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第22話 彼女は笑う。

 もくもくと土煙が立ち、リング内がよく見えなくなった。

 国王は呆れたように言う。


「……容赦なく撃ったなぁ、アイツ」

「初級魔法であの威力、やはり素晴らしい」

「お前は相変わらず彼奴に惚れ込んでおるの」

「当然だ。あの子は、愛されている」


 何に。

 それは、この場にいる大人なら理解していた。





 顔見知りどころか旧知の友人たちも居る中へ、ド派手にかました少女。自分と婚約者の周囲には結界を張っていたので土煙に視界を奪われることはなかった。


「どれくらい生き残ってっかな」

「そこそこ居ると思うけど、俺様たちはどうかなー」

「死んではねーだろ、多分」

「そうだね、多分」


 そう会話する二人に悪びれる様子は一切ない。ある種の信頼故とはいえ、まさしく鬼である。

 当然、扱いにブチッと切れる者が出た。


「ッの、大馬鹿野郎!!」

「野郎じゃありませんー」

「殺す気か!!!」

「死んでないでしょ」

「気絶してる奴らを殺す気かっつってンだよォ!」

「守ってくれると思ってたから大丈夫。ね、レッドちゃん」


 獅子の鬣を連想する朱色の髪を靡かせた偉丈夫が、背後に意識を失っている仲間と本日縁のあった不憫仲間たちを庇っていた。


「チッ、ほんとタチ悪ィなオメェらァ」

「「褒めても何も出ないよ(ねーぞ)」」

「褒めてねェよ!!」

「キャリーちん、気絶してるみんなは戦闘不能で退場してもいいんじゃん?」

「邪魔なのん!」


 白黒モノクロ蛇も元気良く挙手して現れる。他にも数人立ち上がっていた。身体の調子を確かめながら、二人に歩み寄ってくる。


「良いんじゃない? 先生どうですか?」

「…………いいんじゃないか」


 アイスカはそろそろ家へ帰って布団にくるまりたい。お布団が呼んでいるんだ。

 と、未だリングに漂っていた粉塵が消滅した。

 晴れた、のではなく、消滅だ。


「…………」


 立っていたのは気配の薄い従順。手には黒い魔力が集まっていた。


「闇属性って如何にも過ぎて見てんのも恥ずいんだよな」

「分かる」

「真っ黒の魔力がズォォォって渦巻いてんのが、アレだよな」

「テラ厨二」

「それな」


 非常にアレでソレな光景に、二人は思わず微妙な顔になる。

 その従順の後ろでよろよろと立ち上がる四人の姿。


「な、なにが…」

「いったぁーい」

「なんなのよっ!?」

「ゴホッ…ふ、ふんっ! この程度か、女ぁ!」

「いやいやいや」

「思いっきり咳き込んでるし、お仲間ボロボロじゃねーか」


 ススだらけの顔と焼け焦げた格好でよく言えたものである。厚顔何枚仕様だろうか。

 従順だけが無傷なとこを見るに、他の生徒会役員たちは防御に失敗したらしい。


「まぁ良かったです。生きてましたね」

「赤獅子、こいつらは助けてやんなかったわけ? 依頼主だろ?」

「クソ貴族は死ねばいい」

「助ける価値なしじゃん!」

「死にたくなかったら自分で頑張るぴょん!」


 どうやら王太子たちはギルド員たちから嫌われたようだ。契約は破棄する気満々らしい。


「許さんぞ貴様…! 殺してくれるわ!!」

「え、わざわざ宣告するってことは」

「そうだ、今更謝ったところで…」

「逮捕されて牢屋に行きたいってことですね! 進んで行きたがるなんて、とんだ変態野郎ですね!」

「ッッ貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「きゃあ怖い」

「ぶふっ、わ、笑い収めてから、くっ、言ってやれよ」

「そういうウェルだって、ふっ、笑ってんじゃ…あは、もう駄目っ、あはははははっ!」

「は、腹いってぇ!」


 お腹を抱えて大笑いする二人に、馬鹿にされ続けた王太子の血管がブチ切れた。既に何度か切れているが。

 二人を指差して従順に命令する。


「あの無礼者どもを消せ!」

「………嫌だ」

「は?」

「嫌」

「貴様、誰に逆らって…」

「あの人はご主人様の、お姉様」


 従順は変わらずぼーっとした様子で、しかしハッキリと拒否した。

 話の成り行きを見守っていた二人は、片方は引きつり、片方はニヤニヤした笑みという対照的な表情で呟く。


「何か嫌な予感がする」

「俺は更なる笑いの予感」


 従順は言った。



「俺の…ご主人様………、親愛なるロコロ様」



 観客席にいる、水色髪の美少年に熱ぅぅぅい眼差しを送って。



「ロコちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?!???」



 姉貴分は叫んだ。


「ロコちゃん!!」

「手頃なのが居たから☆」

「ドMな変態を下僕にするなんて、悪影響が出たらどうするの! めっ!!!」

「悪影響も何も、ロコロに限ってねーと思うけどな…」


 怒る婚約者の隣で彼は非常にイイ性格をしてる弟分に白けた目を向けた。


「ちぇ、下僕もダメなんて…キャリーは厳し過ぎる」

「ロコロ様ったら、お姉様に怒られちゃいましたわね」

「姉上はロコロを心配してるんだよ」

「それくらい分かってますわ、ねぇロコロ様」

「勿論です。…おれたちの姉貴分は、おれたちのことが大好きですから」

「お姉様の愛に負けないよう頑張らないといけませんわね!」

「そうだね。ウェルさんにも負けていられません」


 中等部組がほのぼの話している余所で、リングでは何やら白熱していた。


「俺はご主人様の従順なる下僕。ご主人様の大切な人に、弓は引かない…」

「ダメだ! あの子と関わってはいけない!」

「君には、関係ないよ」

「っ、君のために言っているんだ! あの子は、ロコロは……人殺しなんだっ!」

「何? どういうことだ?」

「殿下……、実は我がハイネル家は、暗殺一家なんです」

「何!?」

「父も祖父も、暗殺者です。そして弟も。我が家だけでなく、分家の者たちもそうです」

「どうして早く言わなかった! 危機が迫ってからでは遅いのだぞ!」

「申し訳ありません! だけど、暗殺者だろうと、大切な家族なんです! だからどうしても…罪を償ってくれと、言うしか…」


 従順を放って三文芝居を始めた爽やかと王太子に、ご隠居は溜息を吐く。


「まだそんなことを言っておるのか、アレは」

「お前の孫やばくね」

「孫は二人おります故。…それに王太子殿下も同類ですぞ?」

「それを言われると頭痛ぇわー」


 困った跡取り(崖っぷち)たちに二人は頭を痛め、次いで笑った。


「ま、今日までだな」

「今日までじゃな」


 彼らの眼前には、うっそりと微笑む栗毛の淑女がいた。


「言うに事欠いて、ソレですか…?」


 激情に流されそうな己を抑えることなく、彼女は一歩踏み出す。


「よろしい、ならば戦争だ」

「よしきた、生き地獄コースだな☆」


 婚約者が刀を振り抜く。

 それに特大の炎の玉が追随する。


「「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

「…んぐぅ……っ!」


 王太子と爽やか、ついでに近くにいた従順と双子(兄)も巻き込んでズッタズタになったあと、酷い火傷を負う。

 苦痛で横たわる王太子たち。約一名恍惚としているのは気のせいだろう。


「みんな!? いま治すからね! 【召喚・レビュ」

「どうして自分が治さないんですか?」


 契約精霊を喚び出そうとするが、不思議そうな様子の彼女に言葉を遮られる。


「光属性の精霊が喚び出せるなら、光属性の適性は高いですよね。なら貴女にも光魔法…、治癒魔法は使えるでしょう?」

「そ、れは」

「訊きたいと思っていたんですよ。…貴女、得意属性・・・・はあるんですか?」


 魔法とは、生物に宿る魔力を媒介にして事象を創り出す御技である。

 それでいて、身近にある便利な業でもある。

 ろうそく程度の火、喉を潤す水、花壇を整備するのに起こす土、そよぎ風。

 少しの魔力があれば誰でも行使出来るものなのだ。

 しかし冒険者や魔法師が扱う魔法は、当然ながらレベルが違う。

 攻撃魔法、防御魔法、治癒魔法など、初級魔法の行使ですら日常に使う魔法とは比べものにならない魔力と技術、そして努力が必須だ。


 だが、人はそれぞれ適性というものがあり、努力しても習得できない魔法があった。


 例えば、火属性は努力した分だけ上達するのに、水属性は努力しても手で掬う程度の水しか出ない。

 これは火属性の適性が有り、水属性の適性が無い、ということだ。

 ちなみに光属性と闇属性だが、この二属性は適性者が本当に少ない。

 何故かは解明出来ておらず、どちらの属性も有益な特徴があるので、適性者は丁重に扱われていた。

 話を戻そう。

 そうして適性のある属性を研鑽し続け、これならば即座に構築出来ると、誰にも負けぬと自負する属性のことを、人々は得意属性と呼んだ。


「精霊召喚したあと力抜けてるくらいですから、魔力も多いわけでもないですよね」

「で、でも、精霊召喚で魔力消費が激しいのは普通のことで…」

「光属性の精霊なら、魔力の回復だって出来るでしょう」

「なにそれ?! ていうか、何であんたが光属性について語ってんのよ!」


 語るというほど語っていない上に、常識の範囲内の知識である。彼女の無知がよく分かるというもの。


「光属性は四大属性に比べて情報が少ないんだ、彼女を責めるな!」

「そうだよー! 光属性を有しているだけで特別なんだからー! あんたなんか足元に及ばない才能があるんだからー!」

「貴様など精々一つか二つの属性を使える程度だろう? 俺のように四大属性全ての適性があるわけでもないくせに、粋がるなよ!!」

「みんな!」


 まだまだ元気に叫ぶ王太子と愉快な仲間たち(従順脱退)に庇われ嬉しそうな顔をする少女。

 

「属性ねぇ………………【光球】」


 ポゥ…と手のひらから光の玉が浮かび上がる。


「な……」

「【火球】【水球】【風玉】【土玉】【闇玉】」


 ポン、ポン、ポンと軽快なリズムで現れる色とりどりの玉。


「ば、馬鹿な……」


 王太子たちは信じられないと目を見開いている。


「珍しい適性があれば優秀ですか? 全ての属性の適性があれば偉いですか? 他人を見下せるほど、特別ですか?」


 属性は属性、適性は適性でしかない。

 得意属性に出来るかは、その者の努力次第だ。

 絶句したまま動けないでいる奴らを嘲笑する。





「驕るなよ三下」





「よっ! 悪役一直線!」

「誰が!」

「いやいや、今のキャリーどっからどう見ても悪役だからな、何だよ三下って、カッコよすぎかよ」

「正義のプリティ魔法少女だよ☆」

「派手な大嘘だな!」

「じゃあウェルは何?」

「黒の組織の下っ端Q」

「微妙! Qとかすっごい微妙!」

「絶妙の間違いだろ」

「絶妙に馬鹿らしい。……で、何だっけ?」

「人生は愛と勇気と谷あり山ありだろ?」

「意味が分からない!」


 婚約者の合いの手で剣呑な雰囲気は霧散した。代わりに周りは置いてけぼりな漫才になった。


「三、下…だと? この俺が…!?」


 その間に王太子は正気に戻り、火傷の痛みと呑まれかけた雰囲気を忘れ、怒りで血がのぼる。


「何様のつもりだ貴様ァァァ!!!【四大司滅龍しだいしめつりゅう】ッッ」


 常人では有り得ない、火と風と水と土の四属性が混ざり合った超絶高等魔法が彼女に迫った。…が。




 到達することなく、突然巨大な龍は盆踊りをし始めた。




「…………は……」


「ぶはははははははっっ!!!!」

「へ、陛下、品が…ありませっ…ふっ」

「おぬしも笑っておるではないか」

「じいちゃん目を逸らすなんて卑怯…ぶふふっ」

「まあ! とてもダンスがお上手ですわ、あの龍様!」

「これで楽団もあれば完璧だね!」

「四属性混合魔法か…、才能だけは一級品だな…」

「それを超えるのがあの娘さね」

「だがあの程度、俺でも斬れるな!!!」


 目の前の出来事に理解が追いつかず、怒りが引いていく。


 待て。

 あの龍は、魔法は、自分が放ったものだ。

 なのに、何故。

 己の制御下にいない!!?


「ぼ、盆踊り…っく、はははははははっっっ腹いってぇ!!!」

「我ながら秀逸な出来だね!」


 ケラケラ笑う対戦相手の言葉に引っかかる。


「……まさか…貴様…、まさかッ!!!」


 出来は宜しい頭が回転する。血が上って記憶の隅にやられていた先程までの非現実的な光景を思い出した。




「究極レベルの魔法だろうと、乗っ取ってしまえば何の意味もありませんよね?」




 魔法を、乗っ取る。

 なんて理解し難い言葉だろうか。


「……は…」


 開いた口が塞がらない。

 言われた意味が、解らない。


「意味分かんねェよなァ。分かる」

「だって魔法なんて魔力で引き起こす事象でしょ、ならその大元の魔力を乗っ取っちゃえば」

「だァらその乗っ取るっつーのが意味分かんねェっつってんだよォ!!!」

「魔力波が違う魔力は混じり合わない、常識なのん!」

「自分の魔力を相手の魔力波に同調(シンクロ)させて、自分の魔力だって魔力に錯覚させれば……」

「あーあーあー意味分かんない意味分かんないんじゃん!!!」

「理解し難いのん!!」


 この理屈で人の魔法の乗っ取り(ハイジャック)を可能にしているのだが、常人にはサッパリな屁理屈である。


「何でよ!」

「そもそも自分の魔力波なんぞ弄れねェンだよ、フ・ツ・ウ・は!!!」


 これでもかと普通を強調されたので、怒り任せに叫び返す。



「気合いだよ! やる気と願望とガッツと根性で大体のことは出来る!!」


「「「出来るかぁっっっ!!!」」」



 全員がツッコんだ。


「酷い! ウェル~~」

「よしよし」

「デジャブだね」

「お姉様たちはいつでも仲良しですわ!」

「リーナには私がいるでしょう?」

「うふふ、愛していますわサイラス!」

「私もだよ」

「殿下たちも十分仲良しですよ…」

「ロコロ、お主は良い相手はおらんのか」

「下僕ならいくらでも」

「……教育間違えたかのぅ」


 遠い目をするご隠居だが、残念なことに時間は巻き戻らない。残念なことに。

 咳払いが一つ響く。


「コホン! ……さて、俺様野郎」

「この流れで続けられるキャリーの心臓はオリハルコン」

「この流れでまだ茶々言えるウェルの心臓はおじ様そっくり」

「やめろ」

「ウェルはアドニスパパそっくりぃ〜〜」

「悪かったって! だから父さんそっくりはやめろ! 嫌だ!!」

「よろしい」


 謝罪の言葉に満足気に頷くと、再度王太子に向き直った。


「前にも、貴方と決闘しましたね」

「はあ!? そのカス、二回もお前に喧嘩売ってんのォ!?」

「「「信じらんねぇ!!!!」」」

「頭おかしいじゃん! 絶対おかしいんじゃん!!」

「イカレ具体もそこまでいくと病気疑うぴょん!!」

「みんなうるさい、ちょっとお静かに!」


 生き残りのギルド員たちが信じられないものを見たと叫んだら、強制的に口を塞がれた。


「もう! それで、無様にも貴方は自爆したわけですが、その後おかしいと思わなかったんですか?」

「な、に?」

「身分も成績も容姿も平々凡々な女子生徒が、馬鹿げた魔力を持った成績優秀(笑)の会長サマ(笑笑)に、勝ったんですよ? 先生たちも隠していたわけじゃありませんでした。普通なら学園中に駆け巡るビックニュースですよねぇ?」


 如何にセリフ中にツッコミどころ満載だろうとも、誰も物言えない。


「でも、そうはならなかった。事前に私と貴方が決闘すると知っている人が沢山いたのに、結果は気にならない? そんな馬鹿な」


 決闘前に彼女は色んな人間から声をかけられた。主に激励の言葉を。


「…………話は変わりますけど」


 ふ、と王太子から目線を外し、空を見上げる。


「私の友人に、学園のアイドルの一人がいるんですよ。仲良くなった当初こそ騒がれましたけど、それってクラス内だけなんですよね。学園でその子と居ても、振り返られることはあれど言及されることは一切ありませんでした」


 観客席にいる桜色の瞳をした美青年が、そういえばと目を開く。


「生徒会の双子が私の、聖女の如き友人に暴言を吐いたので止めたこともありましたねぇ。つい昨日には喧嘩の大安売り(バーゲンセール)をしてる最中にうるさかった人たちを黙らせたりしましたね」


 副会長と双子弟が、そういえばと思い出す。


「私の父様ちちさま、物凄い美人なんですよ。傾国の美女とか月の女神だとか色んなあだ名を付けられるくらいに。でも、その娘だからって父様のことを騒がれたりしません」


 王たちは愉悦を浮かべて、事の成り行きを見守る。




「さて、何故でしょう?」




 そして彼女は笑う。




「冥土の土産に教えて差し上げますよ」




 子どもが、悪戯の種明かしをするように。



▼俺様 は 混乱 している!


▼キャロライン は 心底 楽 しい!


▼ウェルス は 婚約者 が 可愛 い!


▼陛下 は 腹 が 痛 い wwww


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