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Episode13 この星の力→ブルー再び→2人目の賢者

<バトルロワイヤル1日目 午後12時2分>

竜士「俺は…、一体何をしてたんだ?」

煉華「え!? 覚えてないんですか!?」


前回、狼男と化した煉華の活躍により、竜士を正気に戻すことに成功した。

現在、竜士本人に何か分かることを聞いている様子だ。


竜士「確か…、バトルロワイヤル開催直後、誰かに会って…、それで会った奴に

   倒されてから…、ここから先は覚えていない。」

煉華「そうですか…。」

狼男(やはり意思を抜き取られていたか…。)

煉華「え?『抜き取られた』ってどういうことですか!?催眠で操るんじゃ…。」

狼男(いや、違うな。言葉の発しかたや感じるオーラで催眠と誤解する奴も少な

   くはない。普通、催眠はある程度解くのは簡単だ。だが…、)

煉華「だが…?」

狼男(もし、操った方法が催眠ではなく、魂を抜き取ったとすればどうだろう…。

   無論、魂を抜くことなど普通は無理だ。たとえ、アイツ等でもな…。

   だが、ここは絶望しかなく、次元の狭間で誕生した星だ。絶望させようとする

   者には星自体がとことん味方になる。バトルロワイヤルなんてものを開催した

   のもお前等を絶望させる為だ。

   ダークネス・ドリームが魂を抜き取るなどというとんでもない技を身に付けた

   のもこの星の影響だ。)

煉華「じゃ、この星は悪の心の持ち主が圧倒的に有利な場所ってことですか!?」

狼男(いや、絶望させる者であれば正義・悪は問わない。殺し合いに乗ってる奴

   はかなりの高確率で星の力に影響され、自我を保てなくなるだろう。)

煉華「あのー…、長くてよく分かりません。」

狼男(…簡単に言えば『この星は絶望させようとしている者全てに味方する』

   って訳だ。)

煉華「それじゃ、ルールに幹部がエリアを捜索するってことも…。」

狼男(あぁ、参加者の魂を抜き取り、僕にするためだ。)


アクア「ねぇ、さっきから何言ってるの!?」


アクアからの視点では煉華は独り言をブツブツ喋っているように見える。

アクアは煉華に問いかけたが、狼男の言っていることが長すぎて煉華は全く聞こえない。


煉華「急いで賢者さんを全て救出し、皆と一緒にこの星から脱出しましょう!!」

狼男(当然だ、そうでないと俺の実体も保てないままとなる…。)

煉華「アクアさん!! 行きましょう!!!」

アクア「え!? ちょっと、どこ行くの!?」

煉華「賢者さんを探し出すに決まってます!!」


煉華は突然、アクアを連れて走り出した。

…幹部達を倒し、賢者を全て救いだし、この星から脱出するために。


竜士「ちょ、俺はどうすればいいんだー!?」

煉華「貴方も一緒に来てください!!」

竜士「ハイハイ…。」



<バトルロワイヤル1日目 午後12時15分>

疾風「自分から突入した!? 何故に!!?」

煌「何か変なドームみたいなものがあったんだ。気になるから自分から突入

  したわけ。」

DOS「呆れた奴だ…。気まぐれだな、お前。」


疾風の音とDOSは『仲間になる』と言った煌から何故、ここに来たのかを聞いた。

何故なら、疾風の音とDOSは煌の存在を知らないからだ。


?「とにかく今はこの状況をどうにかしなければならないようだな。」

DOS「お前は…、ブルー!!」


突然、後ろから現れたブルー…。

今まで存在が確認されなかったブルーだが、生きていたみたいだ。


ブルー「お前等だけではどうにもならない。俺が力を貸してやる。」

DOS「お前…、どこまで俺達を見下せば気が済むんだ!?」

ブルー「さっさと方法を見つけるぞ。」


DOSはブルーの口調に思わずイラッときたみたいだ…。

しかし、それをブルーは無視。皆を連れて方法を探し始めた…。


疾風(ブルーから何か感じる…。何か冷たいオーラを。)


疾風の音はブルーから何かのオーラを感じたみたいだが、はっきりとは分からない。



<バトルロワイヤル1日目 午後12時21分>

アース「どうすればいいんでしょう…。バトルロワイヤルで命を落とす者がいるか

    もしれないのに…。」

采「うん、マジで早く帰りたい…。」

ゼノン「僕達でその方法を見つけないとマズイですね…。」


バトルロワイヤルだと聞いて帰りたがっているアースと采。

ゼノンもその方法を探しているところだ…。


?「じゃ、私がその方法を教えてあげる。」


ゼノン「えっ!? どういうことですか? それに貴方は一体…、」


突然、現れた謎の女性。

外見は中学生女子くらいの感じで髪型はポニーテール、眼と髪の色は緑だ。

だが、狼男と同じように姿が透けて見える。


?「私はイヴ、この世界に存在する賢者の一人よ。」


ゼノン「賢者って…、どういうことですか!?」

イヴ「詳しいことは私の館で話すわ。この星から脱出する方法を知りたかったら

   付いてきて。」

ゼノン「わ、分かりました。」

アース「ちょっと、私も!!」

采「私はどっちでもいいよ。」

ゼノン「じゃ、采さんも付いてきてください!!」



<バトルロワイヤル1日目 午後12時31分>

ゼノン「ここがイヴさんの館…。」

アース「とても広いです…。」

イヴ「じゃ、説明するわね。」


ゼノン達はイヴの館へ入り、イヴは3人に星を脱出する方法を説明する。


イヴ「私達賢者は10人いるわ。でも、ダークネス・ドリームによって賢者たちは

   それぞれ邪悪な石に封印されたの。」

ゼノン「そのダークネス・ドリームって…まさか!?」

イヴ「そう…、貴方達をバトルロワイヤルに参加された奴らよ。奴らは人々を絶

   望させ、更なる力を手に入れようとしている…。」


その後、イヴは狼男と同じような説明をして…、


ゼノン「この星を脱出するには貴方達賢者が10人揃わないといけないってことで

    すね。それを幹部達が管理している…。」

イヴ「そう…、しかも幹部達はあまりにも強すぎる…。その力に対抗するには私

   達賢者の力が必要なの。どうするかは貴方達次第よ。」


煉華とアクアに続いてアース、ゼノン、采もこの星から脱出する方法を知った…。

果たして彼らの決断は…!?

2人目の賢者イヴは言うまでもありませんがアルフェッカさん

のオリキャラではありません。

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