第一次世界大戦 アルザスロレーヌの戦い1
第一次世界大戦 アルザスロレーヌの戦い
ドイツがフランスに宣戦布告した。このニュースは一夜に世界中を駆け巡った。最初のニュースはロシアとドイツとオーストリアの三国同盟が成立したっていうことだった。そして、もとよりセルビア問題でオーストリアと対立していたフランスにドイツが宣戦布告。さらに、イタリアが三国同盟側として参戦。オスマントルコも三国同盟側として参戦。他にもルーマニア、ブルガリア、ポーランド、ポルトガルが参戦した。フランス側についたのはフランス、イギリスに暫定中国政府、南米各国、イギリスの保護国が自由協商グループとして対抗した。。日本はとりあえず中立した。他にもベルネクス、北欧、スペイン、アメリカも中立した。1885年2月、ドイツ軍機甲部隊が独仏国境を突破、フランスの要塞塹壕線に突撃してきた。
フランス第1要塞
ここは第三防衛ラインの最終要塞であり、現地最高司令部の要塞である。ドイツ国境警備隊司令官アントワーヌ.レッジョップ将軍は嬉しそうな目で見ていた。今から数年前の総合国防会議の後財務官僚からドイツが攻めてくるわけない、予算の無駄使いどもめ。と言われ続けてきたのだ。それを遂に見返すときが来たのだ。フランス中央軍の到着まで何としても耐えきれ。そう前線の将兵達にそう願った。
第一防衛ライン
ドイツ軍とフランス軍が塹壕近辺で激しい戦闘が起こっていた。
「458詰所陥落。」
「救援を送れ。」
「333、259、457、459の各詰所陥落。」
「くそ、ドイツの野郎どもめ。なんなんだ、あの鉄の塊は。」
そう、ドイツは機甲部隊を投入していたのだ。ちなみなこの時戦車はトップシークレットでフランス軍にもフランス製と日本製の戦車があったがすべて中央軍に配備されていた。そのため、前線の低階級の将兵は戦車の存在を知らなかった。そのため、彼らは銃で倒せないので手榴弾を使ってそれを戦車に当てて敵を撃破していた。当時の戦車は接合部が甘めでそれに気づいたフランス軍はそこを重点的に狙って敵の戦車を撃破していた。しかし、それでも攻めてきたドイツ軍の方が兵の数は多いし、初戦に戦車によって重要な詰所が落とされ、かなり厳しい状態だった。戦闘開始から11時間で第一防衛ラインを放棄することをパリの国防司令部が決めた。しかし、この決定は大きかった。なぜなら第二防衛ラインには万全の状態のフランス軍がが待ち構えていた。ドイツ軍の機甲部隊はそのまま第二防衛ラインに突っ込んだ。しかし、そこは歩兵には反応しないけど大型兵器に反応する地雷原だった。そのため、ドイツ軍の機甲部隊は次々と撃破されていく。これはヤバイと思ったドイツ軍の機甲部隊は反転し撤退するも第二防衛ラインには自走砲が設置されておりそれか撤退中の機甲部隊にクリーンヒットする。どんどん爆発していくドイツ軍の機甲部隊を見ていた歩兵部隊は突撃慣行し、死体の山を築く。しかし、フランス軍も大きな損害を受ける。すると、ドイツ軍側から何か煙がこっちに向かってきた。そして、こちらの陣地側まで来たとき兵士達が苦しみだしたのだ。そして、この部隊は全滅した。ただしここの司令官は賢明でなんとか最後にこの事を後方の司令部に連絡していた。
司令部
「司令官、大変です。ドイツ軍が毒ガスと思われる兵器を使用し、前線部隊が壊滅していきます。撤退許可を。」
「わかった。第二防衛ラインを放棄せよ。そして、第三防衛ラインの部隊に防護マスクを配備。」
「了解しました。しかし、マスクの量が足りません。中央軍から供給してもらえ。」
「わかりました。連絡しておきます。」
司令官は新たな兵器が登場してくる戦争に困惑していた。しかし、現代戦争に彼らは慣れなければフランスは終わる。そう信じて彼らは必死に戦う。