Episode23 ばら撒かれたカード→ブルーの秘密①
今回も意外と短めです。
前回、基地に突然立体映像として現れたダーク。
ダークはブルー達に何かを教えようというのだが…、
ダーク「ボクが開催したバトルロワイヤルには君達を入れて42人が参加していたん
だ。そして1人1人の能力をデータ化して42枚のカードにしたんだ。」
ブルー「だがどうやってそのデータを集めていたんだ!?」
ダーク「君たちがいたエリア自体に能力をコピーする力を仕掛けておいたんだよ。
その力が参加者達のデータを送り込んだって訳さ。そしてそのカードを
君たちの世界にばら撒いたんだ。5つの星を支配し、やがてはパワーア
ップして、全ての銀河を支配することになっちゃうよ。」
ブルー「なぜそんなことを俺たちに教える?」
ダーク「…君たちのリアクションが見たいから。…じゃあね。」
ブルー「待てッ!!」
ブルーはダークを追うように慌てて待つように言ったが、同時に彼も消えた…。
海王「あん…な偽物…が、…あと41も…、いるって…いう…の…か…?」
イリネス「まだ口を開けてはいかんのじゃ! 傷が広がるぞ。」
海王はかなり危険な状態であり、ブルーやイリネス、煌も今の戦闘能力では01を倒す
ことができない…。
ブルー「妙だな…。何故ダークはバトルロワイヤルを中止にし、元の世界に
返したんだ?少なくともダークにとって俺達を元の世界に返す必要
があるとは思えない。」
イリネス「今は『アルコア』って奴を手に入れるのが先ではないのか!?」
煌「確かに…。」
ブルー「そうだな…。」
煌「でもさ…、」
ブルー「何だ?」
煌「何でブルーが『アルコア』って奴をそこまで知ってるんだ? ひょっとして
ダークの活動拠点も知ってるんじゃないのか?」
ブルー「…。」
煌「なぁ…。アンタ一体何者なんだ?」
ブルー「俺は……、もうこの世の人間じゃない。」
煌「何だと!?」
ブルーの予想外の一言に皆は驚愕。
だが、ブルーは戸惑わず説明を続ける…。
ブルー「そもそも俺とお前達という存在は…、」
?「大変だ…。黒い変な奴が、街を攻撃しています…。」
肝心の一言を言おうとしたとき、狂った猫が乱入。
今や彼もまた、ブルー達と共に戦っている仲間だ。
ブルー「やはり動き出したか…。行くぞ!」
煌「おぅ!!」
イリネス「了解なのじゃ!!」
海王「待て…。それは…俺の…擬きだ…。俺も行く…。」
皆が行こうとしたとき、海王がゆっくりと起きだし、声を出す。
だが、今の体では瞬殺されるだけだ…。
ブルー「やめておけ。その怪我じゃ返って足手纏いになるだけだ。」
海王「だが…、相手…は、俺の擬…きだ。」
ブルー「お前の擬きだから何だ。本物のお前が倒して無念を晴らすつもりか?」
海王「あぁ…。」
ビシッ!!!
次の瞬間、ブルーは大怪我を負っている海王に容赦なくビンタをした…。
ブルー「その考えが最ッ高にくだらねぇ。」
イリネス「な、何てことするのじゃ!? 彼は全身大怪我を負っているのだぞ!!?」
ブルー「大怪我だから何なんだ。この程度も耐えられない奴に戦いは無理だと教えて
やったんだ。感謝しろ。」
煌「お前…。」
海王「フン…。この程度の…ビンタなん…て大したこ…とねぇ…よ。だから…戦い…
に連れ…て行け。」
すると海王は立ち上がり、何とか体勢は保つことができている。
ブルー「フッ…。好きにしろ。」
イリネス「今度は…、あっさり認めてるのじゃ…。」
ブルー「行くぞ。」
こうして5人は01を倒す為、破壊されている街へと向かった…。
?「ウフフフフ…。あの子はどこまで私を好きにさせてくれるかしら…。」
それを監視するように見ている謎の人物…。
果たして彼女はブルー達の味方か!? それとも敵か!?




