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8‐1ヒト1人に出来る事なんてちっぽけな物
場所はネガティ部部室前。
中ではとある準備が進められているため、男である俺は室外でぼーーーっとしていた。
にしても、春だというのに暑いなあ。
地球温暖化の影響か?
あっ、でも地球温暖化って嘘だって噂もあるしな。
二酸化炭素とか関係なく、何らかの周期によって上がったり下がったりするだとか。
まぁ、俺には理解できないものであるので、二酸化炭素を極力出さないようにするのが、今出来る最高の対策だろう。
と、すると。
息を止めてみよう。
「…………………………………………………………………………………………………………………」
おっ、案外やれば出来るじゃないか、俺。
「……………………………………………………………………………………ん、っーーーーーーー!!」
いや無理無理無理無理!!
「ねえ、さっきから何をしてるの?」
同じく出てきていた、笹ヶ峰が怪訝そうに問うてきた。
「ちょっと、地球に貢献をな」
「?」