Episode11 ルールは変わる→鬼神モード→死亡→狼男
皆さん、大変お待たせしました!!
<バトルロワイヤル1日目 午前10時45分>
狂った猫「貴方…、Vですか!?」
V「今から貴方を殺します。」
突然、Vが現れ、狂った猫を殺そうとする…。
狂った猫「貴方達がエリアに来るのは10日に一回のはずじゃないのですか!?
なのに何故、今来ているんですか!?」
V「何故って…、簡単な話ですよ?
…ルールを変えただけです。」
狂った猫「な、何っ!?」
V「ルールが書いてある看板はこまめに見ておくことですね。では、処刑を始めます。
…セイントインパクト!!」
狂った猫「ライト二ングシャワー!!」
いきなりVはセイントインパクトを放ち、不意を突こうとした。
しかし、狂った猫も攻撃に素早く気づき、光線を避け、無数の雷の雨を連続で落とした。
V「グッ…、少しはやるみたいですね…。では、今日はこの辺にしておきましょう。」
狂った猫「…待ちなさい!! 逃げるつもりですか!?」
V「あのお方の意思ですよ、では。」
すると砂煙が発生した。
狂った猫は何も見えず、煙が治まった頃にはそこにVの姿は無かった…。
<バトルロワイヤル1日目 午前10時54分>
煉華「どうしたらこのバトルロワイヤルを止められるんだろう…。」
エメラルディ「うん…、せめて方法があれば…。」
?「だったら付いてきな。」
突然、声がした。
2人が振り返るとそこにはまるで魂だけのような男がいた。
男が透けて見える…。
透けて見えるが、服は着ている。
外見は西洋の執事みたいな服で髪型は狼に似ており、年齢35歳のような顔つきだ。
?「この事態をどうにかする方法が1つだけある。知りたければ来い。」
煉華「わ、分かりました!! 行きます。」
エメラルディ「ちょ、ちょっとアタシも!!」
2人は謎の男に付いていった…。
そして歩いているうちに見えたものとは…、
エメラルディ「な、何これ…。」
?「俺の住んでいる城だ。外見は腐っているように見えるがな。」
2人の前に巨大な城が見えた…。
だが、その城は外見は腐っているように見え、黒い薔薇で覆われたものだ。
それに腐っているように見えるせいか、何百年も使っているような感じだった。
<バトルロワイヤル1日目 11時3分>
疾風「確か、バトルロワイヤルって言ってたな…。」
DOS「間違いない、ここにいる皆は殺し合ってるんだ。」
?「うぉりゃーーーー!!!」
疾風「…!! アサルトショット!!」
突然、何者かに攻撃されそうになった疾風の音は素早く、攻撃態勢に入った。
疾風「い、一体何者だ!?」
?「俺は煌だ。」
DOS「何故、攻撃してきた!?」
煌「お前たちが信用できるかどうか見極めさせてもらうよ!! どりゃ!!」
またもや、煌の攻撃。
体術を駆使し、疾風の音達に襲い掛かる。
DOS「アルティメットゴットブレイブ!!」
疾風「ダブル・ジャッジメントブラスト!!」
対する疾風の音たちはそれぞれの技で反撃。
疾風の音は2つの拳銃で攻撃し、DOSは究極の神の炎で焼き尽くす。
煌「こんなもの簡単に避けてやる!!」
しかし、体術に長けた煌には簡単に避けられる。
そして煌が2人に物凄い速さで近づき…、
煌「喰らえーーー!!」
何と…、2人の急所にパンチを連続で繰り出し、更には連続でキックまでもした!!
DOS「コ、コイツ…、よくもアレに攻撃を…。…許さーーん!!」
疾風「ヤ、ヤッベェ…。マジギレしてしまった…。」
DOSが怒りのあまり、叫ぶと光のオーラが現れ、彼の身にオーラが纏った…。
DOS「おい…、俺らを舐めると痛い目に合うぜ?」
するととんでもない速さで動きだし、一瞬で煌の後ろに入り、連続攻撃を浴びせた。
今までに見せたことのなかった破格外の強さだった…。
煌「グォワーーーーーー!!!…な、何て強さだ。」
DOS「これが俺に隠された特殊能力…、『鬼神モード』ってやつだ。」
疾風「久々に鬼神モードのDOSを見たけど、やっぱ凄い…。」
煌「グッ…、凄い。彼らなら信用できそうだ。」
<バトルロワイヤル1日目 午前11時16分>
アリゲーター「何としてでも生き残り、5つの星へ帰ってみせる…!!」
帰りたいという気持ちが次第に大きくなっているアリゲーター…。
アリゲーターの近くにいたのは…、
アクア「…。」
アクアだ…。彼女は他の者に見つからないよう、無言でいる。
しかし、アリゲーターは気づいていた…。
アリゲーター「…やむを得ん、殺す。」
するとアリゲーターはすぐさまアクアを殺しに攻撃する。
そう、彼は自分の部下を殺そうとしていたのだ…。
アクア「…!! アクアクリスタル!!」
アクアも何者かと思い、すぐさま反撃をした。
アクア「た、隊長!?」
アリゲーター「すまん…、俺はあの星に帰る為…、お前を殺す!!」
アクア「!? 隊長…、そんな…。」
自分の隊長が殺しに来る…。
そう考えただけでもアクアは絶望してしまう…。
そして…、
アリゲーター「お、俺は…、アクアを…、殺したのか?」
そしてアクアは死亡が確認された…。
絶望した彼女はもはや戦える状態でもなく、殺されてしまった…。
アリゲーター「お、俺は、全員殺してやる…!!」
そしてアクアを殺したアリゲーターはもはや部下たちが知っているアリゲーターでは
なくなってしまった…。
<バトルロワイヤル1日目 午前11時20分>
エメラルディ「凄い…、イメージと全く違う。」
煉華「本当だ…。」
2人は謎の男の城の中へ入り、予想外の造りに驚いている。
城の中はほとんど傷が無く、西洋な感じを思い起こさせる通路が続いている…。
そしてホールに出ると…、
エメラルディ「な、何!? 凄く広いんだけど!!」
?「騒ぐな。」
ホールはとてつもなく広く、学校にある体育館の4倍の広さはある。
とても広いのに、あるのは大きなシャンデリアのみ。黒い壁と天井で覆われている。
?「自己紹介に入る…。まずはお前たちの名前を聞こう。」
煉華「ボクは宮薙煉華です!!」
エメラルディ「アタシはアクア・エメラルディ。アクアって呼んで!!」
?「俺はこの城の主…、狼男だ。では本題に入るとするか…。」
狼男という男…。一体彼は何者なのか!?
バトルロワイヤルを止める方法とは…、一体何なのか!?




