル150丁とショットガン300丁。拳銃多数です。あとは、保安隊員200名と警備隊員100人それに、街の警察官なんかと有志を合わせて300人。合わせて700人ぐらいです。」
「しかし、避難するしかない。すぐに警察の担当者と市長に連絡!避難の用意を行え!時間がないぞ!!」
「しかし、あそこに収容できるのはできて3万人程度です。」
「子供を優先に隣街に避難させろ。あとは、老人。健康な男の人には銃を持ってほしい。」
「海軍に応援要請しよう。」
「そうだな。艦砲射撃でもありがたい。」
「そうと決まったらすぐに行動しよう!」
こうして、市民の避難が始まった。
市民3万人と軍人は街を放棄して城に立てこもり立て籠れない人は隣街まで歩いたり、子供は馬車に乗って避難した。
4時間後 ロシア軍先見隊1500
「なんか、薄気味悪いな。」
彼らは人一人っ子いないいないこの街に入った。
「なんだが、幽霊が出そうだ。」
先見隊は恐る恐る街の中に足を踏み入れた。
そのまま彼らは街の中心部に向けて進んでいく。
先頭が街の中心部の和泉公園までついた。人一人っ子いないことにさすがに将兵達が動揺し始める。司令官はこれはよくないとして二個中隊に捜索命令を出した。
第一中隊
彼らは10人ずつ10個のグループに分けて街の東側の捜索を始めた補足しておくが街の東側に和泉城跡がある。
「右側クリア。」
「Go!GO!GO!」
彼らは少しずつ進んでいく。
その時、突然道路が沈んで体勢が崩れた。その瞬間に第一小隊は何者かによって斬殺された。
第二小隊は第一小隊が倒れているところを見て駆け寄ったところを狙撃銃によって壊滅。第三、第四小隊は屋内捜索中に順番に殺されて壊滅。第五小隊は異変に気づいて撤退しようとしたけど少し遅くて銃撃されて壊滅。その他の小隊も日本軍のゲリラによって壊滅した。
ロシア軍が気づいたのは夕方。いつまでたっても哨戒に出した二個中隊が帰ってこないのだ。すると、本陣がある街の公園の西側と南側そして、北側から火の手が上がったのだ。さらに、各地にゲリラが油を巻いていたため火の勢いも強く早く回りだした。
「避難しろ!撤退するぞ!」
ロシア軍の和泉占領隊は唯一火の手が出ていない東側へ駆け出した。すると、何かが光ったのだ。
「伏せろー!!!」
すぐに気づいた司令官が叫ぶが時既に遅し。騎馬隊も歩兵も城側から射たれた多数の砲弾と弓矢によって壊滅的打撃を受ける。
「すぐに建物の影に隠れろ!」
司令官の声が響いた。そしたら、そこに向かって一斉に大筒が火を吹いた。かなりの年代物だが軍が管理していた城跡の跡地にあったものだ。そして、司令官が隠れていたところに三発直撃する。
そして、ロシア軍の兵士の間に恐怖が伝染する。さらに、街の中に隠れていたゲリラが将校をどんどん鉄砲で狙撃する。上官がどんどん殺されていくので指示が出ない。指示が出ないことには一般兵は何もわからないので行動できない。城跡から日本軍が出てきて言った。
「速やかに降伏せよ。」
ロシア軍の兵士の心は既に折れていた。
すぐに白旗が上がりロシア軍は降伏した。
新作のダンジョンが出現してしまったので幼馴染みと英雄になりますを書き始めたので読んでみてください。




