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7‐3ハバリガニ(ご機嫌いかが?)
しばらくすると、笹ヶ峰が入ってきた。
「ジャンボー」
「何語のあいさつだ」
「スワヒリ語よ」
「知らねえよ」
「それぐらい知っときなさいよ、アフリカに誘拐された時挨拶も出来ないとなると猿だと思われて食べられちゃうわよ」
「そんなことは起きない」
「じゃあ小夜にでも頼むわ、いける?」
「……………………(可能)」
サヨ:その時を待っていたわ!!
「待ってない!!」
「え? 面白そうなのに」
「……………………(嘲笑)」
サヨ:今度使用人にでも頼んでやってもらおうかしら
「って、本当に出来そうだからやめい!!」