表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/163

106、他も気になる

 そういえば、とカイトが言った。

「さっきまでだいぶ騒いでましたけど、まだ尻尾は増やさないんですか? それとも成長点が足りないとか?」

 そんなことを言われてサソリは照れた。

 これまでずっと、尻尾を増やしたいと思いながら必要な成長点が多すぎてできずにいた。そのためちょっとはしゃいでしまったが。

 どこか遠くのほうを見ながら言う。

「いや、増やすよ。増やすけど」

「けど?」

「歩くバランスとか変わるかもしれないし、とりあえず街に戻ってからでいいかなって」

「……まあ、それが確実かもしれませんね」

 これから街に戻るまでそれなりに距離があるわけだし。

 ただ、成長の表示しながら思う。

「尻尾に使わなければ色々他に成長できそうなんだよなー」

「意志薄弱って言われたりしませんか」

「そこはほら、臨機応変とか」

「違うと思います」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ