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ネガティブにイきましょう  作者: ヨエ団
2‐2章 ネガティブに対抗
96/158

9‐6と言うとでも思ったか!!


「なぁ、もう諦めないか?」



「何、言ってるのかしら? なんで生徒会長が幼馴染みというだけで諦めなければいけないの?」



「だって……、色々弱みを握られてたりするんだろ?」



「……………………」



 小向化をしたってことは、図星ってことですね、分かります。



「じゃあ止めとこうぜ、下手に尖がって部活自体が潰されたりしたら元も子もないだろ?」



「それは、いやよ」



「なんでだよ、別にやることも無いだろうに。屋台とか回って楽しんだら――――」



「そんなの、嫌って言ってるでしょ!!」



 …………こんなに頑なに拒んでいる笹ヶ峰は初めて見た。



 なにか思い入れでもあるのだろうか?



「あくまで、主催者側に立つ。立ってアイツを見返してやるのよ!!」



「んと……つまり生徒会長をギャフンと言わせたいってことで良いんだよな」



「そう。絶対に目に物を見せてやりたいの」



 そういう笹ヶ峰の目には情熱の炎が赤く燃え上がっていた。



 …………やれやれ、仕方ないな。



「分かったよ、そこまで言うのだったら手伝ってやる。露木も小向も良いよな」



「当たり前ネー」



「……………………(肯定)」



 そうして、俺たちの悪足掻きという名の戦争が切って落とされた。

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