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Episode15 攻略葉月→不意打ちのオメガ→2人絶体絶命

<バトルロワイヤル1日目 午後1時10分>

前回、葉月のブチ切れで苦戦気味なゼノン達。


葉月「おらぁ!! おらぁ!! どうしたどうした!?」

ゼノン「このままじゃ、銃に撃たれて終わりですね…。」

采「じゃ、どうするって言うの!?」


しかし、こうして無駄口を叩いている場合でもない。

建物の陰に隠れているが、目茶苦茶な撃ち方をされては全ての建物が破壊される。

破壊されるのも、もはや時間の問題となった。



<バトルロワイヤル1日目 午後1時12分>

煉華「な、何ですか!? あれ。」

アクア「ん? どこどこ?」


煉華は何らかの銃の乱れ撃ちをしているところを見た…。

撃っている人はと言うと…、


葉月「おらぁ!! おらぁ!! おらぁ!!」


葉月だ…。だが、煉華達は彼女が幹部の一人であることを知らない。

とにかく抑えようと煉華とアクア、竜士が飛び出した。


煉華「ちょっと、貴方やめてください!!」

葉月「邪魔だ!! 退け退けーー!!」


しかし、煉華は葉月に振り下ろされ、今度はアクアと竜士が止める。


アクア「ちょっと、何やってんの!?」

竜士「銃乱射するの止めろ!!」


葉月「邪魔だーー!!」


しかし、これもあっさり撃沈…。

飛びかかった2人を撃ったのだ。


竜士「ゴボァ!!」

アクア「てめ…ぇ…。」


しばらく動けない状態の2人。残ったのは煉華のみである…。


葉月「フン、邪魔しやがって…。」


狼男(葉月…、奴は幹部の一人だ。)

煉華「という事は…、」

狼男(このままだと3人とも終わりだ。)


幹部はとにかく強すぎて並の戦闘能力の持ち主では到底敵う相手ではない。

この状況で頼れるのはもう賢者の力しかない。

そう考えた煉華は再び…、


煉華「狼男さん!! 力を貸してください!!」

狼男(フン…、いいだろう。)


すると竜士と戦った時と同じように髪の眼の色が青に変化し、髪型も狼になった。


煉華「ウゥ…、ウォワーーーーー!!!!」

葉月「まだ残ってやがったのか!? ならば死ねーーーーー!!!!」


葉月は持っている銃全てを使い、煉華を攻撃した。だが…、


葉月「な、何ッ!?」


何と乱れる弾の中、煉華は全て避けきった…。


葉月「こうなれば逃げてやる…。」


葉月はそのまま逃走したが、そう上手くは行かない。


煉華「ガルルルル…。」


物凄い速さで葉月を追いかけ、あっという間に葉月の前に立った。

その速さは100mを1秒で走りきるほどだ…。


煉華「ハァ……。」


すぐさま、煉華は魔力の全てをロウオヤイバーにため込み、低く身構

えて走り出し、そのまま大ジャンプ。


煉華「フルパワー・フィニッシュ!!」


急降下する勢いで葉月を真っ二つに切り裂いた…。


葉月「そんな…、私が負けるとは…。」


そして葉月の死亡が確認された…。

そして猛毒状態となっている2人は葉月の死亡で猛毒が回復した。



<バトルロワイヤル1日目 午後1時20分>

疾風「ん!? 急に猛毒みたいな苦しみが無くなった。」

DOS「俺もだ、だけど何故なんだ?」


2人は葉月の死亡した影響で猛毒が回復したことを知らない。

そして方法を探す為、煌とブルーと共にエリアを周る。


ブルー「ん? 誰かの気配を感じる…。」


ブルーは誰かの気配を感じ、警戒体勢をとる…。


オメガ「ちょ、バトルロワイヤルって言っても何すればいいんだ?」


オメガがいた…。発見したブルーは声をかけると…、


ブルー「おい、お前そこで何してるんだ?」

オメガ「おわぁ!! びっくりさせんなよ!!」

ブルー「知るか、そんなこと。」


オメガという人物に会い、何かこの星から脱出する方法を聞く。


煌「このままじゃ殺し合いで死ぬ人が出るかもしれない…。」

オメガ「殺し合い…、そうか!! 殺し合いをすればいいのか!?」

ブルー「何!?」

オメガ「全員まとめてくたばれー!! デスパンチ!!」


突然、オメガが不意打ちともいえる攻撃を仕掛けてきた…。

この攻撃で全員ダメージを受ける。


DOS「コイツ…、殺し合いに乗っていたのか…。」

ブルー「どうも大当たりみたいだな。」

オメガ「ロケットランチャー!!」


話している内にオメガは次の攻撃に入る。

ロケットランチャーで辺りを目茶苦茶に攻撃した。

しかも、単に目茶苦茶でなく、至る所を撃ちまくる。

これでは撃たれるのも時間の問題と言っても過言ではない…。


ブルー「仕方無い、ここは一旦退却するぞ。」


ブルーはこの場を後して走り出す。

続いてDOS、疾風の音、煌もここから退却した。



<バトルロワイヤル1日目 午後1時32分>

saya「早く治らないかな…。」


sayaは未だに動かずに狂った猫の看病をしている。

しかし、その行為もこの世界では死を導く甘さだ。

早く動かなければイフリートに見つかり、即座に殺される。

そのことをsaya自身も分かっていたが、やはり人を見捨てることはできない。

その心がとてつもなく強く、狂った猫の回復を待っている…。


イフリート「どこだ? 処刑を邪魔した女は…。」


気が付けばイフリートがすぐそこまで迫っていた…。

炎も水の魔法を蒸発させ、メラメラ燃え滾っている。

このままではイフリートに見つかり、殺されるのも時間の問題だ…。


『お願い!! このまま通り過ぎて!!』

sayaもこの気持ちでいっぱいで体が硬直している感じだ…。

しかし…、


イフリート「見つけたぞ…。」


イフリートに見つかってしまった…。


saya「狂った猫さんは殺させない!! アクア・シュート!!」


sayaはあの時と同じように水の魔法を唱え、イフリートに攻撃したが…、」


イフリート「同じ手が二度通用すると思ったか? ゴラァ!!」


しかし、水の球を簡単に蒸発させてしまった…。

確かに炎は水によって消されるが、その逆の場合もある。

炎は熱すぎると水を蒸発させてしまう。


イフリート「終わりだ…、ヘル・バァーストォーーーー!!!!」


今度はイフリートの攻撃。

地獄の炎が放たれ、全てを焼き尽くす。

sayaは狂った猫を連れて逃げ出すが、遅すぎた…。

炎は2人を飲み込み、そのまま焼き尽くされた…。

狂った猫でさえ、瀕死状態にしたこの炎を彼女が喰らえば、死は確定したも同然。

このままsaya達は炎の餌食となってしまうのか!?

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