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3‐1カツ丼と警察
雑談パートの始まりです。
「警察っていったらカツ丼じゃない?」
「よし、警察とカツ丼双方に謝れ」
「でも尋問してる時にカツ丼っていうのは定番ヨー」
「そうなのよ、でも私はそこに疑問を呈したいの」
「勝手に呈しといてくれ」
俺を巻き込むな、面倒くさい。
「まぁまぁそう言わず二」
「…聞くだけですよ」
「良く言った!なら言うわよ…。
何故カツ丼?」
「お休みなさい」
「寝んな!」
【ゴスッ】
俺の鳩尾に躊躇なく拳を入れる笹ヶ峰。
「理不尽だ…」
「寝るからでしょ」
「それはそうと、カツ丼に疑問を示してる理由はナニヨー?」
「それはね、カツ丼は『勝つ』丼でしょ。犯人が食べたら犯人が勝っちゃうじゃないの」
「屁理屈だ…」
「だから私は新しい方法を示すわ!
それは、警察官が犯人の前でカツ丼を食べる、よ!」
「犯人が自供する前に餓死するがな」