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ネガティブにイきましょう  作者: ヨエ団
2‐2章 ネガティブに対抗
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9‐7作戦その1、清掃


 『生徒会長を見返そう』作戦・その1。



 俺たちは今、中庭にいる。



 というのも、別に寝っ転がって昼飯を食べる、というわけではなく、ゴミなどで荒れ果てた(言いすぎている気がするが)中庭を清掃するというボランティア活動に励むためである。



 要は、ボランティア活動を行ってネガティ部の存在意義を知らしめようという魂胆だ。



 中庭は放課後ともあって人であふれていたので、それらを避けながら業務に勤しまなければいけないのだが……。



 ドンッ。



「痛いわね!! 何当たってんのよ!!」



 ドンッ。



「ス、スイマセン。ちょっと、避けて下さいネー」



 ドンッ。



「……………………(困惑)」



 …………うん、どんくさ過ぎるよね、みんな。



 もはや、どう考えても当たらないはずの人たちにわざと当たりに行っていると言わざるを得ないような身動きだ。感服する。



 いや、しちゃダメだろ!!



「おいっ、お前らなぁ避けられないんだったらすみっこに行くとかなあ……」



 ドンッ。



「スイマセン!!」



 人のことを言えなかった。

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