Episode17 消去エリア→動き出す煉華の覚醒→暗躍
<バトルロワイヤル1日目 午後6時15分>
放送「消去するエリアは、……枯れ果てた森林エリアだ。」
ついに枯れ果てた森林エリアの消去が確定してしまった…。
その直後、そのエリアにいた者は出してくれと悲鳴を上げるが、それ
もダークは無視。
そのままエリアごと魂を刈り取られ、枯れ果てた森林エリアには死体
がいくつも転がっている。
放送「死亡確認者を発表する。…大久保直道、ヒカル、白黒、高浦幸助、
井手真、ホーリー、レイド。以上だ。」
今の悪魔のような出来事が7人もの命を奪い去った…。
あまりにも悲惨だった。
無差別に命を刈り取るダーク。彼はどこまで人の死を求めるのか!?
ダーク「あ~…、これだよ、これ!! 人が無様に死んでいくこのシーン。
超最高だよ!! 最高すぎて大爆笑だ…。アハハハハハ!!!」
こんなに凶暴凶悪なダークを止められる者はいるのだろうか…!?
<バトルロワイヤル1日目 午後6時20分>
煉華「そんな…。大勢の命が次々と…。…絶対許せない!!」
狼男「ダークの奴め…、恐ろしい奴だ。」
竜士「一刻も早く賢者を全員助け出そう!!」
狼男の城にいた煉華達はダークの怒りを露にしている…。
一刻も早く賢者を助け出さなければ!!
誰もがそう思った…。
?「その必要はありませんよ。何故なら、貴方達は今ここで消える
のですから…。」
狼男「貴様…、Vか!? 何故ここに!?」
V「フフフフフ…、今から貴方達の処刑を始めます。…セイントレイン!!」
静かに言葉を喋ると不意打ちのごとく光の雨を降らせた。
雨は無数に広がり、かわしきれない。
煉華「レイ!!」
しかし、煉華も無数の光を放ち、全ての光線を撃ち落とした。
続いて竜士とアクアが攻撃。Vの懐へ突きこむ。
竜士「グングニル!!」
アクア「プラズマアロー!!」
V「その程度か…、…サン・ギャラクシー!!」
しかし、3人の攻撃もVの予想通り…。
太陽と銀河の光線を放ち、アクアと竜士、そして煉華をまとめて吹っ飛ばした…。
V「賢者の力といえど所詮はその程度。ダーク様には到底及ばぬ…。」
外へ飛ばされた3人は大ダメージを負い、動けない。
更にVが近づき、止めを刺そうとしている…。
V「終わりですね…。」
煉華「…まだ終わってません。」
V「ほぉ…、まだ立ち上がりますか。」
煉華「ボクは元々皆と脱出しようと決めていました…。でも7人もの命が奪われた…。
ボクはこれ以上、命を奪われる人を出したくはない!!
ボクが守ってみせる!!」
アクア「煉華…。」
一方、狼男の城の方では…、
狼男「あぁーあ、派手に俺の城を壊しやがって…。」
?「狼男、無事だったか!?」
狼男「お前…、ゴウか!?」
ゴウ「そうだ、葉月に封印されていたがお前のお蔭で封印が解けた。」
葉月に封印されていた3人目の賢者ゴウが狼男の城へやってきた。
狼男「封印が解けたなら早く誰に憑依してもらえ。」
ゴウ「分かった。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーーー!!!!!
ゴウ「な、何だ!? 地震か!?」
狼男「いや、あれは…。」
<バトルロワイヤル1日目 午後6時32分>
煉華「うぉーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
竜士「煉華、どうしたんだ?」
狼男「やはりな…。煉華は覚醒している。」
ゴウ「あれは…、覚醒の力。」
狼男「覚醒の力…。まさか俺の城に眠っていたとは…。」
ゴウ「覚醒の力、動き出す…。」
狼男「覚醒の力は煉華の感情に反応している。」
光が消えるとそこには容姿の変わった煉華がいた…。
V「あ、貴方は一体…。」
煉華「ホーリーランス!!」
予想外の出来事にVは戸惑うが、煉華はすぐさま上空へ舞い上がり、光の槍で
急降下し、一気に大ダメージを与える。
煉華「止めです!! …ディバインセイバー!!」
Vは逃げようとしたが、その行為は無意味だった。
上空から神聖なる裁きの雷が辺りに降り注ぎ、Vは雷に当たった。
V「グッ…、まさかこんな奴に負けるとは…。」
Vはまもなく息を引き取った…。すなわち死亡が確認された。
そして4人目の賢者の封印が解かれた。
1時間後には恐らく賢者の意思で狼男の城で復活するだろう。
<バトルロワイヤル1日目 午後6時38分>
ブルー「一刻も早く方法を見つけなければ…。」
煌「あ、あれは一体…。」
疾風「どうしました?煌さん。」
煌「さっき、妙な色をした隕石が落ちてきただ。」
DOS「妙な隕石?」
ブルー「だが、今動くのは余りにも危険だ。明日そこへ向かうぞ。」
ハイソブ「今日の夕食はカレーか…。ウマそうだな。」
ブルー「じゃ食え。」
ブルーの作ったカレー。それを皆が食べると…、
ブルー以外「ウ、ウマすぎる~!!」
そして「おかわり」の声が次々と響き、そしてあっという間に全部無くなった。
ブルー「明日は早いぞ。もう寝ろ。」
疾風「え!? まだ7時を過ぎたところですよ!!」
ブルー「明日は4時半に起床、そしてすぐ朝食を終え、煌の言っていた隕石の場所
へ向かう。という訳で今日はもう寝ろ。」
ブルーはすぐさまテントへ入り、就寝の準備をした。
ブルー「明日、朝食を終えても起きてない奴は置いていくからな。」
ブルー以外「えーーーーー!!!??」
DOS「アイツ…、偉そうにしすぎだろ!!」
<バトルロワイヤル1日目 午後7時5分>
アリゲーター「見つけたものは殺す。見つけた者は殺す。」
コペル「…。」
今も尚、アリゲーターの異様な様子は変わらない…。
そこに…、
ダーク「まだ見つからないのかい?」
アリゲーター「…ダーク様。」
ダーク「ボクの為に人を殺して殺して殺しまくってよ?」
アリゲーター「承知いたしました。」
アリゲーターの様子が明らかにおかしい。
そしてダークは姿を消し、アリゲーターも人を殺す為、歩き出す…。
コペル「先程の人は一体…。」
様子のおかしいアリゲーターは何故、ダークに忠実な僕へ化したのか!?
現在集っている賢者は合計4人。この調子で10人集わせることはできるのか!?




