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第一次世界大戦 地中海決戦1

 第一次世界大戦 地中海決戦1


 1885年2月23日 午前7時 (イタリア時間)

イタリア政府の広報室から世界各国のメディアに会見を行うと連絡があった。日本の駐在ラジオ局の職員と新聞社の記者が急行する。100以上のメディアが集まった会見室にカブール、イタリア宰相が入ってきた。

「我々イタリア王国政府は地中海を封鎖する。フランスに味方する国々の船舶が通り次第撃沈する。地中海で敵国艦船が通ることはできない。以上だ。」


同日 日本時間16時

臨時戦争委員会が開かれていた。経済委員会のメンバーから国防軍に激しくイタリアを倒すように激が飛ぶ。しかし、軍はまだ日本は支援国の中立国であると言う。一部の枢密院議員もこの辺で参戦しないとマズイと言う。委員会はいつ参戦するか。この一点に絞られて議論された。経済派は即刻参戦。外交派はイギリスの参戦要請まで待つ。主戦派はロシアの日本攻撃で開戦を主張した。会議は紛糾。経済優先か、外交優先か、国防優先か。議員に、省庁も加わってごちゃごちゃしながら7時間続いた。そして、そこで名誉宰相が口を開いた。まだ慶喜さんである。

「私としては参戦すべきだと思う。すぐにでも。そうしないとまずモロッコが大変なことになる。それに、同盟国の同盟国のフランスが攻められているという事実に対してなにもしないというのは外聞が悪い。そもそも我が国の海上権益が犯される。だから参戦すべきだと思う。」

名誉宰相の一言は大きかった。会議はそこからスムーズに速やかに参戦する方向に傾いた。


首相官邸 21時

「日本皇国政府はイタリアの地中海の封鎖に反対し航路の自由を宣言する。我が国の地中海を通る船舶をイタリアもしくは他国が攻撃した場合即座に戦争状態になるだろう。」

日本政府の意思表示には国際社会が注目していたため日本の宣言は日本が介入するとして捉えられ国際情勢を大きく動かす。


アデン海軍基地

日本海軍の第八艦隊が地中海に向けて出港の準備をしていた。日本海軍は横須賀、大湊、呉、高雄、シンガポール、シドニー、ホノルル、アデン、トラックに大艦隊を置いていた。他にも各地に駆逐艦と軽巡洋艦と旗艦の重巡洋艦の艦隊を置いていた。そして、アラビア付近担当のこの艦隊が地中海に派遣されることになったのだ。ちなみに、カブランサカの第29艦隊も加わるらしい。あとは、トラックの第九艦隊も来るらしい。彼らは一足先にそこに向かうことになった。


シチリア沖

矢住商船の輸送船が工学製品をアデン港からカブランサカ港へ運んでいた。日本政府は企業に対して会見内容的に通ってもいいが危険が付き物だと連絡していたがお金があるところは迂回してもいいが貧弱な資金しかないところはそこを通って最短ルートで行くしかなくそこを通っていた。乗務員が気づいたときには付近をイタリア海軍にフリゲート2隻に囲まれていた。船長はふりきろうとするが接船してきて強制的に止められた。船長は無線で日本海軍の無線に連絡したが返ってきたのは付近に部隊がいないので助けが行くまで抵抗せずに耐えること。という連絡だった。こうして日本の商船が拿捕された。日本政府は反発しイタリアと戦争になる。




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