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160/163

160、再び封印の場所で

 封印にまつわる戦闘のあと。

 というか次の日になっていた。

 もはや封印の強化が終わって結果は出てしまったのだが、八つ当たり気味に攻撃を受けてサソリたちは倒されてしまった。あるいは封印された魔物で手に入れるはずだった成長点を、多少は穴埋めしておこうとでも思ったのかもしれない。生き残ったのは最終的に森で鬼ごっこを繰り広げていたユラユラだけだ。あとは逃げることが得意らしい忍者のヒカゲも生き残ったらしい。ずるい。

 その戦闘の次の日になって、サソリたちは封印の地まで再びやってきていた。マタタビが足でげしげしと封印を蹴っている。どうにか封印を解けないかしら、とか言っていた。冗談だと分かってはいるがやめてほしい。

 この場で待っていたヒカゲが苦笑した。

「封印が強化される前からどうにか解けないかと、他の参加者が頑張っていたからな。それでもできなかったのだ。今となっては完全に無理だろう」

 それから、笑みを消して彼女を言う。

「さて、わざわざ来てもらってすまなかったな。ぜひ礼を言いたかったのだ。そちらが陽動をしてくれたおかげで、敵の目をそらし、封印にたどり着くことができた。ありがとう」

「どういたしまして。君の身体がまっぷたつになったときは驚いたけど」

「そういえば、私の能力について言っていなかったな。すまん」

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