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Episode14 2人目の参加者→瀕死→葉月の暴走

<バトルロワイヤル1日目 午後12時31分>

ゼノン「…分かりました。あなたの力を貸してください!!」

アース「ゼノンさん…。」

イヴ「どうやら決まったみたいね。それじゃ力を与えるわ。」


するとイヴは杖を手に持ち、ゼノンに何らかの呪文をかけた…。


イヴ「これでOKよ。私の力を必要とする心が高まったときに力は反応するか

   らね。」

ゼノン「ありがとうございます!! それじゃ、早速賢者を救い出しましょう!!」

2人「おーー!!」


こうしてゼノンも賢者の力を手に入れ、他の賢者の救出へ向かう。



<バトルロワイヤル1日目 午後12時37分>

狂った猫「早く主催者を倒さなければ…。」


狂った猫はエリアの至る所を周ろうとしている。

…強い者を集めて主催者を倒す為。その途中…、


?「テメェ、殺されてぇのか?」

狂った猫「貴方、頭おかしいんじゃないですか? 自己紹介も無しで。」


突然、狂った猫の前に現れた人物…。

だが、異様なことに体に燃え滾る炎を纏っている。


イフリート「俺はイフリート・ヴァルバーンだ。」

狂った猫「私は狂った猫という者です。」


お互い初対面なので自己紹介をした。

そして自己紹介が終わり…、


イフリート「いきなりだが王の命だ、…テメェを処刑する。」


自己紹介が終わって3秒も経たぬ内にイフリートは攻撃を仕掛けた。

対する狂った猫も攻撃を避け、反撃のチャンスを伺う…。


狂った猫「まさか、殺し合いに乗っていたとは…。」

イフリート「俺はダークネス・ドリームの幹部の一人だ。テメェ等を殺しに

      行くのは当然だろ?」

狂った猫「合焼『ラーの歌声』。」


狂った猫はイフリートが話している瞬間をチャンスだと判断し、灼熱の炎を放つ。

その炎はかなりの広範囲に及び、無傷でいられるのは難しい。


イフリート「…そんな炎で俺を倒せると思ってんのか?」


しかし、炎を纏っているイフリートには避けずとも全くダメージを受けていない。

彼自身が炎を纏っているため、…返って逆効果だった。


イフリート「…ヘル・バァーストォーーー!!!」


イフリートは怯むことなく技を発動。放たれる地獄の炎が辺りを全て焼き尽くす…。


狂った猫「グォワーーーーー!!!」


大ダメージを受け、動けなくなり、挙句は大火傷をした狂った猫。

狂った猫はギリギリで避けられたため、まだ生きてはいるが、こんな技をまともに

喰らえば今度こそ命は無い…。


イフリート「止めだ…、死ね。」


イフリートが瀕死状態の狂った猫に近づき、炎で焼き尽くそうとした…。

奇跡でも起きなければ、狂った猫の最期だ…!!



<バトルロワイヤル1日目 午後12時47分>

煉華「一体賢者さんはどこに捕えられてるんでしょう…。」

アクア「大丈夫!! きっと見つかるよ!!」

竜士「さっきから言っている『賢者』って一体何?」


賢者を救うべく、エリアを捜索しているアクアと煉華。

一緒に付いてきている竜士には彼女達の言っていることが全く分からない。


煉華「あ、すいません!! 竜士さんにはまだ説明していませんでしたね…。」


煉華は立ち止まり、竜士に賢者について説明する。

そして5分間説明が続き…、


竜士「へぇ…、賢者が10人集まればこの星から脱出できるのか…。」

煉華「だから賢者を救う為、幹部を探しているんです。」

竜士「…よし!! 俺も手伝おう!!」

煉華「本当ですか!? あっ、ありがとうございます!!」


こうして竜士も賢者の存在を知り、煉華達と行動をとることにした。



<バトルロワイヤル1日目 午後12時54分>

saya「あれっ? さっきまで采と一緒だったのに~…。」


どうやらsayaも煌同様、後から時空間ゲートへ突入したらしい…。

采を探している途中…、sayaが見た光景は…、


イフリート「止めだ、くたばれー!!」

狂った猫「…グッ…。」


イフリートが狂った猫を殺そうとしていた所だった…。


saya「どうしよう…、こうなったら、」


sayaは見捨てることができず、イフリートに攻撃をする…。


saya「アクア・シュート!!」

イフリート「な、何ッ!? ゴワーーー!!!!」


炎を纏っている相手には水が弱点。

彼女はそう考え、イフリートの身動きを取れなくする。

その隙に狂った猫を救い、そのままその場を後にするsaya。


イフリート「クソッ!! あの女め、邪魔しやがってーー!!」



<バトルロワイヤル1日目 午後1時3分>

随分遠くまで走り、休憩するsaya。狂った猫も無事みたいだ…。


saya「だ、大丈夫ですか?」

狂った猫「大丈夫です。…グッ。」

saya「まだ動かないでください!! 相当酷い火傷みたいなので…。」


狂った猫の手当てをしているsaya。

だが、いつまでも移動しない訳にはいかない…。幹部に見つかれば即座に殺される。


狂った猫「ところで…、貴方、名前は何と言うのでしょうか?」

saya「私はsayaって言います。」

狂った猫「私は…、狂った猫…という者…です。」


狂った猫とsaya、お互い自己紹介をしたが、狂った猫は火傷が相当酷く、

まともに言葉を続けて言う事が出来ない状態だ。



<バトルロワイヤル1日目 午後1時7分>

ゼノン「早く賢者を探さないとまた犠牲者が出るかもしれませんね…。」

采「そういえばsayaって今どこにいるんだろう…。一応待ち合わせの約束

  したのに。」


一刻も早く賢者を全て助け出すべく、捜索しているゼノン。

そして采の方もsayaのことでちょっと心配している…。

するとそこに…、


葉月「見つけました、これより処刑を始めます…。」

ゼノン「で、出たな!! 幹部の一人!!」


葉月がゼノン達を見つけ、殺そうとしている…。対するゼノン達も戦闘体

勢に入る。


ゼノン「マグマインパクト!!」

アース「アクア・ウォーター!!」

采「とりゃーー!!」


ゼノンとアースは遠距離攻撃で確実にダメージを与え、その直後、采が葉月に

連続を斬りかかる。


葉月「…グッ!! …てめぇ、蜂の巣にされてぇのか!? こらぁ!!」


3人の攻撃を受けると突然、葉月の様子が変わった。

静かで丁寧語で話していたのに対し、今はブチ切れ状態で口調もほとんど乱暴

になっている。


ゼノン「い、いきなり雰囲気とか変わってるし!!」

アース「でも何かヤバそうです…。」


そんなアースの嫌な予感も見事に大当たり。

次の瞬間、葉月は銃をめちゃくちゃに乱射しまくった…。


ゼノン「もう手に負えないですよ、これ。」


葉月の突然のブチ切れにゼノン達は苦戦気味。

果たして3人はこの状況をどう攻略するのか!?

葉月さん、すいませんでした!!

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