6‐3空は何故青いのか?
一段落着いて、話す事も無くなったので、俺はパソコンをいじくる事にした。
パソコンの軌道音だけが周りを包む。
でも、今は気まずいとは思わない。
むしろ心地いい。
なので俺はこの時間が好きとなっていた。
露木や笹ヶ峰が来たら騒がしくなるだろうが、それもまた一興。
つまり、ネガティ部に来るのが楽し……いやいや、なんでそうなる。
いろいろあったせいで忘れていたけど、俺はハーレム王を目指してたんだった。
やべぇ、ぬるま湯に浸かりすぎた。
ハーレム王になるにはどうすればいいのか考えねば。
う~ん。
え~と、え~と、うん?
う~~ん。
「……………………(呼)」
サヨ:ねぇねぇ
「なんだ?」
こっちはイロイロ考えてる最中なんだよ、早くしてくれ。
「……………………(疑問)」
サヨ:なんで空は青いのかしら
「ググれks」
え~と、う~ん、う~ん、う~~ん。
「……………………(怒)」
サヨ:ななな、なんて事言うのよ!!
サヨ:悩んでるっぽかったから気を紛らわせようとしただけなのに!!
「あぁ、そうかスマン。変な気を使わせちまったな、ありがとう。もう心配はいらないから」
「……………………(安心)」
サヨ:良かった…
サヨ:んで空はなんで青いの?
「素で知らんのかい!!」
光には虹の七色の色が含まれています。
普通、色が発生するということは、対象物の中にある色素が光に反発して、その色の光を反射します。
ところが、大気圏はプリズムのような働きをして、その光に制限を加えます。
このとき、一番残ってしまいやすい色が水色なので、空は青く見えるんです。
とググったら書いてあったが、真偽はわからないです。