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9‐1ネガティ部が生徒会長相手に言い返せるわけがない
「あり得ないわ!! 何なのよあの雌豚!!」
「まあまあ、落ちつけって」
「これが落ち着いていられますかいな!!」
「言葉も変になった!?」
さてさて、始まってすぐ笹ヶ峰がキレているわけだが、それにはちょっとした理由がある。
前述の通り、俺たちネガティ部は学園祭に参加することにしたのだが。
そこで問題が発生した。
何と生徒会長の鶴の一声でネガティ部の参加が取り消しとなったのだ。
なんでも、存在理由の分からない部活が公衆の面前にさらされたら、学校の信頼に関わるだとか。
……全くもって正論である。