79/158
7‐13ん?
俺が決意した、次の日。
登校した時、異変が起こった。
靴箱に何やら封筒のようなモノが入っていたのだ。
可愛くハートマークのシールで封をされていたその封筒には、これまた可愛い便箋が入っていて。
それには、やっぱり可愛い文字でこう書かれていたのだ。
『話があります。放課後、屋上に来て下さい』
意味が分からない。
普通に考えたら告白なのだろうが、俺が誰かに惚れられて、告白されるなんてことはまずあり得ない。
こんなダメな男、誰が好きになるんだよ。
と、すると。
これは屋上に呼びだして、タイマンを申し込んで来るとか、そういう類いのものであろう。
この可愛い外見はフェイクだ。
これで安心させて、それを叩く。
なんて、セコイ奴らなんだ。
そんな奴ら、俺が蹴散らしてやるよ!!
そして、俺は集められるだけ武器を集めた。