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生活能力Ⅰ  まずは装備を集めましょう。 1

戦闘描写は難しい(´・ω・`)



(はじめまして天城竹久(あまぎたけひさ)様 Living With Gun Online の世界へようこそ、この世界では銃を中心とした社会で生活を送る名の通り銃と共に生きるゲームです。さっそくですがアバター作成に移りましょう。)

大学1年の冬期休暇期間双子の弟から誘われたVRMMOFPSに初ログインしていた。

(キャラクターネームを決めて下さい。名字から決める事が出来ます)

竹光(たけみつ)聞こえるか?名前何にした?」

「兄貴?名前ならベラクルス・クーパーだけど。」

「映画と主演か、なら俺はコマンチェロ・ウェインにでもしとくか」

(種族1、2、容姿を決めて下さい。)

「種族は回復あるしグールでいいか、二つ目はサイボーグにしておこう。容姿は髭面のおっさん一択だしそれ以外は基本テキトーだな」

(職業や能力はカルマ値又は行動経験値によって取得可能です。)

「職業とかでブーストとか掛かるか?」

(職業や能力によるブースト、ペナルティーはありません、ブーストは一時的に薬物アイテムで掛けられます。ペナルティーは死亡ペナルティーと装備によるペナルティー、薬物などの中毒ペナルティー、種族ペナルティー等があります。)

「職業にはどんな物がある?」

(カルマ善から軍、自警団、中立に運び屋、サバイバー、カルマ悪に奴隷商、盗賊、殺人集団等があります。初期職業は流れ者(アウトロー)、傭兵から選べます。)



”アウトロー!!!”



一番やりたい職業が最初から選べるとかこれだけでやって良かったと思えるな

「竹光、職業は何にした?」

「傭兵だけど?歴戦の勇士的なのを目指して」

「お前も職業変更無しか、俺はアウトロー一本にするわ」

「あー、めっちゃやりそうだとは思ってた。」

(では改めてようこそLiving With Gun Onlineの世界へ)

____________________________________




「グールはフリントロックレベルの銃でも布装備だと弱点にヒットか二発でも当たれば死ぬ」

「え、マジで言ってる?ヤバいよどうする?フィールド出る前に防具買う?」

防具も武器も外に出ても得られるし、最初は奇襲戦法で戦い続ければ装備も最低限集められるのでは?

「いや、衝撃的ではあったけど大丈夫だろう、全て敵対する奴らから奪おう。掛かる火の粉は排除して出来るだけ人間関係での問題は避けるとか良い感じにロールプレイ出来るんじゃないか?というわけで今からはゲームネームで呼び合うぞ」

「OKウェインでいい?リアルの友人と会ってきたいから早めに攻略したいんだけど一緒に行く?」

「名前はそれで良い、すまないが俺は一ヶ月ほどこの場所周辺で生活する。操作に慣れるまで別行動にしよう。お前は好きに行動しておけ、ちょくちょく連絡をくれるだけで良い。」

「分かったウェインも何かあったら連絡くれ、まあ、基本どっちもソロプレイだろうから会うか分からないけどそれまでお別れだ、元気で」

「そっちこそ元気でな、クーパー」

まあ、数時間後にはリアルで会うんだけどな

とりあえずゲートから出てみるか、クーパーによれば東に一番近い別の町があるらしい。西は海が有るけど敵が強いわ移動する装置が無いわで今でも攻略されていないためオススメされていない、地図を買っていないからどれだけ離れているか分からないが北にはフィールド2マス分先にレイダーの拠点があってレイダーになった場合そこが今のところの拠点になるとのこと。南には同様に軍の前哨基地があるらしい。攻略に向かう人達は最初にレイダーか軍に転職する事をメインに動いているつまり南北の攻略はその拠点から放射状に攻略されていると考えて良い。

なら攻略されてない方で探索をメインにしようか、まずは西に行って強さを見てから東に向かうか。一番近い町はジャンクヤードという町で廃材置き場にで出来た町らしいほとんどプレイヤーが居ないらしく何が出来るのかわからないとの事だがわからない方に向かう方が面白いに決まっている。何が出来るか確かめてから攻略だな。



乾ききって割れた地面、肌に感じる風も埃が混じり息もしづらい、直射日光も体力ゲージが削られていないか心配になるほど肌を焼いてくる。そして耳元で弾が風を切る音と発砲音

ゲートを出てすぐに感じたのは差し迫る危機だけ、とっさに近くにあった町の防衛用トーチカに滑り込む。サイボーグ化した右目が相手を捉えると30メートルほど先に、赤い手形の付いたホッケーマスクを被りこちらを狙っている人と同じようなマスクを付けた集団がいた。

「チュートリアルで出た銃をよこせ!!そうすればキルはやめといてやる!それともレイダーに転職して俺らの仲間になるんでも良いぞお前の状況判断能力は高いみたいだしなぁ」

誰がレイダーになんかなるか、こっちはアウトロープレイしようとしてんだ。

「おう、レイダーの兄ちゃんはっきり言ってそれは負ける三下が言うセリフだぜ」

「ぬかせっ!お前らやっちまえ、チュートリアルの武器はランダムだもしかしたら良い銃が出たかもしれん奪い取れ!!お前らに使わせてやっても良い!トーチカの中に居るんだ出てきたら俺が撃つお前らは中に入って叩き殺せ!!」

銃ったってフリントロックなんだが、さっき見たがやっぱり銃があるのは1人だけか。俺が考えてる事が出来れば勝てるかもしれないがこのゲームは倒した相手からはユニーク装備以外は奪えるだけ奪えるらしいしせっかく入手したロングコートも奪われるかもしれない今賭けるべき状況かも怪しいんだよな

「やるしか無いか、結局しんだらアウトだしな」

しかしこうなると否応なくテンションが上がるな、レベルなんて無いFPSの醍醐味、個人技能での戦場打開それが自由度の高い、いや、自由しかないシステムで試せるのだ!!

9名ほどがトーチカを囲み始めた。

「早く囲め!」「入り口は裏だダイナマイトを投げ込め!!俺が先に入る後ろから2名付いてこい!」「投げ込むぞ3,2,1,行け!」

おいおい、ダイナマイト投げ込むときは静かに指示した方が良いんじゃないか?ナイフで導火線切れば止められるぞ

サイボーグ部位を最大限駆使してダイナマイトをキャッチした後、導火線を短めに切ってインベントリに入れた爆発までおよそ3秒ほどの長さにした。入り口から入ってきた3名が驚いた顔をして呆けている。

うん、まあ分かるぞ目の前で投げた爆発物無効化されたらそうなるよな。でも止まると死ぬぞ、

1人づつ首元を裂いていく、呆けた3名を倒していると外に待機していた6名が中に入ろうとしている、さてここからが賭だな

他のゲームと違って死体がいきなりポリゴン化する事はない、だからこそ奪えるだけ奪えるのだが

最初に入った男はマチェットという鉈を持っていたらしい。近距離の戦闘が楽になりそうだな。貰っていこう

入ってきた6人は自然回復力でゴリ押しで手足を落として持てる重さにする。手足を落とした体に奪ったダイナマイトを差し込んで盾にしながらトーチカを出て銃持ちの敵に突っ込む。

「畜生!俺の仲間を盾にしやがって!!」

応戦するように撃ってくるが弾は死体に威力を喰われ、ダメージはない

フリントロックの火打ち石(フリントロック)で導火線に火を付け、死体を押しつけて爆発に巻き込まれないように離れる。

「じゃあな、味方への指示だしはうまかったぞ次からは上手くやれ」

爆風で少しダメージを受けたが何とか一掃できた。初めての対プレイヤー戦闘がフィールド出てすぐとか厳しすぎるなぁ、いったん戦利品を漁って町に戻るか。

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