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我が神である  作者: 三毛猫大佐
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話覚えてねえ!

川のせせらぎ

体をくすぐる雑草

睡眠を邪魔する日光


嫌な目覚めだ

記憶がひどく曖昧だが、クソガキに送られてここにいるはずなんだが。

だが俺はなんだったか何かこうフワッと色々と無かったことにされてる気がする


確か俺は異世界にハーレムをつくりにきたんだったか?

そう、そうだろう

そう食傷ぎみになっている、テンプラ勇者のような俺達私達未来へレディGOな。私達正義の勇者なんだぜ的なハーレムをしたい

ハーレムがほしい!楽に!働きたくない!Year!未来へGO!

よっしゃ元気が湧いてきたぞい!そろそろ起きてみるか!


やわらかお土から起きあがると目の前にはなんと!


俺の為の宝箱があるではないか!

そう異世界転生必須なチートギフトである!

立ちあがって見てみると、見た目はRPGの赤に金の装飾の定番の箱だが大きさがなんと!

俺が両腕を広げるより大きく高さは見上げる程である!

これは期待せざるを得ない!さぁ来たれ我がパゥワァッ!


俺は宝箱へよじ登り蓋に手をかける。

俺の未来が脳裏に浮かぶ……


まずは最寄の都市に辿り着いた俺ッ!は


冒険者ギルドで希代の天才と称えられェ!る俺ッ!


大物を打ち倒し異例の速さでSランクゥ!の俺ッ!


美女を救いハーレム形成ィ!俺ッ!


全てを打倒する組織立ち上げ俺ッ!


巨悪を打ち倒して歴史に名を残…


だが妄想の途中で宝箱が唐突に開き俺は弾き飛ばされ川に突っ込む


泥塗れになりながらも宝箱を見ると眩いばかりの光を放つ宝箱の中身


掌から夢が零れ落ちるの感じる

嫌だあり得ない!あのシルエットは!あの人影は!

掌から夢が零れ落ちる

慌てて掴もうと伸ばした腕の先の水面に


禿げあがった頭に汚い髭モラルが低い顔面が映る


夢は溶け消えた


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