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ネガティブにイきましょう  作者: ヨエ団
2‐1章 ネガティブに準備
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8‐3モンスターがあらわれた!

「にしてもアイツら遅いな、まだ終わらないのか?」



「女の子には色々あるのよ」



「そんなもんかなぁ」



 すると、やっと部室から露木と小向が出て来た。



「お待たセー」



「……………………(?)」



「遅かったなぁ……って、ええええええぇぇぇぇぇぇ!?」



 あまりのことに驚きを隠せず、絶叫してしまった。



 俺が何故驚いたかと言うと。














 露木、小向が共に体全身を包帯でぐるぐる巻き―――つまりはミイラになっていたからだ。



「ど、どうしたらそんな格好に行き着くんだ!? どこぞの宗教にでもハマったのか!?」



「肌を空気に触れさせないようにする為ヨー。そうする事によって『空気に触れたら死んじゃうかもしれない』と思ってる事をアピールしテ、ネガティブさを強調しているノー」



「……………………(?)」



「意味が分からない!! というか小向が何か示してるのは分かるが、何が言いたいのかが包帯越しじゃ全く分からねぇ!!」



「みんなミイラになれば世の中は平和なのヨー。お前もミイラにしてやろうカー」



 と言って、いつの間にか手に持っていた包帯を構える露木。



「って脈絡無さ過ぎるだろ!! なんで俺がミイラにならないといけないんだ!! 俺にするくらいだったら笹ヶ峰にしろ!!」



 と言って隣を見ると。



 笹ヶ峰が気絶していた。



 え? 今のでビックリして気絶したのか?



 男前って言ってやった直後だと言うのに……これは今後認識を改めないといけないな。



「というわけで、マサルをミイラにする事がケッテー!! ほら、サヨも手伝って!!」



「……………………(?)」



「おい、正気か!? 今ならまだ遅くないんだぞ!! 一線を越えるな!! 止めろ!! 止めてくれよおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



 俺が何故こんな悲惨な目に合っていると言うと。



 それは1日前に遡る。

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